熱傷患者に対する作業療法で誤っているのはどれか。
1: 肥厚性瘢痕部は圧迫する。
2: 急性期から装具で良肢位に保持する。
3: 急性期はゆっくりとした運動を行う。
4: 皮膚移植部は生着してから伸張する。
5: 体幹の熱傷では肩関節は内転位とする。
努力吸気時に働く筋で誤っているのはどれか。
1: 胸横筋
2: 斜角筋
3: 小胸筋
4: 肩甲挙筋
5: 内肋間筋前部
痙直型両麻痺児の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 体幹の回旋運動を促す。
2: 端座位で骨盤後傾運動を促す。
3: 両足の交互運動を促す。
4: 両足を開いて体重移動を促す。
5: 腹筋群と殿筋群との同時収縮を促す。
口すぼめ呼吸で正しいのはどれか。
1: 気道の虚脱を抑える。
2: 全肺気量を増加させる。
3: 吸気時間を延長させる。
4: 呼吸仕事量を増加させる。
5: 機能的残気量を増加させる。
頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者に対する車椅子上の動作指導の方法で誤っているのはどれか。
Wallenberg症候群の嚥下障害への対応について誤っているのはどれか。
1: 病巣側への頸部回旋での直接訓練
2: 頸部伸展位での直接訓練
3: Shaker(シャキア)法
4: Mendelsohn手技
5: バルーン拡張法
25歳の男性。交通事故による脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。頸椎脱臼骨折の観血整復固定術後4日目。多発性肋骨骨折を合併し呼吸管理を行っている。早期理学療法で誤っているのはどれか。
1: タッピングによる排痰訓練を行う。
2: 肩関節の自動介助運動を行う。
3: 肩関節の可動域訓練は屈曲90°までに留める。
4: ベッドアップでの頭部挙上訓練を行う。
5: 下肢の他動運動を行う。
物理療法とその適応との組合せで誤っているのはどれか。
1: 牽引-変形性頸椎症
2: 温水プール-痙性麻痺
3: 紫外線-褥 瘡
4: アイスパック-閉塞性動脈硬化症
5: 経皮的電気刺激(TENS)-腰痛症
脳卒中片麻痺患者の麻痺側の肩の理学療法で正しいのはどれか。
1: 肩関節伸展運動は避ける。
2: 亜脱臼があるときは整復位で行う。
3: 関節可動域訓練では肩甲骨を固定して行う。
4: 麻痺側への寝返りでは麻痺側肩甲骨を内転位にする。
5: 自己介助による上肢挙上運動では反動を用いた方法を指導する。
悪性腫瘍の緩和ケア主体の時期のリハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 呼吸困難の軽減は得られない。
2: 運動療法をすることで心理面が改善する。
3: 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。
4: 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。
5: 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。
脳卒中片麻痺患者の左半側空間無視に対する導入時の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 理学療法士は左側に位置する。
2: 左側身体へ触覚刺激を高める。
3: 左側への体軸内回旋を加える。
4: 鏡による視覚刺激を利用する。
5: 右方から左方へ注意を移動させる。
脊髄損傷患者に対する斜面台の使用目的で適切でないのはどれか。
1: 尿排出の促進
2: 骨粗鬆症の予防
3: 沈下性肺炎の予防
4: 起立性低血圧の改善
5: 下肢の浮腫改善
吸引操作の合併症として誤っているのはどれか。
1: 不整脈
2: 肺胞虚脱
3: 肺うっ血
4: 低酸素血症
5: 気管支攣縮
筋と呼吸運動の組合せで正しいのはどれか。
1: 横隔膜 - 吸気
2: 腹直筋 - 吸気
3: 大胸筋 - 呼気
4: 内肋間筋 - 吸気
5: 胸鎖乳突筋 - 呼気
高齢者の脊椎圧迫骨折の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 急性期は下肢の等尺性訓練を行う。
2: 早期離床を促す。
3: 股関節の伸筋を主に強化する。
4: 体幹筋は腹筋を主に強化する。
5: 体幹装具で座位訓練を行う。
脊髄損傷による対麻痺患者の排泄について誤っているのはどれか。
1: 鳥肌や発汗などの現象を代償尿意として利用する。
2: 自己導尿の回数は残尿量の程度によって決定する。
3: セルフカテーテル器具は2年に1回交換する。
4: 排便は毎日あるいは隔日で行うことを原則とする。
5: 高位損傷者では自律神経過反射に注意する。
慢性閉塞性肺疾患における包括的呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 運動耐容能の改善を図ることができる。
2: 吸気時に動作を行うように指導する。
3: 上肢筋力トレーニングは行わない。
4: 健康関連QOLに影響を与えない。
5: 栄養指導は含まない。
慢性呼吸不全患者の生活指導で適切でないのはどれか。
1: 腹式呼吸を励行する。
2: 時間当たり呼吸数を増やす。
3: 1回換気量を増やす。
4: 動作を分割する。
5: 酸素吸入下で体操する。
脳血管障害の症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 関節拘縮-モビライゼーション
2: 下肢共同運動-ブリッジ運動
3: 肩手症候群-ホットパック
4: 肩関節亜脱臼-肩関節周囲筋の同時収縮
5: 非対称性座位姿勢-体幹装具の作製
筋萎縮性側索硬化症への対処で誤っているのはどれか。
1: 起居動作の維持
2: 呼吸能力の維持
3: 自己導尿の確立
4: 関節拘縮の予防
5: 移動手段の確保