第49回午後第42問の類似問題

第36回午前:第66問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 症状の悪化防止に禁煙が有効である。

2: 下肢より上肢の運動の方が運動耐容能を高めやすい。

3: 嫌気性代謝閾値(AT)レベルでの運動を行なう。

4: 呼気時の気道虚脱の防止に口すぼめ呼吸を指導する。

5: 息切れが強いときの安楽姿勢を指導する。

第45回午前:第36問

慢性閉塞性肺疾患に対する指導で正しいのはどれか。  

1: 呼気よりも吸気に時間をかける。

2: 両上肢を挙上して呼吸を促通させる。

3: 動作中に息こらえをして換気量を増大する。

4: ろうそく吹きによって肺胞内の空気を効率的に吐く。

5: 作業中は胸式呼吸パターンが維持できるようにする。

第46回午前:第39問

慢性閉塞性肺疾患の呼吸理学療法で正しいのはどれか。  

1: 運動中の息こらえを避ける。

2: 上肢のトレーニングは避ける。

3: 酸素吸入が必要な運動は避ける。

4: 嫌気的代謝能を優先して向上させる。

5: 運動中のSpO2は80%を保持できればよい。

第36回午前:第51問

慢性閉塞性肺疾患の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: ろうそく吹きで呼気筋の筋力強化を行う。

2: 安静時の脈拍が100/分以上では作業を中止する。

3: 全身の筋緊張の緩和を図る。

4: ヤスリがけで作業耐久性を高める。

5: 作業中も腹式呼吸を維持させる。

第42回午前:第93問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 呼吸筋訓練

2: 胸郭可動域訓練

3: 深吸気

4: 下肢エルゴメーター

5: 体位排痰法

第53回午前:第37問

慢性閉塞性肺疾患の患者に対する指導として正しいのはどれか。  

1: 低脂肪食が良い。

2: 下肢の運動を行う。

3: 洗髪動作は両手で行う。

4: 発症後は禁煙の必要はない。

5: インフルエンザワクチンは勧めない。

  • 答え:2
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患患者に対する指導として正しいのは、下肢の運動を行うことです。これは体力強化と廃用症候群予防のために効果的です。
  • 低脂肪食は慢性閉塞性肺疾患患者には適していません。呼吸によって使われるエネルギー量が増大するため、体重低下や栄養不足になりやすく、痩せは生存率の低下につながります。バランスの良い食事を心がける必要があります。
  • 慢性閉塞性肺疾患患者は、体力強化と廃用症候群予防のために、下肢の運動を行うとよい。これが正しい選択肢です。
  • 両手での洗髪は、呼吸補助筋を緊張させ、呼吸困難を誘発しやすいため、慢性閉塞性肺疾患患者に対しては片手での洗髪を指導するべきです。
  • 禁煙をすることで気流制限の進行が抑制され、慢性閉塞性肺疾患の進行を遅くし、生命予後が改善される。発症後も禁煙が勧められるため、この選択肢は間違いです。
  • 感染症は慢性閉塞性肺疾患の急性増悪につながる。インフルエンザワクチンの接種により、感染による急性増悪を予防することができる。この選択肢は間違いです。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第63問

慢性閉塞性肺疾患の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 前かがみを避けて作業を行う。

2: 棒体操で上肢帯の運動を行う。

3: 作業中は胸式呼吸を維持する。

4: 息切れしない作業を工夫する。

5: 木工作業ではマスクを使用する。

第38回午前:第61問

在宅酸素療法を行っている慢性閉塞性肺疾患患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 肩甲帯のリラクセーションを指導する。

2: 活動時の腹式呼吸パターンを指導する。

3: 時間あたり呼吸数を増やすよう指導する。

4: 口すぼめ呼吸を指導する。

5: 活動課題を分析し作業を分割する。

第38回午前:第87問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.痰の粘性が低ければハフィング(huffing)が排痰に有効である。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第81問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: インセンティブ・スパイロメトリー

2: ハッフィング

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸補助筋強化

5: 体位排痰法

第44回午前:第77問

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の腹式呼吸の目的で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 補助筋の筋力増強

2: 1回換気量の増加

3: 機能的残気量の増加

4: 横隔膜の上方移動拡大

5: 呼気時の気道内圧低下

第40回午前:第69問

閉塞性肺疾患の作業療法での留意点で適切でないのはどれか。  

1: 屋外の活動では自動車の排気や煙を避けるようにする。

2: 呼吸困難感がある場合は活動前に吸入で気道閉塞を改善させておく。

3: 喀痰が多い場合は運動前に排痰を行っておく。

4: 活動が過度にならないよう休憩をはさみながら行う。

5: 時間あたりの呼吸数を増やすように指導する。

第54回午前:第92問

慢性閉塞性肺疾患患者に推奨されないのはどれか。  

1: 低脂肪食

2: 在宅酸素療法

3: 上肢の筋力トレーニング

4: 下肢の筋力トレーニング

5: インフルエンザワクチン接種

  • 答え:1
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において、低脂肪食は特に推奨されない。一方で、在宅酸素療法、上肢・下肢の筋力トレーニング、インフルエンザワクチン接種はCOPD患者に推奨される治療法や予防策である。
  • 低脂肪食は、COPD患者に特に推奨されるわけではない。COPD患者は栄養バランスの良い食事を摂取することが重要である。
  • 在宅酸素療法は、COPD患者において適応となる治療法であり、効果的な治療法の一つである。
  • COPD患者では、全身持久力トレーニングとの併用として、上肢の筋力トレーニングが推奨される。自重やフリーウェイト、弾性ゴムバンドを用いる方法がある。
  • COPD患者では、全身持久力トレーニングとの併用として、下肢の筋力トレーニングが推奨される。
  • インフルエンザワクチン接種により、COPDの増悪重症化を予防し、死亡率を約50%低下させることが報告されている。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第92問

慢性呼吸不全患者の生活指導で適切でないのはどれか。  

1: 腹式呼吸を励行する。

2: 時間当たり呼吸数を増やす。

3: 1回換気量を増やす。

4: 動作を分割する。

5: 酸素吸入下で体操する。

第45回午後:第77問

慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 片肺に発症することが多い。

3: 肺気腫では肺胞の破壊を特徴とする。

4: 肺の換気時の気道抵抗が低下している。

5: 酸素取り込みよりも二酸化炭素排出が阻害されやすい。

第34回午前:第65問

慢性閉塞性肺疾患の呼吸理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.ハフィング(huffing)は咳の前に声門を開いて行う。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午前:第40問

慢性閉塞性肺疾患患者へのADLの指導で誤っているのはどれか。  

1: 作業は座位で行う。

2: 動作時は腹式呼吸を心がける。

3: 呼気よりも吸気に時間をかける。

4: 両上肢挙上位を避けて作業する。

5: 物を持ち上げる際は呼気で行う

第48回午前:第91問

慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 片肺に発症することが多い。

3: 静肺コンプライアンスが低下する。

4: 肺気腫は肺胞壁の破壊を特徴とする。

5: 肺の換気時の気道抵抗が低下している。

第35回午前:第49問

慢性呼吸不全患者の生活指導で誤っているのはどれか。  

1: 腹式呼吸を励行する。

2: 時間あたりの呼吸数を増やす。

3: 1回換気量を増やす。

4: 活動課題は分割して行う。

5: 酸素吸入下で体操する。

第37回午前:第78問

呼吸障害の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 拘束性換気障害には口すぼめ呼吸を行う。

2: 慢性肺気腫の症例では速い呼気運動を行う。

3: ボルグ指数15~17の負荷で行う。

4: 無酸素性作業閾値以上の運動負荷で行う。

5: 階段では昇りながら息をはき、止まって吸気を行う。