第34回午前第51問の類似問題

第40回午前:第53問

頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の作業療法として適切でないのはどれか。  

1: 上着はかぶりタイプから練習する。

2: 車椅子上で起立性低血圧が起こったら下肢を挙上する。

3: 自己導尿ができるようにカテーテル操作の練習をする。

4: 排便は臥位で行えるように環境を整える。

5: コンピュータの入力デバイスを検討する。

第37回午前:第36問

脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者の寝返りで使う筋で適切でないのはどれか。 

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1: 大胸筋

2: 広背筋

3: 上腕三頭筋

4: 円回内筋

5: 腹斜筋

第47回午前:第94問

肺気腫でみられるのはどれか。  

1: 横隔膜高位

2: 1秒率の増加

3: 機能的残気量の増加

4: 解剖学的死腔の減少

5: 心胸郭比(CTR)の増加

第42回午前:第67問

在宅酸素療法が導入された慢性呼吸不全患者の生活指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 洗髪は、座位で両上肢によって行う。

2: 更衣は、立位でかぶり型上衣で行う。

3: 洗顔は、座位で息を吐きながら行う。

4: 用便は、息を吐きながら腹圧をかけて行う。

5: 歩行は、背筋を反らせて大きく息を吸いながら行う。

第41回午前:第60問

腱板不全断裂の治療で誤っているのはどれか。  

1: 急性期は三角巾による局所の安静

2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練

3: 滑車を用いた肩関節可動域維持

4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練

5: 重錘を用いた上肢挙上運動

第53回午前:第36問

第6頸髄節まで機能残存している頸髄損傷患者に対する作業療法として適切でないのはどれか。  

1: 上衣着脱は被りタイプから練習する。

2: コンピュータの入力デバイスを検討する。

3: 排便は臥位で行えるように環境を整える。

4: 自己導尿ができるようにカテーテル操作を練習する。

5: 車椅子上で起立性低血圧が起こったときは前屈位をとる。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、第6頸髄節まで機能残存している頸髄損傷患者に対する作業療法の適切性について問われています。選択肢の中で適切でないものを選ぶ必要があります。
  • C6機能残存の患者ではつまみ動作が困難で、ボタンやファスナーの取扱は特殊な自助具を使用するか、修練しないと難しい。最初は被りタイプの上衣の着衣から練習するとよいため、選択肢1は適切です。
  • 手指屈曲と伸展の分離した運動が障害された患者では、キーボード入力には自助具やタッチセンサーによる入力デバイスを導入するなどの検討をするとよいため、選択肢2は適切です。
  • 選択肢3は適切でないです。便座で座薬の挿入を行えるのはC7機能残存レベル以上とされ、C6機能残存の排便は、最初はベッド上で行われることが多い。しかし、排便時に腹圧をかける姿勢は臥位よりも座位のほうが有利であり、座薬の挿入なしに排便できる際は、座位での排便もできるように練習する必要性は高い。
  • 男性のC6機能残存レベルでは、カテーテルによる自己導尿が可能である。女性はベッド上開脚位であればC6Bから実施できる可能性があるため、カテーテル操作の練習を行うとよいため、選択肢4は適切です。
  • 車椅子上で起立性低血圧が起きたときは、頭部への血流を回復させるため、前屈位やバックレストにもたれるなどの自己対応ができるように練習しておくとよいため、選択肢5は適切です。
  • 科目:脊髄損傷
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午後:第41問

がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 病名告知を前提として理学療法を行う。

2: 肺癌の患者では呼吸介助は禁忌となる。

3: 疼痛に対して温熱療法を行うことはない。

4: リンパ浮腫に対して理学療法は行わない。

5: 患者の意思に合わせて理学療法の内容を変更する。

第57回午前:第46問

運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。  

1: 胸痛の出現

2: チアノーゼ

3: 単発性心室期外収縮

4: 喘鳴による呼吸困難感

5: 胸部不快感を伴う心室頻拍

第51回午前:第19問

24歳の女性。2日前に室内での火災に巻き込まれ救急搬送された。35%の範囲の熱傷と診断され入院中。意識は清明。顔面から前頸部も受傷し煤のような色の痰がでる。肩甲帯から上腕にかけては植皮が必要な状態。骨盤と下肢とに傷害はみられない。この時期の理学療法として適切なのはどれか。  

1: 患部局所の浮腫に対する弾性包帯による持続圧迫

2: 下肢に対する80%MVCでの筋力増強

3: 背臥位での持続的な頸部伸展位の保持

4: 尖足予防のための夜間装具の装着

5: Squeezingによる排痰

第38回午前:第61問

在宅酸素療法を行っている慢性閉塞性肺疾患患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 肩甲帯のリラクセーションを指導する。

2: 活動時の腹式呼吸パターンを指導する。

3: 時間あたり呼吸数を増やすよう指導する。

4: 口すぼめ呼吸を指導する。

5: 活動課題を分析し作業を分割する。

第56回午前:第35問

頸髄損傷者の自律神経過反射への対応として正しいのはどれか。  

1: 導 尿

2: 下肢挙上

3: 腹帯装着

4: 大腿部叩打

5: 鎮痛剤内服

第55回午後:第47問

人工呼吸器装着患者の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 離床はベッドアップ60°までとする。

2: 体位変換を行い気道内分泌物の移動を促す。

3: 気管内吸引時は陰圧をかけずに吸引カテーテルを挿入する。

4: 気管内吸引に使用するカテーテルは滅菌したものを使用する。

5: 会話が不可能なため患者が自分のニーズを伝えられるように援助する。

第45回午前:第28問

疾患と治療体操との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 慢性閉塞性動脈疾患−Buerger-Allen体操

2: 脊椎圧迫骨折−Böhler体操

3: 肩関節周囲炎−Codman体操

4: 運動失調症−Frenkel体操

5: 腰痛症−Klapp体操

第51回午後:第44問

Down症候群の児の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 腹筋群の収縮を促す。

2: 不随意運動を抑制する。

3: 緊張性迷路反射を促通する。

4: シャフリングを移動手段とする。

5: 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。

第36回午前:第46問

脳卒中片麻痺患者の早期理学療法で正しいのはどれか。  

1: 意識障害があれば座位姿勢はとらない。

2: 意識障害がなければ健側の自動運動を行う。

3: 半側空間無視があれば座位訓練は行わない。

4: 肩関節は関節可動域訓練を行わない。

5: 股関節は外旋位に保持する。

第34回午前:第44問

疾患と運動療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 腰痛症-ウイリアムス体操

2: 失調症-フレンケル体操

3: 五十肩-コッドマン体操

4: 圧迫骨折-ベーラー体操

5: 変形性膝関節症-バージャー・アレン体操

第45回午前:第36問

慢性閉塞性肺疾患に対する指導で正しいのはどれか。  

1: 呼気よりも吸気に時間をかける。

2: 両上肢を挙上して呼吸を促通させる。

3: 動作中に息こらえをして換気量を増大する。

4: ろうそく吹きによって肺胞内の空気を効率的に吐く。

5: 作業中は胸式呼吸パターンが維持できるようにする。

第40回午前:第55問

頸髄損傷急性期合併症で下肢の関節可動域訓練が禁忌となるのはどれか。  

1: 無気肺

2: 頻脈

3: 起立性低血圧

4: 尿路感染症

5: 深部静脈血栓症

第55回午前:第47問

Down症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。  

1: 腹筋群の収縮を促す。

2: 不随意運動を抑制する。

3: 背這いを移動手段とする。

4: 緊張性迷路反射を促通する。

5: 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。

第51回午前:第18問

右外側肺底区の痰に対する体位排痰法(体位ドレナージ)で最も適切な体位はどれか。 

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1: 腹臥位

2: 45度前方へ傾けた側臥位

3: 背臥位

4: 側臥位

5: 45度後方へ傾けた側臥位