正しいのはどれか。
a: 血漿の物性は白血球数できまる。
b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。
c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。
d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。
e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体組織の電気的性質として正しいのはどれか。
a: 生体の電気抵抗率は周波数に依存しない。
b: 細胞膜は直流に対してほぼ完全な絶縁物と考えてよい。
c: 生体組織の中で骨は電気抵抗率が高い。
d: 生体組織の中で血液は電気抵抗率が高い。
e: 生体組織の中で脂肪は電気抵抗率が低い。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
b: 細胞膜は微小な直流に対してほぼ完全な絶縁物と考えてよい。
c: 生体組織の中では骨は電気抵抗率が高い。
d: 生体組織の中では血液は電気抵抗率が高い。
e: 生体組織の中では脂肪は電気抵抗率が低い。
生体組織の受動的な電気特性について誤っているのはどれか。
1: α分散は細胞でのイオン移動に関係して生じる。
2: β分散は細胞や組織の不均質に関係して生じる。
3: γ分散は水分の誘電分散によって生じる。
4: 導電率は周波数とともに減少する傾向がある。
5: 誘電率は周波数とともに減少する傾向がある。
生体の電気特性について誤っているのはどれか。
1: 低周波では誘電率が大きい。
2: 骨格筋は異方性が大きい。
3: 細胞膜は大きな電気容量をもつ。
4: α分散はイオンの集散に起因する。
5: β分散は約GHzで生じる。
生体組織の受動的な電気的特性について誤っているのはどれか。
1: α分散は細胞でのイオン移動等に関係して生じる。
3: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。
興奮性細胞の電気的特性で誤っている組合せはどれか。
1: 再分極相 不応期
2: 細胞膜 静電容量
3: 静止電位 -90~-50mV
4: オーバーシュート 0~40mV
5: 無髄神経 跳躍伝導
1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。
2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。
3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。
5: β分散は約20GHzで生じる。
a: 生体電気信号の導出には単極誘導と双極誘導とがある。
b: 金属と電解質との接触面の静止電位は材質にかかわらず一定である。
c: 皮膚インピーダンスは抵抗と電気容量との直列回路で近似される。
d: ArAgCl電極は不分極電極として生体用電極に用いられる。
e: 電極接触インピーダンスは周波数依存性を示す。
生体電気現象の計測について正しいのはどれか。
a: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
b: 金属と電解液の接触面では静止電位が発生する。
c: 電極に電流が流れると静止電位の他に電極と生体間に分極電圧が発生する。
d: 生体と電極との接触インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
e: 増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
生体電気計測について正しいのはどれか。
a: 電極静止電位は小さい方がよい。
b: Ag-AgC1電極は不分極電極である。
c: 差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。
d: 皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。
e: 分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。
生体組織や細胞の電気的特性について誤っているのはどれか。
1: 低周波での導電率は高周波での導電率より高い。
2: 血液の導電率は骨格筋の導電率より高い。
3: 低周波での誘電率は高周波での誘電率より高い。
4: 肝臓の誘電率は骨の誘電率より高い。
5: 細胞内液の導電率は細胞膜の導電率より高い。
神経組織について誤っているのはどれか。
1: 末梢神経の軸索はシュワン細胞に取り囲まれている。
2: 髄鞘の切れ目をランビエの絞輪という。
3: 細胞内液のNa+濃度は細胞外液よりも高い。
4: 脱分極は静止膜電位が負からゼロに向かうことをいう。
5: 強い刺激を加えても活動電位の発生が起こらない期間を絶対不応期という。
生体の電気特性について正しいのはどれか。
a: α分散は水分子の分極に起因する。
b: β分散は組織の構造に起因する。
c: 脂肪の導電率は筋肉よりも低い。
d: 骨格筋の異方性は弱い。
e: 有髄神経の髄鞘は高い導電性を示す。
a: 電極ペーストは皮膚のインピーダンスを低下させる。
b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動する。
c: 皮膚が乾燥すると皮膚のインピーダンスは低下する。
d: 電極に電流を流さないと分極電圧が発生する。
e: 生体内部のインピーダンスは皮膚のインピーダンスより低い。
一様な電界に置かれた導体について正しいのはどれか。ただし、真空中とする。
a: 導体表面に電荷が現れる。
b: 導体内の電界の大きさは0となる。
c: 導体内の自由電子は電界の方向へ移動する。
d: 導体内では誘電分極が起こる。
e: 電界の方向は導体表面との接線方向となる。
神経細胞においてエネルギー消費を伴わないのはどれか。
1: ナトリウムイオンの細胞外への移動
2: 細胞内外での電解質濃度差の維持
3: 不応期の形成
4: カリウムイオンの細胞内への移動
5: 水分子の細胞膜通過
神経細胞や筋細胞などの興奮に関係するのはどれか。
a: 粘性係数
b: イオン濃度こう配
c: 活動電位
d: 膜電位
e: 減衰定数
生体組織の受動的電気特性について正しいのはどれか。
a: 導電率は周波数とともに増加する。
b: a 分散は水分子の緩和現象に起因する。
c: 皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い。
d: 骨格筋は異方性を示す。
e: インピーダンスは非線形性を示す。
組織インピーダンスの低周波領域(~1kHz)における特性で正しいのはどれか。
1: 細胞内液のリアクタンス成分が大きい。
2: 細胞膜のインピーダンスは小さい。
3: 等価回路は細胞外液の抵抗成分で近似できる。
4: 等価回路は細胞膜のキャパシタンス成分で近似できる。
5: 等価回路は細胞膜と細胞内液が並列に接続されている。
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