第36回午後第47問の類似問題

第56回午前:第38問

疾患または症候と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。  

1: 運動失調 ── 酩酊歩行

2: フレイル ── すくみ足歩行

3: Parkinson病 ── はさみ脚歩行

4: 脳卒中片麻痺 ── 踵足歩行

5: 総腓骨神経麻痺 ── 分回し歩行

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、疾患または症候と異常歩行の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは運動失調と酩酊歩行です。
  • 運動失調と酩酊歩行は正しい組み合わせです。酩酊歩行は小脳性の運動失調で見られる現象で、歩行時にバランスを保つことが難しくなります。
  • フレイルとすくみ足歩行は正しくありません。フレイルは加齢に伴って身体機能の予備機能が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態を示すもので、すくみ足歩行はParkinson病の姿勢保持反射障害の1つです。
  • Parkinson病とはさみ脚歩行は正しくありません。はさみ脚歩行は脳性小児麻痺で見られる現象で、Parkinson病ではすくみ足や突進現象が見られます。
  • 脳卒中片麻痺と踵足歩行は正しくありません。踵足歩行は下腿三頭筋麻痺で見られる現象で、脳卒中片麻痺では下肢麻痺の重症度によりバリエーションがあり、膝屈曲型や膝伸展型のようにさまざまなパターンがある。分回し歩行も脳卒中片麻痺で見られることがある。
  • 総腓骨神経麻痺と分回し歩行は正しくありません。分回し歩行は上位運動ニューロンの障害で見られやすい現象で、総腓骨神経麻痺は下位運動ニューロンの障害である。下腿の外側から足背ならびに第5足指を除いた足趾背側にかけて感覚障害がみられる。足関節と足趾が背屈で出来なくなり、下垂足(drop foot)になる。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第91問

義足が長すぎるときの異常歩行で誤っているのはどれか。  

1: 健側の伸び上がり歩行

2: 外転歩行

3: 分回し歩行

4: 義足側への体幹側屈

5: 歩幅の左右不均衡

第50回午後:第73問

疾患または症候と異常歩行の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 運動失調 - 酩酊歩行

2: Parkinson病 - すくみ足歩行

3: 脳卒中片麻痺 - 尖足歩行

4: 総腓骨神経麻痺 - 分回し歩行

5: 両下肢痙性麻痺 - はさみ脚歩行

第57回午前:第22問

歩行導入初期における運動学習の方法として適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: ハンドリングを行う。

2: 休憩を入れずに練習する。

3: 踵接地の練習を繰り返し行う。

4: 後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。

5: フィードバックを与える頻度は少なくする。

第56回午後:第30問

歩行障害とその原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: frozen gait ── 小脳性運動失調

2: scissors gait ── パーキンソニズム

3: steppage gait ── 総腓骨神経麻痺

4: waddling gait ── 下肢帯の筋力低下

5: wide-based gait ── 両下肢の痙縮

第54回午後:第28問

若年者と比較した高齢者の歩行で正しいのはどれか。  

1: 歩隔は狭くなる。

2: 歩幅は大きくなる。

3: 腕の振りは減少する。

4: 両脚支持期は短くなる。

5: 遊脚相における足尖と床面との距離は大きくなる。

第50回午前:第44問

6分間歩行テストで誤っているのはどれか。  

1: テストは2回施行する。

2: 被検者の横に並んで歩く。

3: 自覚症状の変化を記録する。

4: 被検者に残りの時間を伝える。

5: 6分間の総歩行距離で評価する。

第55回午前:第36問

6分間歩行テストで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 自覚症状の変化を記録する。

2: 被験者の斜め前方に並んで歩く。

3: 6分間の総歩行距離で評価する。

4: 被験者に残りの時間を伝えることはできない。

5: 被験者が途中で立ち止まった場合にはテストを中止する。

第57回午前:第74問

10 m歩行において歩幅45 cm、歩行率80歩/分を示す。このときの歩行速度(m/秒)はどれか。  

1: 0.4 m/秒

2: 0.5 m/秒

3: 0.6 m/秒

4: 0.7 m/秒

5: 0.8 m/秒

  • 答え:3
  • 解説:1分間に80歩歩いて、1歩あたりの歩幅が45 cmの場合、1分間に歩行する距離は36 mとなります。これを秒速に変換すると、0.6 m/秒となります。
  • 0.4 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は30 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
  • 0.5 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は37.5 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
  • 0.6 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は45 cmとなり、問題文で指定されている条件に一致します。そのため、この選択肢が正解です。
  • 0.7 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は52.5 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
  • 0.8 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は60 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午後:第47問

歩行時に若年者よりも高齢者の方が大きいのはどれか。  

1: 歩 隔

2: 歩 幅

3: 骨盤回旋

4: 遊脚相/立脚相比

5: 頭部の上下動の振幅

第35回午後:第47問

正常歩行について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.踵接地時の膝関節は15゚程度屈曲位である。イ.立脚中期に膝関節は完全伸展位となる。ウ.重心の上下移動は4~5 cmである。エ.骨盤の傾斜は左右5゚程度である。オ.遊脚相の膝関節屈曲は最大135゚に達する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第34回午後:第48問

小児歩行の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 前額面に比べて矢状面では安定している。

2: 上肢は肘屈曲位である。

3: 足底全体で接地する。

4: 遊脚期に股関節は外転する。

5: 歩隔は大きい。

第53回午後:第26問

異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。  

1: 鶏 歩――――――脛骨神経麻痺

2: 踵足歩行―――――脳卒中

3: 動揺歩行―――――小脳性運動失調症

4: 大殿筋歩行――――筋ジストロフィー

5: はさみ脚歩行―――正常圧水頭症

第35回午前:第99問

異常歩行と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 中殿筋歩行-先天性股関節脱臼

2: 大殿筋歩行-デュシェンヌ型筋ジストロフィー

3: 鶏 歩-前脛骨筋麻痺

4: 分回し歩行-脳卒中片麻痺

5: はさみ足歩行-失調症

第44回午前:第71問

遠城寺式乳幼児分析的発達検査表による移動運動の発達指標で「つたい歩きをする」の次に獲得されるのはどれか。  

1: 2、3歩歩く。

2: 靴を履いて歩く。

3: 2足1段で階段を上がる。

4: つかまって立ち上がる。

5: 座った位置から立ち上がる。

第37回午後:第46問

正常歩行時にモーメントが働く方向で正しいのはどれか。  

1: 踵接地時に足関節背屈方向

2: 踵接地時に膝関節伸展方向

3: 踵接地時に股関節伸展方向

4: 足底接地時に足関節底屈方向

5: 踵離地時に足関節背屈方向

第36回午前:第43問

身体運動と動作が可能となる年齢との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 片足で立つ-1歳6か月

2: 走る-2歳

3: 両足で跳ぶ-2歳6か月

4: 三輪車に乗る-4歳

5: 交互にスキップする-5歳

第40回午後:第69問

誤っている組合せはどれか。  

1: 鶏状歩行-多発筋炎

2: 小刻み歩行-多発性脳梗塞

3: 失調性歩行-脊髄小脳変性症

4: すくみ足歩行-パーキンソン病

5: 動揺性歩行-デュシェンヌ型筋ジストロフィー

第53回午前:第74問

正常歩行について正しいのはどれか。  

1: 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。

2: 膝関節は踵接地直後に伸展する。

3: 骨盤は水平面において回旋運動をする。

4: 骨盤は前額面において水平に保たれる。

5: 骨盤は遊脚側へ側方移動する。

  • 答え:3
  • 解説:正常歩行では、肩関節、膝関節、骨盤が特定の動きを行い、体のバランスを保ちながら歩行が行われます。この問題では、それらの動きの中で正しいものを選ぶ必要があります。
  • 肩関節は同側の踵接地時に最大伸展位となるので、この選択肢は間違いです。
  • 膝関節は踵接地直後に屈曲するので、この選択肢は間違いです。
  • 正しい選択肢です。正常歩行では、骨盤は水平面において回旋運動をすることで、歩行の効率を高めています。
  • 骨盤は前額面において立脚側が内転するので、この選択肢は間違いです。
  • 骨盤は立脚側へ側方移動するので、この選択肢は間違いです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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