第34回午後第74問の類似問題

第40回午後:第98問

うつ病に関連がないのはどれか。  

1: 何をするのもおっくうになる。

2: 記憶力が悪くなったと感じる。

3: 些細なことの決断に時間がかかる。

4: 理由もなく周囲が不気味に感じる。

5: 自分の過ちでみんなに迷惑をかけたと思い込む。

第53回午後:第97問

驚きなどの情動によって脱力発作が誘発されるのはどれか。  

1: 睡眠時驚愕症

2: ナルコレプシー

3: むずむず脚症候群

4: レム睡眠行動障害

5: 睡眠時無呼吸症候群

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、情動によって脱力発作が誘発される症状を持つ病気を選ぶことが求められています。正解はナルコレプシーで、情動脱力発作という症状が特徴的です。
  • 睡眠時驚愕症は、入眠中に突然起き上がり、極度のパニックを起こす障害ですが、情動によって脱力発作が誘発される症状はありません。
  • ナルコレプシーは正解で、情動脱力発作という症状が特徴的です。これは、喜怒哀楽や恐怖などの過度の情動刺激により脱力する発作であり、他にも睡眠発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚などの症状がみられます。
  • むずむず脚症候群は、夕方や夜間を中心に下肢に不快な感覚が起こり、下肢を動かしたい衝動にかられる症状ですが、情動によって脱力発作が誘発される症状はありません。
  • レム睡眠行動障害は、レム睡眠期の筋緊張脱失状態が起こらないためにレム睡眠中にも身体運動が可能となり、夢の精神活動に伴う複雑な運動が現実に行われる状態ですが、情動によって脱力発作が誘発される症状はありません。
  • 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に10秒間以上の持続性の換気停止が繰り返し生じ、そのため夜間の睡眠減少と昼間の眠気や過眠を生じる状態ですが、情動によって脱力発作が誘発される症状はありません。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第45回午前:第83問

障害受容に至る心理状態で誤っているのはどれか。  

1: 否定

2: 保続

3: 後悔

4: 悲嘆

5: 葛藤

第46回午後:第83問

視床症候群の症候として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: めまい

2: 重度片麻痺

3: 体温の上昇

4: 激しい自発痛

5: 深部感覚障害

第55回午後:第95問

骨粗鬆症の原因で誤っているのはどれか。  

1: 安静臥床

2: 胃切除後

3: 糖尿病

4: ビタミンA欠乏症

5: 副甲状腺機能亢進症

  • 答え:4
  • 解説:骨粗鬆症は骨量の減少によって引き起こされる病態で、続発性骨粗鬆症の原因には廃用、栄養性、生活習慣、内分泌性などが関与している。選択肢の中で誤っているのはビタミンA欠乏症である。
  • 安静臥床は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、骨への負荷が減少することで骨量が減少する。
  • 胃切除後は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、栄養素の吸収が悪くなることで骨量が減少する。
  • 糖尿病は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、生活習慣に関連した骨量減少が起こる。
  • ビタミンA欠乏症は骨粗鬆症の原因ではなく、ビタミンDやビタミンC欠乏症が骨粗鬆症の原因となる。
  • 副甲状腺機能亢進症は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、内分泌性の要因によって骨量が減少する。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第97問

統合失調症の症状で、薬物療法によって比較的改善しやすいのはどれか。  

1: 1日中何もしない。

2: 喜怒哀楽を表さない。

3: 自分の殻に閉じこもる。

4: 身だしなみを気にしない。

5: 他人の声が自分に呼びかけてくる

第38回午後:第74問

外傷後ストレス障害の症状でないのはどれか。  

1: 不安・抑うつ

2: 睡眠障害

3: 過剰な警戒心

4: 見当識障害

5: フラッシュバック

第38回午後:第71問

精神分裂病(統合失調症)で予後不良に関連する因子はどれか。  

1: 発病年齢が早い。

2: 急性に発病する。

3: 明らかな誘因がある。

4: 社交的な性格である。

5: 緊張病症状を示す。

第53回午前:第99問

「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」と訴える患者の症状はどれか。  

1: 恐怖症

2: 拒絶症

3: 離人症状

4: 心気症状

5: 感情鈍麻

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、患者が「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」と訴える症状について尋ねています。この症状は離人症状に該当します。
  • 恐怖症は神経症性障害の一種で、通常は危険ではない状況や対象に対して不安が誘発され、それらを回避しようとする症状です。この症状は、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 拒絶症は緊張型統合失調症の症状の一つで、他人の命令や期待を態度や行動で拒否するものです。この症状も、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 離人症状は、うつ病や恐怖性不安障害、強迫性障害などで見られる症状で、自分の外の世界や自分自身に対する実感が薄れてしまい、自分が自分でないような感覚が生じるものです。この症状が「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」という訴えに該当します。
  • 心気症状は神経症性障害の一種で、身体的異常がないのに頭痛やめまいなどを感じ、病気ではないかと気を病むものです。この症状は、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 感情鈍麻は慢性期の統合失調症患者などに見られる症状で、普通であれば感情反応を引き起こすような刺激があるにも関わらず、感情が起こらない状態です。この症状も、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第40回午前:第82問

統合失調症患者が作業中に立ったり座ったりと落ち着かないのはどれか。  

1: ジスキネジア

2: すくみ足現象

3: 姿勢時振戦

4: アカシジア

5: バリスム

第54回午前:第98問

夢に関連する睡眠障害がみられるのはどれか。  

1: 睡眠時驚愕症

2: 睡眠時遊行症

3: レム睡眠行動障害

4: 睡眠関連摂食障害

5: 周期性四肢運動障害

  • 答え:3
  • 解説:夢に関連する睡眠障害はレム睡眠行動障害であり、レム睡眠中にも身体運動が可能で、夢の精神活動に伴う複雑な運動が現実に行われる状態である。
  • 睡眠時驚愕症(夜驚症)は、睡眠中に絶叫、激しい体動、自律神経興奮を伴う恐怖のエピソードであるが、夢に関連するわけではない。
  • 睡眠時遊行症(夢遊病)は、睡眠と覚醒が組み合わさった意識の変容状態であり、夜間睡眠のはじめのころに患者は起き上がり、周囲を歩き回るが、夢に関連するわけではない。
  • レム睡眠行動障害は、レム睡眠期の筋緊張脱失状態が起こらないためにレム睡眠中にも身体運動が可能で、夢の精神活動に伴う複雑な運動が現実に行われる状態である。これが夢に関連する睡眠障害である。
  • 睡眠関連摂食障害は、夜間睡眠中の覚醒時に、不随意的または自分でコントロールできずに大食をする。一般的には半覚醒状態で行われるが、夢に関連するわけではない。
  • 周期性四肢運動障害は、睡眠中に反復性の激しい下肢の運動がみられるものである。本人は自覚していないことが多いが、夜間睡眠自体は妨げられており、昼間に眠気が起こる。しかし、夢に関連するわけではない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第51回午前:第31問

Guillain-Barré症候群でみられにくいのはどれか。  

1: 誤嚥

2: 運動時痛

3: 温痛覚脱失

4: 起立性低血圧

5: 拘束性換気障害

第50回午後:第26問

運動失調がみられないのはどれか。  

1: Wallenberg症候群

2: 脊髄小脳変性症

3: Wernicke脳症

4: 重症筋無力症

5: 脊髄癆

第43回午前:第78問

疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 認知症 - 催眠療法

2: 人格障害 - 森田療法

3: 統合失調症 - 回想法

4: 気分障害 - 認知行動療法

5: 発達障害 - 自律訓練法

第41回午後:第95問

統合失調症で予後不良な因子はどれか。  

1: 発病年齢が早い。

2: 病前の性格が社交的である。

3: 明らかな誘因がある。

4: 急性に発病する。

5: 緊張病症状を示す。

第39回午後:第74問

統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。  

1: 多くが30歳までに発症する。

2: 発病率は女性の方が高い。

3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。

4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。

5: 再発予防には薬物療法が必要である。

第47回午前:第49問

気分障害でみられやすい妄想はどれか。2つ選べ。  

1: 心気妄想

2: 誇大妄想

3: 被害妄想

4: 嫉妬妄想

5: 追跡妄想

第36回午前:第83問

アルコール精神病患者の面接で見られやすいのはどれか。  

1: 思考途絶

2: 観念奔逸

3: 思考制止

4: 微小妄想

5: 健 忘

第37回午後:第69問

意識は清明であるが、意志の発動性の低下によって一切の自発行動がなくなるうつ病の状態はどれか。  

1: 寡動

2: 昏迷

3: 健忘

4: 常同症

5: 失立失歩

第34回午前:第29問

26歳の女性。躁病。雑誌の編集員。昼夜が逆転し、職場では同僚や上司に無遠慮な言動が目立ち始めた。日常行動もまとまりに欠けてきたので入院した。入院後1か月で落ち着き始め、職場復帰に向けて作業療法が開始された。開始時の評価内容で適切でないのはどれか。  

1: 集中力の程度

2: 自我機能

3: 疲労度

4: 対人関係のパターン

5: 集団適応力