第8回国試午後40問の類似問題

国試第23回午前:第36問

輸液に用いる機器について正しいのはどれか。

a: 予圧注入方式は携帯型に用いられる。

b: ローラポンプ方式では流れの方向は弁機構で制御される。

c: 自然滴下方式では滴下センサは用いない。

d: フィンガポンプ方式は高流量投与に適する。

e: シリンジポンプ方式は低流量でも精度が高い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第40回午後:第6問

PCPSについて誤っているのはどれか。

1: 経皮的カニューレを用いる。

2: 膜型人工肺を用いる。

3: 遠心ポンプを用いる。

4: 閉鎖回路である。

5: 貯血槽を用いる。

国試第18回午後:第54問

人工心肺による体外循環中の空気塞栓発生時、送血停止後の対策として正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 頭部を高位にして上大静脈から逆行性送血を行う。

2: 頭部を低位にして上大静脈から逆行性送血を行う。

3: 頭部を高位にして下大静脈から逆行性送血を行う。

4: 頭部を低位にして下大静脈から逆行性送血を行う。

5: 頭部を低位にして上行大動脈から送血を行う。

国試第28回午前:第36問

輸液ポンプについて正しいのはどれか。

1: シリンジポンプには閉塞アラームがない。

2: シリンジポンプには気泡アラームがある。

3: 滴数制御方式は薬液の表面張力の影響を受ける。

4: 低流量の場合にはフィンガ式が良い。

5: 滴下センサには紫外線を用いる。

国試第8回午後:第43問

人工心肺装置の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: ローラポンプによりチューブが完全に圧閉される場合は血球が破壊される。

b: ACTが400~600秒の場合、血液の抗凝固性が維持される。

c: 血液温の低下で血液粘度は低下する。

d: 径が太い送血カニューレでは血液成分に対する損傷が大きい。

e: 熱交換器での血液と加温水の温度差が10°C以上では血球が破壊されやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午前:第72問

人工心肺を用いた体外循環について誤っているのはどれか。

1: 体重あたりの適正灌流量は小児では成人に比べて多い。 

2: 血液希釈により末梢血管抵抗は低下する。 

3: 低体温により血中酸素溶解度は低下する。 

4: 低体温によりヘモグロビンの酸素結合力が高くなる。 

5: 低体温により血液粘稠度は上昇する。 

国試第33回午前:第70問

人工心肺装置の目的と構成機器との組合せで正しいのはどれか。

a: 出血の回収            血液吸引ポンプ

b: 静脈血の酸素加          人工肺

c: 肺循環の維持           血液ポンプ

d: 余剰水分の排出          ベントポンプ

e: 貯血槽内の微小気泡除去      動脈フィルタ

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午後:第70問

輸液ポンプについて誤っているのはどれか。

a: 正確な輸液量コントロールができる。

b: 警報機構は不必要である。

c: 感電防止のため動力源には酸素を使用する。

d: 成人患者の輸液だけに使用する。

e: 大量輸液も可能な機種が便利である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第71問

人工心肺による体外循環中の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。

1: IABPの併用

2: 細動心の除細動

3: アドレナリンの投与

4: 左心腔内血液の吸引(ベンティンブ)

5: 部分体外循環から完全体外循環への移行

国試第36回午前:第70問

膜型人工肺について正しいのはどれか。 

a: 人工肺は血液ポンプの入口側に接続する。 

b: ガス流量を増やすと二酸化炭素除去量は減少する。 

c: 外部灌流型は内部灌流型より血液の圧損失が高い。 

d: 均質膜は貫通孔をもたない。 

e: 血漿漏出によるガス交換能低下時は人工肺を交換する。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第7回午後:第38問

人工心肺について正しいのはどれか。

a: 送血部位として左房が用いられる。

b: ローラポンプのチューブが完全圧閉の場合に高度の溶血が生じる。

c: 心内還流血はなるべく弱い圧で吸引するのがよい。

d: 送血カニューレはできるだけ大きなサイズがよい。

e: 回路の滅菌に使うエチレンオキサイドガス(EOG)は溶血に関係ない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午後:第74問

人工心肺中のトラブルとその対応との組合せで正しいのはどれか。

a: 脱血カニューレの脱落 ------------- 送血ポンプの停止

b: 膜型人工肺におけるwlung ------ 人工肺の交換

c: 人工肺内の血栓形成 ------------- ヘパリンの追加投与

d: 熱交換器の水漏れ --------------- 冷温水槽の交換

e: 大動脈内への気泡の誤送 ----------- 送血ポンプの逆回転

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第82問

循環器系の流体現象について誤っているのはどれか。 

1: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度が増加する。 

2: 連銭(ルーロー)の形成により血液粘度が増加する。 

3: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。 

4: 血管内径が小さくなると血管抵抗が上昇する。 

5: 大動脈の動圧は静圧より大きい。 

ME2第28回午前:第57問

シリンジポンプについて誤っているのはどれか。

1: 内臓バッテリーにより駆動できる。

2: ピストンシリンダ方式である。

3: 流量精度は±1%以下と規定されている。

4: フィンガポンプに比べて低流量の注入が可能である。

5: 輸液流量表示は1時間当たりの流量で表される。

国試第15回午前:第70問

IABPについて正しいのはどれか。

a: バルーンを下行大動脈内に留置する。

b: 冠状動脈血流量を増加させる。

c: 心臓の拡張期にバルーンを収縮させる。

d: 成人には容積300mlのバルーンを用いる。

e: バルーンの収縮・拡張は心電図のR波に同期させて行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第23問

大動脈瘤について正しいのはどれか。(循環器学)

1: 手術は人工血管を用いたバイパス術が基本である。

2: 胸腹部大動脈瘤手術合併症の対麻痺は脳梗塞が原因である。

3: 解離性大動脈瘤は血管外膜の亀裂によって生じる。

4: 急性大動脈解離ではIABPが禁忌である。

5: 腎動脈下腹部大動脈瘤の手術には人工心肺装置が必要である。

ME2第33回午後:第25問

IABPについて正しいのはどれか。

1: PCPSとの併用は禁忌である。

2: 駆動用に炭酸ガスを使用する。

3: バルーンカテーテルは上行大動脈に留置する。

4: 保管時は商用交流電源に接続し、充電状態にしておく。

5: 急性心筋梗塞に対して効果は少ない。

国試第9回午前:第13問

血管について誤っているのはどれか。

1: 冠動脈は心臓に血液を送る。

2: 外頸動脈は脳に血液を送る。

3: 腹腔動脈は消化管に血液を送る。

4: 総腸骨動脈は下肢に血液を送る。

5: 門脈は消化管の血液を肝臓に運ぶ。

国試第18回午後:第51問

人工心肺による体外循環の至適灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)

1: 体表面積を基準に求める。

2: 血液を希釈した場合、増加させる。

3: 体温が低下した場合減少させる。

4: 混合静脈血の酸素飽和度によって調節する。

5: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べ多い。

国試第27回午後:第73問

補助人工心臓について誤っているのはどれか。

1: 左室脱血は左房脱血よりも高流量を得やすい。

2: 体外設置型の拍動流型補助人工心臓は空気駆動方式のものが多い。

3: 体内埋込み型では主に連続流型が用いられる。

4: 欧米では末期重症心不全患者の最終治療として用いられている。

5: 患者の右心機能が低下すると左心補助人工心臓の補助流量は増加する。