装具の適応で正しいのはどれか。
1: 正中神経麻痺
2: 橈骨神経麻痺
3: 脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)
4: 腱板断裂術後
5: 上腕骨骨幹部骨折
二分脊椎の理学療法の目的として適切でないのはどれか。
1: 移動能力の獲得
2: 残存機能の向上
3: 麻痺の回復
4: 拘縮の予防
5: 補装具の使用
特発性正常圧水頭症で誤っているのはどれか。
1: 脳室拡大がみられる。
2: 小刻み歩行がみられる。
3: 自発性の低下がみられる。
4: 髄液で細胞増加がみられる。
5: 腰椎-腹腔シャント術が用いられる。
4歳の男児。顕在性二分脊椎症による脊髄髄膜瘤の術後。Sharrard(シェラード)の分類ではⅠで、尖足を認める。その他の変形や中枢神経系の合併症はみられない。この児の移動訓練に必要なのはどれか。2つ選べ。
1: 交互歩行装具(RGO)
2: 長下肢装具
3: 短下肢装具
4: 車椅子
5: T字杖
頭部外傷によるびまん性軸索損傷で誤っているのはどれか。
1: バランスの障害がみられる。
2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。
3: 記憶障害のため復学が困難になる。
4: 認知障害の回復は良好である。
5: 行動障害が社会生活上の問題となる。
外傷と合併しやすい神経麻痺との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折 — 腋窩神経麻痺
2: 尺骨骨折 — 正中神経麻痺
3: 股関節後方脱臼 — 坐骨神経麻痺
4: 大腿骨顆部骨折 — 大腿神経麻痺
5: 脛骨骨幹部骨折 — 脛骨神経麻痺
病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 延髄背外側 ── 片麻痺
2: 内包前脚 ── 感覚障害
3: 前頭葉 ── 半側空間無視
4: 歯状核 ── 協調運動障害
5: 視 床 ── 嚥下障害
合併症のない第7頸髄節機能残存の外傷性脊髄損傷患者で誤っているのはどれか。
1: 自己導尿は自立できる。
2: 車椅子とベッド間の移乗は自立できる。
3: 感覚障害の程度は座位能力に関係する。
4: 自律神経過反射が起きやすい。
5: BFOが役立つ。
誤っているのはどれか。
1: 前脊髄小脳路は前索を通る。
2: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。
3: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。
4: 脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる。
5: 後索は延髄下部で交叉する。
我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか。
1: 男性よりも女性が多い。
2: 不全損傷よりも完全損傷が多い。
3: 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
4: 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
5: 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
分娩麻痺で正しいのはどれか。
1: 低出生体重児に多い。
2: 下位型は頸部が伸展されて起こる。
3: 頭位分娩による上位型の予後は良い。
4: 頭位分娩では上位型よりも下位型が多い。
5: 両側例は骨盤位分娩よりも頭位分娩に多い。
若年の外傷性脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)で誤っているのはどれか。
1: 自己導尿は自立できる。
2: 車椅子とベッド間の移乗は自立できる。
3: 感覚が残存すると座位に有利である。
4: 自律神経過反射が起きやすい。
5: BFOが役立つ。
小児自閉症について正しいのはどれか。
1: 学童期に発症する。
2: 脊椎変形を生じる。
3: 女児より男児に多く出現する。
4: 精神遅滞を伴うことは稀である。
5: 大部分の症例でてんかんを認める。
高齢者の頸髄損傷で正しいのはどれか。
1: 半側横断型不全損傷が多い。
2: スポーツ障害で起こりやすい。
3: 頸椎の骨傷を伴わないことが多い。
4: 上肢に比べ下肢の障害が重い。
5: 頸部過屈曲を受傷機転とする。
閉鎖性外傷性脳損傷の特徴で適切でないのはどれか。
1: 意識障害の期間と予後とは関係がある。
2: 病巣はびまん性である。
3: 好発部位は両側後頭葉である。
4: 認知障害、記憶障害および行動異常がみられる。
5: 失調やバランス障害がみられる。
神経病性関節症(シャルコー関節)で誤っているのはどれか。
1: 関節痛覚低下
2: 滑膜増殖
3: 関節液貯留
4: 軟骨増生
5: 骨破壊
骨折、脱臼の合併症として組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節前方脱臼 - 筋皮神経麻痺
2: 上腕骨顆上骨折 - 正中神経麻痺
3: 股関節後方脱臼 - 坐骨神経麻痺
4: 大腿骨骨折 - 大腿神経麻痺
5: 脛骨骨折 - 脛骨神経麻痺
誤っている組合せはどれか。
1: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角の神経細胞変性
2: アルツハイマー病-大脳皮質の老人斑
3: クロイツフェルト・ヤコブ病─大脳皮質の海綿状変化
4: パーキンソン病-視床の神経細胞変性
5: ハンチントン病-線条体の神経細胞変性
脊髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)に対する理学療法で誤っているのはどれか。
1: ベッド柵を用いた寝返り訓練
2: 血圧測定しながらの座位訓練
3: 手関節背屈の抵抗運動
4: 大胸筋の筋力強化訓練
5: 胸郭モビリゼーション
神経因性膀胱のうち低活動性膀胱を呈する疾患はどれか。
1: 脳出血
2: 胸髄損傷
3: 多発性硬化症
4: 頸椎後縦靭帯骨化症
5: 糖尿病性自律神経障害