第31回国試午前35問の類似問題

ME2第33回午前:第47問

電気メスの対極板装着部位において熱傷の原因となる電流密度の閾値はおよそいくらか。

1: 30A/cm2

2: 3A/cm2

3: 300mA/cm2

4: 30mA/cm2

5: 3mA/cm2

国試第28回午前:第51問

図の正弦波交流電圧波形について正しいのはどれか。

28AM51-0

a: 周波数は 50 Hz である。

b: 角周波数は 50π rad/s である。

c: 周期は 10 ms である。

d: 電圧の平均値は 110 V である。

e: 電圧の実効値は 100 V である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午後:第37問

100 kHz の交流電流を成人男性に1秒間通電したときの感知電流の閾値 [mA] に近いのはどれか。

1: 0.01

2: 0.1

3: 1

4: 10

5: 100

ME2第38回午後:第15問

電気メスの対極板について誤っているのはどれか。

1: 小児用電極板を使う場合は電気メスの出力を成人用より低めに設定する。

2: 容量結合形は導電接触形に比べ接触面積の低下による熱傷の危険性が少ない。

3: 容量結合形は同じ面積の導電接触形より接触抵抗が小さい。

4: 対極板接触不良モニタにはスプリット形(ダブル形)を使う。

5: 対極板断線モニタ用の対極板コードは2本が対になっている。

国試第17回午前:第77問

誤っているのはどれか。

a: ビリビリと感じ始める電流値を最小感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスで心室細動が起こらないのは高周波電流を使用しているからである。

e: 右房圧のモニタリングではミクロショックの危険がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第81問

医用電気機器の漏れ電流測定回路は図に示すようにJISで指定されているが、その抵抗RとコンデンサCの役割はどれか。

4PM81-0

1: 漏れ電流波形の平滑化する。

2: 人体の血液インピーダンスを等価的に模擬する。

3: 衝撃的漏れ電流から高感度電圧計を保護する。

4: 人体の電撃に対する反応閾値の周波数特性を模擬する。

5: 医用電気機器からの不要高周波成分を除去する。

国試第21回午前:第81問

医用電気機器の電気的安全性点検方法について正しいのはどれか。

a: 電源プラグの電源受刃と機器外装との間の絶縁抵抗が1kΩ以上であれば正常と判定する。

b: クランプ式電流系で消費電流を測定するには電源コードを検出部に直接挟む。

c: 3Pプラグ機器アースピンと機器金属ケースとの間の抵抗は0.2Ω以下でなければならない。

d: 漏れ電流計測では電源極性を変えて大きい方をその機器の漏れ電流とする。

e: 漏れ電流計測機器の人体の模擬抵抗は10kΩである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第52問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 計測状態のインピーダンスは、電極と皮膚のインピーダンスの並列接続で構成される。

b: 電極に電流が流れると電極と生体間に分極電圧が発生する。

c: 電圧増幅度100倍の差動増幅器の同相除去比(CMRR)が40dBのとき、同相入力信号として1mVを加えると1mVの出力が得られる。

d: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。

e: 電圧増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午前:第34問

心臓ペースメーカで圧しいのはどれか。

1: パルス電流は0.1~l mAである。

2: 受攻期に刺激する。

3: VVIでは房室間の生理的協調は得られない。

4: 出力波形検査には10Ωの負荷抵抗を接続する。

5: 携帯電話から10cm離すよう推奨されている。

国試第36回午前:第41問

JIST0601-1で規定されている漏れ電流測定用器具(MD)について正しいのはどれか。 

36041

a: R2は1kXである。 

b: C1は0.015nFである。 

c: R1とC1で高域通過フィルタを構成している。 

d: 点線内の合成インピーダンスZは約10kXとなる。 

e: 漏れ電流の値は電圧計の指示値をR2で除した値となる。  

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第40回午後:第42問

最大定格電流10AのME機器の保護接地線のインピーダンスをJIS T 0601-1に基づいて測定する方法として誤っているのはどれか。

1: 15Aの電流を流して測定した。

2: 電圧降下法で測定した。

3: 無負荷時の電圧が6Vの電源を用いた。

4: 60Hzの交流電流を流して測定した。

5: 電流を10秒間流して測定した。

ME2第31回午後:第44問

JIS T 0601-1で規定された漏れ電流測定用器具(MD)を用いて、スイッチを1側(RCフィルタが入った状態)にして、100kHzの漏れ電流が10mAある機器の漏れ電流を測ると、MDの電圧計はいくらを示すか。

1: 1mV

2: 10mV

3: 100mV

4: 1V

5: 10V

ME2第29回午後:第9問

ペースメーカについて正しいのはどれか。

1: 刺激パルスは正弦波交流である。

2: 刺激パルス電圧は1mV程度である。

3: 刺激電極は大動脈基部に留置する。

4: ペースメーカ本体の植込みは通常腹腔内である。

5: 刺激電極は自己心拍を検出する役目もある。

ME2第31回午後:第45問

除細動器を出力360Jに設定し、50Ω負荷で点検した。異常なのはどれか。

1: 除細動器エネルギーメータの値は340Jであった。

2: 充電時間が60sであった。

3: 出力波形のパルス幅は約5msであった。

4: 充電完了1分後に自動的に内部放電した。

5: 出力電圧ピーク値が約4kVであった。

ME2第29回午前:第47問

電気メスに高周波電流を用いる主たる理由はどれか。

1: 患者の神経・筋への刺激防止

2: 皮膚接触インピーダンス低下の防止

3: 心電図へのノイズ混入防止

4: 術者・介助者の感電防止

5: 分流熱傷の防止

国試第22回午後:第44問

EMCについて正しいのはどれか。

1: 電界強度の単位はWである。

2: エミッションとは電磁エネルギーを放出する現象をいう。

3: イミュニティとは電磁界に対する人体の耐性である。

4: EMCに関係がある電磁波は10kHz以下である。

5: 直流磁場はぺースメーカに影響しない。

国試第9回午後:第3問

図のように誘電体を挟んだ平行平板導体に電圧を加えた。正しいのはどれか。

9PM3-0

a: 平行導体板間の静電容量は100μFである。

b: 誘電体中に分極が生じる。

c: 誘電体を取り除くと静電容量は1/5になる。

d: 誘電体中の電界の強さは1000V/mである。

e: 誘電体を取り除いたときの電界の強さは500V/mである。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午後:第42問

電気メス出力の点検を行う場合の標準的な負荷抵抗として適切なのはどれか。

1: 0.5Ω

2: 5Ω

3: 50Ω

4: 500Ω

5: 5000Ω

ME2第28回午後:第14問

心電図テレメータについて誤っているのはどれか。

1: 搬送周波数は400MHz帯を使用している。

2: 使用できるバンドの合計帯域幅は6MHzである。

3: チャネル帯域幅は12.5kHzである。

4: 電極リードをアンテナとして使用している。

5: 同じチャネルの他社製品の送信電波を正常に受信できる。

ME2第38回午後:第31問

脳波測定について誤っているのはどれか。

1: 単極誘導では耳垂を基準としている。

2: 10Hzの低域遮断フィルタを使用する。

3: ディジタル式ではリモンタージュ機能がある。

4: 記録する場合は紙送り速さ30mm/sで行う。

5: 脳死判定では電極接触抵抗は2kΩ以下が望ましい。