電圧増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。
a: 入力信号の周波数に依存する。
b: センサのもつインピーダンスに対して充分低い必要がある。
c: 出力電圧と入力電圧との比である。
d: 単位にはデシベルを用いる。
e: 入力電圧と入力電流の波形からその位相特性がわかる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体電気信号増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。
b: 電極接触インピーダンスより充分大きくする。
c: 入力電圧と入力電流の波形から位相特性がわかる。
e: 入力部に電界効果トランジスタを使うと小さくなる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
脳波測定用増幅器について正しいのはどれか。
a: 周波数帯域は0.05~100Hzが必要である。
b: 増幅器には40dB程度の増幅度があれば十分である。
c: 同相弁別比の高い差動増幅器が必要である。
d: 9~15チャンネルのものが一般に用いられる。
e: 入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
演算増幅器について正しいのはどれか。
1: 演算増幅器そのものの電圧利得は1である。
2: 通常は正帰還をかけて使用する。
3: 抵抗、コンデンサを付加しても積分回路を構成できない。
4: 交流信号は増幅できない。
5: インピーダンス変換回路を構成できる。
生体電気現象計測用増幅器の入力インピーダンスが高い理由はどれか。
1: 外乱雑音を軽減するため
2: 周波数特性をよくするため
3: 増幅器雑音を少なくするため
4: 信号源インピーダンスが高いため
5: 増幅器のオフセット電圧を低くするため
図に示す理想的な演算増幅器を用いた電圧増幅回路の利得はいくらか。
1: $\frac{2}{5}$
2: $\frac{2}{3}$
3: $\frac{3}{2}$
4: $\frac{5}{3}$
5: $\frac{5}{2}$
a: 通常は正帰還をかけることにより必要な増幅度を実現する。
b: 差動入力端子を有している。
c: コンデンサ、抵抗と組み合わせて積分回路、微分回路などが簡単につくれる。
d: 直流信号は増幅できない。
e: 本質的に増幅器であるから、インピーダンス変換回路はつくれない。
a: 正帰還をかけることによって安定度を改善できる。
b: 負帰還をかけることによって周波数特性を改善できる。
c: コンデンサと抵抗とを組み合わせてフィルタを構成できる。
e: 信号の電力増幅はできない。
a: 正帰環をかけることにより安定度を改善できる。
b: 負帰環をかけることにより周波数特性を改善できる。
図の回路において、V1.0Vのとき、抵抗Rに流れる電流は10μAであった。この回路の利得[dB]はどれか。ただし、Aは理想演算増幅器とし、10g102=0.3とする。
1: 0
2: 6
3: 12
4: 26
5: 40
正しいのはどれか。
a: 演算増幅器を用いて積分回路を作ることができる。
b: 演算増幅器では反転入力端子と非反転入力端子との電位差はほぼ0である。
c: 同相除去比(CMRR)を小さくするために演算増幅器による差動増幅回路を用いる。
d: 入力インピーダンスを小さくするために演算増幅器による非反転増幅回路を用いる。
e: 出力インピーダンスを大きくするために演算増幅器を用いる。
図のような電圧増幅器を内蔵する医療機器に1mVを入力したときの出力の振幅[V]はどれか。
1: 0.02
2: 0.04
3: 0.1
4: 0.3
5: 10
図のように接続された二つの増幅器において、A2の増幅度が34 dB であるとき、V1[mV]はどれか。ただし、log2 = 0.3とする。
1: 2
2: 5
3: 20
4: 50
5: 200
雑音に関して誤っているのはどれか。
1: SN比を改善するために計測の周波数帯域幅を広くする。
2: 増幅器の最小入力信号レベルは雑音によって規定される。
3: AD変換に伴って発生する雑音を量子化雑音という。
4: 熱雑音は電子など荷電粒子の不規則振動に起因する。
5: 白色雑音の電力は計測の周波数帯域幅に比例する。
図に示す差動増幅回路で同相除去比(CMRR)が100dB、差動増幅度が40dBのとき回路の出力電圧V0はどれか。
1: 10V
2: 1 V
3: 0.1V
4: 0.01V
5: 0.001V
同相入力雑音電圧が 100mVの環境下で 1mVの心電図を入力したとき、同相雑音出力は1mV、心電図信号出力は100mVになった。同相除去比(CMRR) [dB] はどれか。
1: 20
2: 40
3: 60
4: 80
5: 100
信号と同じ大きさの雑音がのった繰り返し信号を加算平均し雑音を1/100に減らしたい。何回加算すればよいか。
1: 10回
2: 100回
3: 1,000回
4: 10,000回
5: 100,000回
雑音対策で正しいのはどれか。
a: 商用交流雑音を除去するには差動増幅器を使うとよい。
b: 接地することにより生体の静電誘導電位は上昇する。
c: 周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算することにより1/nになる。
d: 脳検査では主に放送波を除去する目的でシールドルームが使われる。
e: フィルタを用いると目的信号の一部を犠牲にすることがある。
差動増幅器について正しいのはどれか。
a: オフセットを調整する必要がない。
b: 電源電圧の変動の影響を受けにくい。
c: 直流信号を増幅できる。
d: CMRR(同相除去比)を大きくすることができる。
e: 内部雑音を相殺することができる。
信号源の電圧Vbを図の増幅回路(増幅度K)で計測する。出力 VO ≒ KVbとなる条件はどれか。ただし、増幅回路の入力抵抗をRin、信号源の内部抵抗をRb、リード線の抵抗をReとする。
1: Rin ≪ (Rb + Re)
2: Rin = (Rb + Re)
3: Rin ≫ (Rb + Re)
4: Rb ≫ (Rin + Re)
5: Re ≫ (Rin + Rb)
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