急性心筋梗塞で適切でないのはどれか。
1: 胸痛
2: 心電図所見の異常
3: 心筋逸脱酵素の高値
4: 冠動脈造影所見の異常
5: ニトログリセリンの著効
急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。
1: 冠動脈の粥状硬化が原因となる。
2: 血栓付着による冠動脈の閉塞で発症する。
3: 胸痛に伴ってショックに陥ることが多い。
4: 心電図所見ではST低下を特徴とする。
5: 発症早期の再灌流療法によって救命率が改善する。
急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。
1: 喫煙は危険因子である。
2: 不整脈を伴うことが多い。
3: 心電図ではST上昇がみられる。
4: 血中の白血球数の増加がみられる。
5: ニトログリセリンの舌下投与が治療に有効である。
60歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。狭心症の既往がある。運動療法で誤っているのはどれか。
1: 訓練中は心電図をモニターする。
2: 運動負荷テストによって許容される最大心拍数を決定する。
3: 冷汗、顔面蒼白があれば訓練を中止する。
4: 訓練中に胸骨下部の痛みを訴えたら狭心痛を疑う。
5: 左肩他動運動は狭心痛を誘発する。
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 胸腺の異常を伴うことが多い。
2: Parkinson病より患者数が多い。
3: テンシロン試験で症状が悪化する。
4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。
5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。
1: 高血圧は危険因子である。
2: 冠動脈の閉塞で起こる。
3: 胸痛のない心筋梗塞が存在する。
4: 心電図上、異常Q波が最も早期の変化である。
5: 血中CK値が上昇する。
心電図上でQRS幅の広い疾患について正しいのはどれか。
1: 不安定狭心症
2: 心筋梗塞
3: 完全右脚ブロック
4: 上室性期外収縮
5: 心房細動
狭心症に関して誤っているのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 動脈硬化が原因となる。
3: 糖尿病は危険因子である。
4: 発作の誘因として精神的緊張がある。
5: 発作時には負荷心電図検査を行う。
心不全で正しいのはどれか。
1: 左心不全では肝腫大をきたす。
2: 左心不全では頸静脈怒張がみられる。
3: 右心不全では肺動脈圧が上昇する。
4: 右心不全では下腿浮腫がみられる。
5: 脳性ナトリウム利尿ペプチドが低下する。
運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。
1: 胸痛の出現
2: チアノーゼ
3: 単発性心室期外収縮
4: 喘鳴による呼吸困難感
5: 胸部不快感を伴う心室頻拍
虚血性心疾患に対する運動療法が禁忌となるのはどれか。2つ選べ。
1: 安定狭心症
2: 代償性心不全
3: 活動性の心筋炎
4: Ⅰ度房室ブロック
5: コントロールされていない不整脈
25歳の会社員。通勤中に電車内で突然の心悸亢進、発汗、身体のふるえ及び窒息感におそわれ搬入された。心電図、脳波および血液検査で異常を認めなかったため自宅に戻った。その後も週2、3回同様の発作が生じ、外出が困難となったため精神科を受診した。この患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。
1: 生活リズムを整える。
2: 身体運動を取り入れる。
3: 外出の練習を取り入れる。
4: リラクセーションの練習をする。
5: 社会生活技能訓練(SST)を行う。
心筋梗塞患者の急性期リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 寒冷昇圧テストを行う。
2: 等尺性収縮運動を行う。
3: ギャッチアップ座位から開始する。
4: 心拍数100/分以上では運動を中止する。
5: 排便訓練は差し込み便器で行う。
誤っているのはどれか。
1: 心不全とは心疾患による循環不全を指す。
2: 右心不全では体循環系のうっ血が著明になる。
3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。
4: 心タンポナーデは右心不全の原因となる。
5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。
75歳の男性。糖尿病でインスリン療法中。胸部不快感で受診した。半年前と今回の心電図を示す。今回発症したと考えられる病態はどれか。
1: 狭心症
2: 心筋梗塞
3: 心房細動
4: 房室ブロック
5: 心室性期外収縮
うつ病について正しいのはどれか。
1: 脱感作法を行う。
2: 心理教育は行わない。
3: 躁病相がないか確認する。
4: 修正型電気けいれん療法は無効である。
5: 薬物療法の第一選択はベンゾジアゼピン系薬物である。
55歳の男性。搬送された病院で急性心筋梗塞と診断された。初期治療として、左冠動脈に対して経皮的冠動脈形成術が施行された。発症後1か月の検査所見では右冠動脈に75%の狭窄が認められ、心肺運動負荷試験中に胸部不快感が認められた。心肺運動負荷試験の結果に基づいて運動処方をする際に最も参考にすべき指標はどれか。
1: 最大換気量
2: 最大酸素摂取量
3: 血圧の変化量
4: 心拍数の変化量
5: 症状出現時の運動強度
60歳の女性。心不全。運動療法中に心室期外収縮が確認された。このときの心電図を示す。この心室期外収縮について正しいのはどれか。
1: 3段脈である。
2: P波がみられる。
3: Lownの分類4bである。
4: QRS幅は0.12秒未満である。
5: 洞調律よりも早く出現する心室興奮である。
治療前後の心電図を示す。治療の作用として正しいのはどれか。
1: 不応期の短縮
2: 心収縮力の増強
3: 房室間の伝導の抑制
4: 洞房結節の脱分極促通
5: 心室筋の活動電位持続時間の延長
右心不全の直接的原因として正しいのはどれか。
1: 高血圧
2: 肥大型心筋症
3: 僧帽弁閉鎖不全症
4: 原発性肺高血圧症
5: 大動脈弁閉鎖不全症