人工呼吸器離脱が可能な状態として正しいのはどれか。
1: 動脈血pH7.20
2: PaO240mmHg(FIO20.21)
3: PaCO245mmHg
4: 1回換気量4mL/kg
5: 呼吸回数40/分
完全体外循環中の灌流条件で適切でないのはどれか。
1: ヘモグロビン値:5g/dL
2: 平均大動脈圧:70mmHg
3: 中心静脈圧:3cmH2O
4: 混合静脈血酸素飽和度:80%
5: 全血活性化凝固時間:450秒
人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。
a: 動脈血酸素分圧 :90mmHg以下
b: 呼吸数 :40回/分以上
c: 肺活量 :15ml/kg以下
d: 1秒量 :10ml/kg以下
e: 吸気カ :45cmH2O以下
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
健常人の腎臓について誤っているのはどれか。
a: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。
b: 糸球体濾液量は尿量の約100倍である。
c: Na再吸収率は集合管で最も高値になる。
d: クレアチニン再吸収は近位尿細管で行われる。
e: 最終尿の尿素濃度は血漿中の濃度よりも高くなる。
人工心肺を用いる体外循環時の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 酸素運搬能が増加する。
b: 末梢組織での循環不全を防止する。
c: 血液使用量を節減する。
d: ヘマトクリット値を20%前後に保つ。
e: 血液粘度が上昇する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
安静時の正常酸素分圧について誤っているのはどれか。ただし、FiO2=0.21、1気圧=760mmHgとする。
1: 大 気:160mmHg
2: 肺胞気:100mmHg
3: 動脈血:95mmHg
4: 混合静脈血:25mmHg
5: ミトコンドリア:2mmHg
体表面積1.8m2 の男性の人工心肺を用いた開心術で、吸引回路からの血液の戻りが全くない完全体外循環中(膀胱温32 ℃)、静脈リザーバに800mL が貯血されていた。何らかの理由で静脈回路からの脱血が完全に途絶えた時、リザーバが空になるまでの時間[秒]に最も近いのはどれか。
1: 5
2: 10
3: 20
4: 30
5: 40
人工心肺用ローラポンプチューブの圧閉度調整で誤っているのはどれか。
1: 落差1mで調整する。
2: 滴下速度は30~50滴/分とする。
3: 過度の圧閉は溶血を増大させる。
4: 不十分な圧閉は溶血を増大させる。
5: 不十分な圧閉は逆流を発生させる。
人工心肺を用いた体外循環中の事象と対処法について誤っているのはどれか。
1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。
2: 代謝性アルカローシス時には炭酸水素ナトリウムを投与する。
3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。
4: ACTが延長しないときにはヘパリンを追加する。
5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。
人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。
a: 内部灌流型の装置である。
b: メインの送脱血回路に直列に組み込む。
c: 疎水性の多孔質中空糸膜を用いる。
d: 透析液を必要とする。
e: 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。
人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。
b: 小児では成人に比して希釈率は低くなる。
c: 希釈限界はヘマトクリット10%である。
d: 希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。
e: 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。
人工心肺を用いた体外循環中に用いる血液濃縮器について正しいのはどれか。
1: メインの人工心肺回路と別の並列回路を必要とする。
2: 除水量の第一の規定因子は装置を通過する血液流量である。
3: 血清カリウム濃度の低下効果は透析装置と同等である。
4: .遠心力を用いて血球成分と血漿成分を分離する装置である。
5: 水分のみでなくアルブミンなどの血漿タンパクも除去される。
一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)
1: 血液を希釈すると増加する。
2: 低体温にすると増加する。
3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。
4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。
5: 血液粘度が上昇すると増加する。
a: 動脈血酸素分圧 :9mmHg以下
c: 肺活量 :15mL/kg以下
d: 1秒量 :10mL/kg以下
e: 吸気力 :-45cmH2O
呼吸不全について正しいのはどれか。
a: 酸素療法によっても動脈血酸素分圧(PaO2)は60mmHg以下を示す。
b: 大多数の患者は高血圧を合併する。
c: 常に呼吸困難を自覚している。
d: 動脈血酸素分圧(PaO2)および動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)の測定は診断上重要である。
e: 人工呼吸器の使用が必要になることがある。
血液透析中に血圧が低下し、十分な除水ができない患者に対する対策として正しいのはどれか。(人工腎臓装置)
a: 体外限外濾過法(ECUM)の追加
b: 高ナトリウム透析液の使用
c: 血液流量の増加
d: 使用透析器膜面積の拡大
e: 透析液温の低下(低温透析)
人工心肺による完全体外循環中の混合静脈血酸素飽和度に影響を与えないのはどれか。
1: 送血流量
2: 吹送ガスの酸素濃度
3: 体 温
4: ヘモグロビン濃度
5: 麻酔器の換気量
人工心肺を用いた開心術について正しいのはどれか。
a: 軽度~中等度の低体温も併用される。
b: 血液希釈法の限界はヘマトクリット値25%である。
c: 心停止液にはCa2+を用いる。
d: 心筋保護のために局所加温が行われる。
e: 回路に血液を全く充填しない方法が行われる。
人工心肺について誤っているのはどれか。
1: ローラポンプは圧閉度を調整する。
2: 体外循環開始前にプロタミンを投与する。
3: 送血カニューレは大動脈に挿入する。
4: 体外循環開始時に酸素の吹送を開始する。
5: 大動脈を遮断してから心筋保護液を注入する。
1: 静脈から脱血し、酸素加した血液を動脈に送る。
2: 現在の人工肺の主流は気泡型人工肺である。
3: 血液ポンプにはローラポンプと遠心ポンプがある。
4: 出血を回収する吸引回路がある。
5: 代謝を下げるために低体温にすることがある。
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