臨床工学技士の業務と責任について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 医師の指示を受けて、血液浄化装置の回路先端部を内シヤントヘ穿刺できる。
b: 人工呼吸中の患者の気道内吸引は業務に含まれる。
c: 機器購入の際の選定に対してPL法に基づく責任が問われる。
d: 機器の誤操作による事故について法的に過失が問われることはない。
e: 業務上知り得た秘密に対しては臨床工学技士でなくなっても守秘義務がある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
臨床工学技士が行ってはならないのはどれか。
1: 病院における医用機器・医用システムの安全確保
2: 医療従事者に対するME教育・訓練への協力
3: 各種ME機器を使用した診断
4: トランスジューサの研究開発のための協力
5: ME機器の規格作成に対する協力
臨床工学技士の職務について誤っているのはどれか。
1: ME機器の性能の十分な活用と安全を図ることが職務である。
2: 医療行為には医師の指示が必要であるが、業務上のデータや状況は医師の求めがあったときにのみ報告すべきである。
3: 業務上の医療過誤に対しては直接の責任を負わなければならない。
4: 高度に専門的な職種であるが、業務に当たって看護婦や臨床検査技師など他の医療関係者と密接な連携をとるべきである。
5: 患者に関する秘密尊重をうたった世界医師会のジュネーブ宣言を守らなければならない。
医療機器の電気的安全性点検方法について正しいのはどれか。
a: 保護接地線の被覆の色は緑と黄のしま模様である。
b: 接地漏れ電流は電源極性を切り換えて測定し大きい値をとる。
c: 着脱可能な電源コード内の保護接地線の抵抗値は0.2Ω以内である。
d: 患者漏れ電流Iの測定では患者装着部に100Vの電圧をかける。
e: 保護接地線の日常点検はテスタによる導通テストで十分である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e