第40回ME2午後5問の類似問題

国試第32回午前:第72問

乳児の人工心肺について正しいのはどれか。

1: チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。

2: 体表面積当たりの灌流量は成人例より少なく設定する。

3: 遠心ポンプの使用率は成人例より高い。

4: 無輸血手術は成人例より容易である。

5: 目標灌流圧は成人例より高く設定する。

国試第14回午後:第57問

体外循環用ローラポンプについて誤っているのほどれか。

a: 圧閉度を完全圧閉にして用いる。

b: 圧閉度試験では2mの水位に対する漏れ流量を計測する。

c: 不完全圧閉は逆流の原因となる。

d: 心臓手術のためには2台以上のポンプが必要である。

e: 拍動流ポンプとして使用することも可能である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第51問

人工心肺による体外循環の至適灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)

1: 体表面積を基準に求める。

2: 血液を希釈した場合、増加させる。

3: 体温が低下した場合減少させる。

4: 混合静脈血の酸素飽和度によって調節する。

5: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べ多い。

ME2第33回午後:第8問

ローラポンプと比べた遠心ポンプの特徴について誤っているのはどれか。

1: 流量計が必要である。

2: 過度の陰圧が生じない。

3: 血液損傷が少ない。

4: 空気混入の危険が少ない。

5: 血管負荷抵抗の影響を受けない。

国試第19回午後:第51問

人工心肺装置を用いた体外循環が血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。(体外循環装置)

a: 血小板は変化しない。

b: リンパ球は減少する。

c: 凝固系が活性化される。

d: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。

e: ヘマトクリット値が上昇する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午後:第52問

人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。

1: 過度の吸引

2: 送血カニューレにおけるジェットの形成

3: 熱交換器における加熱のしすぎ

4: 使用血液の血液型不適合

5: リンゲル液による過剰の血液希釈

国試第17回午後:第50問

人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。

1: 過度の吸引

2: 送血カニューレにおけるジェットの形成

3: 熱交換器における加熱のしすぎ

4: 使用血液の血液型不適合

5: 等張電解質溶液による過剰の血液希釈

国試第14回午後:第63問

人工心肺を用いる体外循環について誤っているのはどれか。

a: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。

b: 静脈血酸素飽和度を60%以下に保つ。

c: 血圧は50mmHg以下でよい。

d: 灌流量を手術前の値の約80%とする。

e: 末梢血管抵抗を手術前の値に保つ。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午後:第72問

人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。

a: 大動脈遮断解除

b: 血漿増量剤投与

c: 冷却開始

d: 血管収縮剤投与

e: 大動脈解離

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第29回午後:第70問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

a: 小児の体表面積あたりの灌流量は成人よりも多い。

b: 血液希釈によって酸素解離曲線は右方に移動する。

c: 復温時には混合静脈血酸素飽和度は上昇する。

d: アルカローシスの補正に炭酸水素ナトリウムを用いる。

e: 膠質浸透圧の保持に乳酸加リンゲルを用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午後:第66問

体外循環中の血液について正しいのはどれか。

a: ローラポンプの圧閉度は溶血と関連が深い。

b: 赤血球は陰圧より陽圧に対して損傷を受けやすい。

c: 胸腔内血液吸引ラインでの空気混入は溶血を減少させる。

d: 血小板数は変化しない。

e: 血漿蛋白の変性が起こる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第47問

体外循環中の血液について正しいのはどれか。

a: ローラポンプの圧閉度は溶血と関連が深い。

b: 赤血球は陰圧より陽圧に対して損傷を受けやすい。

c: 胸腔内血液吸引ラインでの空気混入は溶血を減少させる。

d: 血小板数は変化しない。

e: 血漿蛋白の変性が起こる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第48問

人工心肺装置の貯血槽について誤っているのはどれか。

a: 成人用は250ml以下のものが用いられる。

b: 気泡除去のためのフィルタを有する。

c: ハードシェルタイプとソフトバッグタイプがある。

d: 薬液注入ポートを有する。

e: 不透明材料を用い血液面レベルを隠すようにする。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午後:第74問

成人男性の人工心肺完全体外循環中のトラブルやその対応について正しいのはどれか。

1: 貯血槽が完全に空にならなくても空気の誤送が生じ得る。

2: 動脈解離発生時には送血流量を増やし続行する。

3: 脱血不良時には脱血カニューレをより深く挿入する。

4: 人工肺内血栓形成時にはヘパリンの追加投与を行う。

5: 脱血回路に持続的に微小気泡が引けてくる場合は直ちに送血を停止する。

国試第23回午前:第73問

人工心肺後の復温に要する時間に影響しないのはどれか。

1: 熱交換器の性能

2: 送血流量

3: 血液ガス分圧

4: 患者体重

5: 送水ポンプ流量

国試第2回午後:第39問

人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。

1: 過度の吸引

2: 送血カニューレにおけるjetの形成

3: 熱交換器における加熱のし過ぎ

4: 使用血液の血液型不適合

5: リンゲル液による過剰の血液希釈

国試第11回午後:第51問

人工肺の交換が必要なのはどれか。

a: 回路内空気混入

b: 血漿漏出

c: 人工肺抵抗の増大

d: 血液漏れ

e: 一時的な停電

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第50問

人工心肺を用いた体外循環時の血液灌流量について正しいのはどれか。

1: 術前の心拍出量より多めの血液量を灌流する。

2: 常温下での適正灌流量は体表面積から求められる。

3: 低体温時には常温時より灌流量を多くする。

4: 末梢血管抵抗は血液灌流量と関係がない。

5: 環流静脈血の酸素飽和度を50%以下に保つ。

国試第35回午後:第68問

拍動型ポンプはどれか。 

a: 大動脈バルーンポンプ 

b: 軸流ポンプ 

c: ローラポンプ 

d: 遠心ポンプ 

e: 空気圧駆動式補助人工心臓 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第37回午後:第31問

PCPSについて誤っているのはどれか。

1: 流量は遠心ポンプの回転数で調整する。

2: 抗血栓処理された材料を使用する。

3: PaCO2が高い場合には酸素混合ガスの流量を上げる。

4: 遠心ポンプの位置が低いほうが血流量は上がる。

5: 空気の流入を防ぐため脱血回路からの採血を避ける。