第21回国試午後37問の類似問題

国試第11回午後:第50問

人工心肺施行中の生理学的変化として誤っているのはどれか。

1: 代謝性アシドーシス

2: α波の消失

3: 尿量の減少

4: 血糖値の上昇

5: 血小板数の増加

国試第26回午後:第70問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

1: 血液希釈によって溶血量は増加する。

2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。

3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。

4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。

5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。

国試第36回午後:第66問

人工呼吸器離脱が可能な状態として正しいのはどれか。 

1: 動脈血pH7.20 

2: PaO240mmHg(FIO20.21) 

3: PaCO245mmHg 

4: 1回換気量4mL/kg 

5: 呼吸回数40/分 

国試第19回午後:第43問

人工呼吸中に呼気終末二酸化炭素濃度が急激に低下した。原因として考えにくいのはどれか。(人工呼吸療法)

1: 呼気弁の開放不全

2: 呼吸回路の脱落

3: 心停止

4: 肺塞栓症

5: 気管チューブの閉塞

国試第16回午前:第19問

肺機能検査について正しいのはどれか。

1: 肺活量は1回換気量と予備吸気量の和である。

2: %肺活量70%は基準値内である。

3: 閉塞性肺疾患では1秒率が上昇する。

4: 残気量に機能的残気量と1回換気量との差である。

5: 肺気腫では残気量が上昇する。

国試第20回午後:第45問

人工呼吸管理で不均等換気是正のためにとられる処置はどれか。(人工呼吸療法)

a: 換気回数を増やす。

b: 吸入気酸素濃度を上げる。

c: EIPを設定する。

d: プレッシャーコントロールベンチレーション(PCV)とする。

e: 機械的死腔を負荷する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午後:第72問

人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。

a: 充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。

b: 小児では成人に比して希釈率は低くなる。

c: 希釈限界はヘマトクリット10%である。

d: 希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。

e: 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午後:第34問

陽圧人工呼吸の合併症でないのはどれか。

1: 心拍出量減少

2: 気 胸

3: 尿量増加

4: 脳潅流圧低下

5: 気管壁壊死

国試第25回午前:第69問

人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。

1: 血糖値が低下する。

2: 血小板数が減少する。

3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。

4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。

5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。

国試第2回午後:第28問

人工呼吸器の選択について誤っているのはどれか。

1: 肺疾患がない術後患者の呼吸管理は従圧式でもよい。

2: 重い肺疾患がある患者では従量式がよい。

3: 新生児では新生児専用の人工呼吸器を用いるのがよい。

4: COLD患者では広い換気条件調節機能が要求される。

5: ウィーニングには従量式が必須である。

国試第16回午後:第46問

人工呼吸中に呼気終末二酸化炭素濃度が急激に低下した。考えられるのはどれか。

a: 気管チューブの閉塞

b: 心拍出量の急激な増加

c: 酸素消費量の減少

d: 心停止

e: 肺塞栓症

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第35問

人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。

a: 動脈血酸素分圧 :9mmHg以下

b: 呼吸数 :40回/分以上

c: 肺活量 :15mL/kg以下

d: 1秒量 :10mL/kg以下

e: 吸気力 :-45cmH2O

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第34問

安静時の自発呼吸について正しいのはどれか。

a: 呼気時肺内圧は陽圧または平圧である。

b: 呼気時胸腔内圧は陰圧である。

c: 吸気時肺内圧は陽圧である。

d: 吸気時横隔膜は上方に移動する。

e: 吸気時胸腔内圧は陽圧である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午前:第42問

機械的人工換気の適応を判断するとき有用なのはどれか。

a: 肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)

b: 胸部エックス線写真

c: 機能的残気量(FRC)

d: 死腔/1回換気量(VD/VT)

e: 1回換気量(VT)

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第38問

人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。

a: 動脈血酸素分圧 :90mmHg以下

b: 呼吸数 :40回/分以上

c: 肺活量 :15ml/kg以下

d: 1秒量 :10ml/kg以下

e: 吸気カ :45cmH2O以下

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午後:第6問

肺気量について誤っているのはどれか。

1: 肺活量は肺の容積に等しい。

2: 機能的残気量は安静時呼気終末の肺気量である。

3: 成人の安静時1回換気量は400~500 mL 程度である。

4: 成人の安静時呼吸回数は1分間14回程度である。

5: 予備吸気量は安静吸気位から吸入できる最大の吸入量である。

国試第24回午後:第71問

人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: 血液希釈によって膠質浸透圧は低下する。

b: 成人の体表面積あたりの灌流量は小児よりも多い。

c: 低体温によって末梢血管抵抗は低下する。

d: 心停止液にはCa2+を用いる。

e: プロタミンはヘパリン初期投与量の1~1.5倍を投与する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第34問

人工呼吸器について誤っているのはどれか。

1: 従圧式は分泌物の多い患者や重傷呼吸不全患者に適している。

2: 従圧式では患者の呼気量のモニタが重要である。

3: 従量式では呼気量、吸入圧のモニタが重要である。

4: 従圧式では測定した換気量から必要な設定圧を調節する。

5: 従量式では1回換気量は吸気流量と吸気時間で決定される。

国試第3回午後:第33問

人工呼吸の適用基準でないのはどれか。

1: 肺活量が予測値の1/6以下

2: 呼吸数が正常値の1.55倍

3: 吸気力が-25cmH2O以下

4: PaO2が50mmHg以下

5: PaCO2が55mmHg以上

国試第27回午後:第71問

人工心肺による体外循環中の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。

1: IABPの併用

2: 細動心の除細動

3: アドレナリンの投与

4: 左心腔内血液の吸引(ベンティンブ)

5: 部分体外循環から完全体外循環への移行