生体の力学的特性について誤っているのはどれか。
1: 大動脈内の流れは常に層流である。
2: 生体組織は粘性と弾性をあわせもつ。
3: 血管壁や筋肉の力学的特性には異方性がある。
4: 生体組織の伸びの弾性はヤング率で表される。
5: 生体内の音響振動としては横波より縦波の方が重要である。
音波について正しいのはどれか。
a: 音源が観測者に近づくとき観測者に聞こえる音の周波数は低くなる。
b: 超音波とは10kHz以上の周波数の音波をいう。
c: 超音波は周波数が高いほど鋭い指向性を示す。
d: 強力な超音波が水中を伝わるときキャビテーションが発生する。
e: 超音波における圧力振幅とェネルギー密度との関係式は可聴音のときと異なる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
可聴音の音波の振動数はおよそ20Hz~20kHzである。この振動数の音波が大気中を伝搬するときの波長で正しいのはどれか。ただし、音速は340m/sとする。
1: 8.5mm~8.5m
2: 1.7cm~17m
3: 54cm~540m
4: 4m~4km
5: 68m~68km
超音波について誤っているのはどれか。
1: 振動数20kHz以上の音波のことである。
2: 波動の緩衝を起こしたり、吸収、反射、散乱されながら伝搬する。
3: 振動数が高いほど指向性が鋭い。
4: 2MHzの超音波の波長は生体中で約7mmである。
5: 強力な超音波を液体中に照射するとキャビテーションを起こす。
超音波について正しいのはどれか。
a: 空気を含む組織をよく通過する。
b: 血流方向に散乱された超音波は入射波の周波数と異なる。
c: 生体組織での減衰定数は周波数にほぼ比例する。
d: 音響インピーダンスは密度と音速との積である。
e: 胎児に対する超音波検査は催奇形性がある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
図はある時刻の変位量を縦軸として左から右へ進む縦波を示している。波の進行方向の変位量を正としたとき、媒質の速度が0のところはどれか。
1: A、C、E
2: B、D
3: B、C、D
4: A、B、C、D、E
5: 存在しない
正しいのはどれか。
a: キャビテーションは気体中でのみ起こる現象である。
b: 音の強さの単位はワットである。
c: 音の強さと感覚上の音の大きさの間にはウェーバ・フェヒナの法則が成り立つ。
d: 音源が近づいたり遠ざかったりするとき、周波数が変化して聞こえるのはドップラ効果のためである。
e: ドップラ効果は超音波では観察されない現象である。
図は一定周波数の音波の波形を表している。縦軸として妥当なのはどれか。
1: 音 圧
2: 周 期
3: 音 速
4: 音 色
5: エネルギー
a: 同軸ケーブルの特性インピーダンスは、ケーブルの長さに関係しない。
b: 導線周りの磁束が変化すると、電界が導線に誘導される。
c: 2.45GHzの電磁波の波長はおよそ12cmである。
d: 電磁波の速さは真空の誘電率と透磁率の乗算に比例する。
e: 直流電流に比例した電力の電磁波が発生する。
x軸の正の向きに一定の進行速度vで進む振幅Aの波について、任意の時刻tにおける任意の点xでの状態がy(x,t)=Asin(ωt-kx)で表されるとき、正しいのはどれか。ただし、fは振動数、λは波長、Tは周期とする。
a: 29
b: ω=2πf
c: λ=2πk
d: λ=vf
e: v=λT
超音波検査法について正しいのはどれか。
a: 超音波の波長が短いほど生体内での減衰は大きくなる。
b: 超音波は音響インピーダンスの異なる境界面で一部が反射される。
c: 超音波の生体内の音速は空気中とほぼ等しい。
d: 超音波エコー断層法は組織の血液含量の差を利用するものである。
e: 超音波ドップラ法は血流速度の計測に用いられる。
生体組織中を伝播する超音波について正しいのはどれか。
a: 軟部組織中は空気中より伝搬速度が小さい。
b: 頭蓋骨は脳より伝搬速度が大きい。
c: 周波数が高いほど減衰が大きい。
d: 血液は筋組織より減衰が大きい。
e: 軟部組織中を伝搬する波は主に横波である。
生体組織中に照射された超音波について正しいのはどれか。
1: 周波数が低くなるほど組織中で指向性が高くなる。
2: 周波数が高くなるほど組織中での減衰が増加する。
3: 軟組織では空中での速度の10倍を超える速度になる。
4: 骨の中を通り抜けるときは速度が遅くなる。
5: 肺は音響インピーダンスが大きな組織である。
音のドップラ効果について正しいのはどれか。
a: 音源と観測者とが相対的運動をしている時に生じる現象である。
b: 音の強さに関する現象である。
c: 音の定常波に関する現象である。
d: 音の指向性に関する現象である。
e: 音の周波数に関する現象である。
誤っているのはどれか。
1: 生体での荷重、衝撃力、機械振動などの現象には力学特性が関係する。
2: 生体組織の伸びの弾性はコンダクタンスで表される。
3: 生体組織は赤外光を吸収する。
4: 血管壁や筋肉の力学特性には異方性がある。
5: 生体での機械振動、音響振動は変位速度と応力の関係で表される。
超音波画像計測について正しいのはどれか。
1: 生体軟部組織での音速は約km/sである。
2: 軟組織よりも硬組織の方が音速は速い。
3: 動きのある臓器の撮影には不適である。
4: 約kHzの音波を使用する。
5: ドプラ法で臓器の形状が得られる。
a: 生体軟部組織中の音速は約340m/sである。
b: 超音波の周波数が高いほど体内での減衰が小さい。
c: 超音波は音響インピーダンスが異なる界面で反射する。
d: 心室壁の厚さを測定できる。
e: 血管内から血管の断面を観察できる。
超音波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 超音波の屈折は音速の異なる生体組織の境界で生じる。
2: 超音波の反射は音響インピーダンスの異なる生体組織の境界で生じる。
3: 生体組織による超音波の減衰は周波数が高くなるほど大きい。
4: 筋肉での超音波の減衰は水と同程度である。
5: 筋肉での音速は水と同程度である。
血液について誤っているのはどれか。
1: 非ニュートン流体である。
2: 力学的に等方的である。
3: 比誘電率は周波数依存性がある。
4: 超音波伝搬速度は空気中よりも速い。
5: 吸光度は可視光領域でほぼ一定である。
2: 軟部組織よりも硬組織の方が音速は速い。
5: ドプラ撮影では臓器の形状が得られる。
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