人体の熱特性について正しいのはどれか。
a: 熱の産生は 1 kW 程度である。
b: 人体の皮膚は黒体とみなせる。
c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。
d: 呼吸の増加は熱放出を増す。
e: 末梢血管の拡張は熱放出を抑制する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
a: 熱の産生は60~150kW程度である。
d: 呼吸の増加は水分の蒸散による熱放散を増す。
e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する
低体温体外循環の影響で正しいのはどれか。
a: 末梢血管抵抗低下
b: 酸素消費量低下
c: カテコラミン活性低下
d: 血液凝固能亢進
e: 血液粘稠度低下
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
低体温について正しいのはどれか。
a: 血液粘度が低下する。
b: 人工心肺の安全限界が狭まる。
c: 組織への酸素移行が減少する。
d: 混合静脈血酸素飽和度が増加する。
e: アルファスタット法による管理ではpHが上昇する。
生体組織の熱に対する性質で誤っているのはどれか。
1: 免疫に関係する細胞は体温が下がると機能が低下する。
2: 組織の温度が4を超えると細胞生存率が低下する。
3: 温溶血現象は60°C を超えた付近で現れる。
4: がん組織は正常組織に比べて温度感受性が高い。
5: 熱による組織の凝固は水分の沸騰に伴う細胞質の飛散で生じる。
比熱が最も小さいのはどれか。
1: 脂肪
2: 肝臓
3: 筋肉
4: 血漿
5: 脳
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1: 血糖値が低下する。
2: 血小板数が減少する。
3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。
経皮的血液ガス分析について誤っているのはどれか。
1: 皮膚を42~44°Cに加温する。
2: 皮膚の加湿は血管を拡張するためである。
3: 角層(角質層)を透過してくる酸素と二酸化炭素を計測対象とする。
4: 新生児の計測には不適である。
5: 長時間の装着では熱傷を生じる可能性がある。
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