廃用症候群で正しいのはどれか。
1: 加齢による影響は少ない。
2: 二次性サルコペニアを認める。
3: 筋萎縮は上肢に強くみられる。
4: 進行しても摂食嚥下機能は保たれる。
5: 高齢者では高アルブミン血症を認める。
重症筋無力症で誤っているのはどれか。
1: 神経筋接合部の異常で発症する。
2: 男性より女性に多く発症する。
3: 眼瞼下垂や複視が起こる。
4: 日内変動があり午後の方が動作しやすい。
5: 胸腺疾患を合併することが多い。
感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。
1: 多発性硬化症
2: 重症筋無力症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 肢帯型筋ジストロフィー
5: 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
Down症候群について正しいのはどれか。
1: 転座型に次いで21トリソミーが多い。
2: 発症リスクに高齢出産がある。
3: 言語表出に問題はない。
4: 筋緊張は高い。
5: 男子に多い。
知的障害がみられうる疾患の中で、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)が特徴的なのはどれか。
1: 結節性硬化症
2: 神経線維腫症
3: ネコ鳴き症候群
4: Williams症候群
5: Prader-Willi症候群
閉塞性動脈硬化症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性よりも女性に多い。
2: 20~30歳代に多い。
3: 低血圧の合併が多い。
4: 間欠性跛行がみられる。
5: 主に四肢の近位側の動脈が侵される。
特発性大腿骨頭壊死症について正しいのはどれか。
1: 小児に多い。
2: 手術適応例は少ない。
3: 両側性病変は稀である。
4: ステロイド薬使用者に多い。
5: 股関節内外旋可動域は保たれる。
多発性硬化症に特徴的な痛みはどれか。2つ選べ。
1: テタニー様痙攣に伴って生じる四肢の放散痛
2: 頭部前屈に伴って生じる背部下方への電撃痛
3: 食後に生じる胸背部鈍痛
4: 上肢と手指の発赤を伴った疼痛
5: 歩行を困難にするしびれを伴う下肢の疼痛
脳卒中患者で大脳皮質の病変と比べて視床の病変でみられやすい症状はどれか。
1: 視野狭窄
2: 病態失認
3: 運動失調
4: 弛緩性片麻痺
5: 空間認知の低下
高齢者にみられる変化で正しいのはどれか。
1: 骨吸収は停止する。
2: 残気量は減少する。
3: 収縮期血圧は下降する。
4: 水晶体は蛋白変性する。
5: 皮膚の痛み閾値は低下する。
筋萎縮性側索硬化症で生じにくい症状はどれか。
1: 舌萎縮
2: 構音障害
3: 上下肢麻痺
4: 眼球運動障害
5: 摂食嚥下障害
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。
1: 感覚障害が出現する。
2: 筋線維束攣縮が見られる。
3: 20歳代に好発する。
4: 萎縮は近位筋から生じる。
5: 初期から腱反射は低下する。
介護保険法の特定疾病に含まれるのはどれか。
1: 筋ジストロフィー
2: 多発性硬化症
3: 多発性筋炎
4: ポリオ後症候群
5: Parkinson病
初発の多発性硬化症患者の作業療法で適切でないのはどれか。 ア.環境温度を25℃以下に設定する。イ.視覚障害に対して点字訓練を開始する。ウ.漸増抵抗運動での筋力増強訓練を行う。エ.痙縮筋の持続伸張を行う。オ.抑うつに対して心理的サポートを行う。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
多発性筋炎で正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 心筋は障害されない。
3: 高い室温では筋力が低下する。
4: 四肢の遠位筋優位に障害される。
5: 間質性肺炎を合併すると予後が悪い。
病名と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 前頭側頭型認知症 ― 脱抑制
2: 進行性核上性麻痺 ― 取り繕い
3: 皮質基底核変性症 ― 認知の変動
4: Lewy小体型認知症 ― 肢節運動失行
5: Alzheimer型認知症 ― 垂直性眼球運動障害
重症筋無力症について正しいのはどれか。
1: 起床時に症状が強い。
2: 悪性腫瘍の合併が多い。
3: 自己免疫性疾患である。
4: 女性よりも男性に多い。
5: 40歳以前の発症は稀である。
錐体外路症状を呈するのはどれか。
1: 核黄疸
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: 脊髄空洞症
4: フリードライヒ型失調症
5: シャルコー・マリー・トゥース病
45歳の男性。半年前から左上肢遠位部の脱力、3か月前から左上肢の筋萎縮と右上肢の脱力、さらに最近歩行障害と構音障害を認めるようになり、神経内科で筋萎縮性側索硬化症と診断された。現時点で認められる可能性が高いのはどれか。
1: 褥 瘡
2: 振動覚低下
3: 眼球運動障害
4: 膀胱直腸障害
5: Hoffmann反射陽性
老年期の特徴について誤っているのはどれか。 ア.身体機能の個人差が縮小する。イ.薬剤の必要な投与量は成人量よりも少ない。ウ.個人で多くの疾患をもっている。エ.本来の疾患とは無関係の合併症を併発する。オ.典型的な症状が強く現れる。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ