第24回国試午後70問の類似問題

国試第15回午後:第48問

体外循環時に血漿遊離ヘモグロビンの増加が認められたとき、原因でないのはどれか。

1: 人工肺など異物への血液の接触

2: 送血ポンプの圧閉度の調節不良

3: 太い送血カニューレの使用

4: 心腔内血液吸引回路からの多量の空気の吸引

5: 熱交換器における血液と温水との温度差の増大

ME2第30回午後:第30問

血液ガス分析について誤っているのはどれか。

1: 採血後すぐに測定できない場合には冷蔵保管する。

2: 注射筒へのヘパリン注入は採血後に行う。

3: 注射筒内へ混入した気泡は直ちに除去する。

4: 採血後に注射筒内の血液をよく撹拌する。

5: 測定値は37℃に温度補正される。

ME2第36回午後:第42問

量規定式人工呼吸器使用中に気道内圧下限警報が鳴っている。原因として考えられるのはどれか。

1: 気管チューブのカフ圧低下

2: 呼気側回路のフィルタの目詰まり

3: 気管チューブの閉塞

4: 加温加湿器の設定不良

5: 酸素濃度計の不良

国試第1回午前:第24問

人工呼吸について正しいのはどれか。

1: 間欠的陽圧換気(IPPV)は、慢性閉塞性肺疾患の急性増悪には禁忌である。

2: 呼気終末陽圧(PEEP)は、低酸素血症の是正を期待して行われる。

3: 持続的陽圧換気(CPPV)は、主に心不全を合併している患者に行われる。

4: 間欠的強制換気(IMV)は、無呼吸の患者に対して行われる。

5: 高頻度換気(HFV)は、主に肺水腫の治療法として行われる。

国試第20回午前:第21問

ARDS(急性呼吸窮迫症候群)について正しいのはどれか。(呼吸器学)

a: 初期からPaCO2が上昇する。

b: 酸素吸入療法が有効である。

c: 肺コンプライアンスが減少する。

d: 血管壁透過性が亢進する。

e: PaO2/FiO2が200mmHg以下である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第53問

IABPについて正しいのはどれか。(体外循環装置)

a: 左室の後負荷を増大させる効果がある。

b: 正常な心臓と同等の心拍出量を得る。

c: 人工心肺中に使用することで拍動流が得られる。

d: 血液凝固異常を有する患者への使用は禁忌である。

e: 合併症として動脈主要分岐の血行障害がある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第55問

PCPSについて正しいのはどれか。

a: 膜型肺が含まれる。

b: ベッドサイドで施行できない。

c: 動脈から脱血して静脈へ送血する。

d: 全身麻酔を必要としない。

e: 閉鎖回路で行える。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午後:第56問

人工心肺装置のローラポンプの圧閉度(オクルージョン)調節は、図に示す装置を用いて行われるが、落差hはどれか。(体外循環装置)

18PM56-0

1: 0.5m

2: 1.0m

3: 1.5m

4: 2.0m

5: 2.5m

国試第10回午後:第38問

人工呼吸器操作中に監視すべき箇所はどれか。

a: 高圧ガス管との接続部

b: エアコンプレッサのフィルタ

c: 回路内圧計

d: 加温加湿器

e: 回路蛇管の接続部

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第28問

人工呼吸器を使用するときの注意点で正しいのはどれか。

a: 低圧警報は最高気道内圧よりやや低く設定する。

b: 吸気力の弱い患者に補助呼吸を行う場合はトリガー圧を低く設定する。

c: 加温加湿器に用いる水は滅菌水がよい。

d: 換気量は吸気量で測定する。

e: 高圧警報を低く設定し過ぎると肺損傷の原因となる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午後:第46問

末梢組織への酸素運搬を大きく改善する変化はどれか。(人工呼吸療法)

a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dlになった。

b: 心拍出量が3.55L/分から5l/分になった。

c: P aO2が90mmHgから130mmHgになった。

d: P aCO2が30mmHgから40mmHgになった。

e: 動脈血ヘモグロビン酸素飽和度が75%から90%になった。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第73問

補助人工心臓について誤っているのはどれか。

1: 左室脱血は左房脱血よりも高流量を得やすい。

2: 体外設置型の拍動流型補助人工心臓は空気駆動方式のものが多い。

3: 体内埋込み型では主に連続流型が用いられる。

4: 欧米では末期重症心不全患者の最終治療として用いられている。

5: 患者の右心機能が低下すると左心補助人工心臓の補助流量は増加する。

国試第18回午後:第50問

人工心肺のカニューレについて誤っているのはどれか。(体外循環装置)

1: 血流に対する抵抗を小さくするためには小さな口径が望ましい。

2: 充填血液量を少なくするためには小さな口径が有利である。

3: 拍動流ポンプでは大きな口径のカニューレが必要である。

4: 送血カニューレが細すぎると先端部でキャビテーションを生じる可能性がある。

5: 送血カニューレが太すぎると動脈壁を損傷する。

国試第24回午後:第64問

NPPVの適応はどれか。(生体機能代行装置学) 

a: 全身麻酔

b: うっ血性心不全

c: COPD急性増悪

d: 誤嚥性肺炎

e: 進行したARDS

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午前:第64問

図は人工呼吸中の気道内圧波形である。正しいのはどれか。

27AM64-0

1: 圧規定換気である。

2: 吸気終末休止をおいている。

3: ファイティングを認める。

4: PEEPがかかっている。

5: 吸気呼気相比は2:1である。

ME2第38回午後:第32問

人工呼吸器の量規定換気様式で設定できないのはどれか。

1: 換気量

2: 気道内圧

3: 換気回数

4: 吸入器酸素濃度

5: 吸気流速

ME2第40回午後:第48問

人工呼吸器使用中の点検項目として実施しないのはどれか。

1: バッテリー駆動への切り替え

2: 低換気量警報の設定値

3: 呼吸器回路破損状態

4: 吸入気酸素濃度の設定値

5: 機器本体からの異音の有無

国試第24回午後:第66問

高気圧酸素治療の緊急的適応があるのはどれか。(生体機能代行装置学) 

a: 突発性難聴

b: ガス壊疽

c: 空気塞栓

d: 遷延性一酸化炭素中毒

e: 難治性潰瘍を伴う閉塞性動脈硬化症

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第66問

人工呼吸器関連肺炎で正しいのはどれか。

1: カフ付気管チューブでは予防できない。

2: 予防には呼吸回路を毎日交換する。

3: 吸気ガスからの感染が最も多い。

4: 閉鎖式吸引は予防に有効である。

5: 人工呼吸開始 24時間以内に発症する。

国試第11回午後:第68問

高気圧酸素治療の安全対策として適切なのはどれか。

a: 治療前に大気圧を測定する。

b: 治療前に装置を点検する。

c: 治療前に患者の所持品を点検する。

d: 治療開始から終了まで患者監視を継続する。

e: 毎分1.22kgf / cm2の速度で減圧する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e