閉塞性動脈硬化症で正しいのはどれか。
1: 冷感はない。
2: 安静時痛はない。
3: しびれ感はない。
4: 間欠性跛行は体幹前傾で改善する。
5: 好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である。
心不全のない急性心筋梗塞患者の退院後運動指導として適切なのはどれか。
1: 1日10分程度のジョギング
2: 等尺性収縮による筋力増強
3: 心拍数を増加させない運動
4: Borg指数16レベルの運動
5: 週3日以上の有酸素運動
脳血栓と比較して脳出血に特徴的なのはどれか。
1: 活動時に発症しやすい。
2: 症状の進行が緩徐である。
3: 高齢者に多い。
4: TIAを前駆症候とする。
5: 意識障害は軽いことが多い。
急性心筋梗塞患者の自宅療養期の運動療法で正しいのはどれか。
1: 心筋負荷量設定には拡張期血圧が良い指標となる。
2: この時期の運動療法によって壊死部の再生が期待できる。
3: 運動強度は最大心拍数のおよそ30%が適している。
4: 下肢の筋力強化は静的収縮の多い種目を選ぶ。
5: 散歩は時間と速度とを決めて行う。
深部静脈血栓症を起こしやすいのはどれか。
1: 人工膝関節置換術後
2: 橈骨遠位端骨折
3: 心房細動
4: 血友病
5: 高血圧
右冠動脈が閉塞した場合に虚血が起こりやすい部位はどれか。
1: 心室前壁
2: 心室後壁
3: 心室中隔
4: 左心房
5: 心尖部
アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか。
1: 慢性収縮性心膜炎
2: 慢性閉塞性肺疾患
3: 内頸動脈狭窄症
4: 椎骨動脈解離
5: 肝硬変
頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。
1: 徐脈になる。
2: 血圧が低下する。
3: 化学的刺激によって生じる。
4: 求心路は舌咽神経を介する。
5: 遠心路は迷走神経を介する。
心臓について正しいのはどれか。
1: 冠動脈の血流は収縮期に増加する。
2: 左心房と左心室は同時に収縮が始まる。
3: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。
4: 心筋の収縮はH+の細胞内流入により生じる。
5: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加させる。
75歳の男性。冠動脈バイパス術後。病棟での運動療法中に胸部不快感を生じた。そのときのモニター心電図を示す。この患者にみられるのはどれか。
1: 心房細動
2: 洞性徐脈
3: WPW症候群
4: 心室性期外収縮
5: Ⅱ度房室ブロック
50歳の女性。急性心筋梗塞後4週経過。マスターシングルテストでは問題なかったがダブルテストでは胸痛が出現した。避けるべき活動はどれか。
1: 入 浴
2: 掃 除
3: 洗濯干し
4: 自動車運転
5: 階段昇降
心筋梗塞に対するリハビリテーションの効果として認められないのはどれか。
1: 運動耐容能の向上
2: HDLコレステロールの減少
3: 下肢筋力の増大
4: 安静時心拍数の低下
5: 生活の質の向上
虚血性心疾患に対する運動療法が禁忌となるのはどれか。2つ選べ。
1: 安定狭心症
2: 代償性心不全
3: 活動性の心筋炎
4: Ⅰ度房室ブロック
5: コントロールされていない不整脈
運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。
1: 胸痛の出現
2: チアノーゼ
3: 単発性心室期外収縮
4: 喘鳴による呼吸困難感
5: 胸部不快感を伴う心室頻拍
心筋梗塞患者の作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.合併症のない急性心筋梗塞の入院期間は12週程度である。イ.自宅退院時の運動耐性の目安は5 METs程度である。ウ.心拍数が120拍/分以上の場合、課題強度のステップアップはできない。エ.座位時間が5分以上可能になれば、入浴が許可される。オ.リラクセーションのための喫煙は許可される。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
頭部単純CTで発症直後から診断できるのはどれか。
1: 脳梗塞
2: 脳出血
3: Parkinson病
4: 多発性硬化症
5: 白質ジストロフィー
60歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。狭心症の既往がある。運動療法で誤っているのはどれか。
1: 訓練中は心電図をモニターする。
2: 運動負荷テストによって許容される最大心拍数を決定する。
3: 冷汗、顔面蒼白があれば訓練を中止する。
4: 訓練中に胸骨下部の痛みを訴えたら狭心痛を疑う。
5: 左肩他動運動は狭心痛を誘発する。
左中大脳動脈閉塞で生じやすい高次脳機能障害はどれか。
1: 自然にバイバイと手を振ることはできるが、指示されるとできない。
2: 着る手順を説明できるが、誤った着方をする。
3: 重度の運動麻痺があるのに、歩けると主張する、
4: 視界の左半分にある物を見落とす。
5: 色紙の色分けができない。
正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.脳出血-アテローム硬化イ.脳血栓-血小板減少ウ.脳塞栓-心房細動エ.くも膜下出血-動脈瘤破裂オ.慢性硬膜下血腫-動静脈奇形破裂
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
虚血性心疾患に対する運動療法の効果について適切なのはどれか。
1: 再入院頻度の低下
2: 収縮期血圧の上昇
3: 血小板凝集能の増加
4: 交感神経の緊張亢進
5: HDLコレステロールの低下