Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸障害について正しいのはどれか。
1: 咳をする力は保たれる。
2: 口すぼめ呼吸が有効である。
3: 側弯症は呼吸機能に影響しない。
4: 動脈血二酸化炭素分圧が上昇する。
5: 呼吸不全は5歳以下から生じることが多い。
呼吸器疾患で正しいのはどれか。
1: 肺線維症は閉塞性肺疾患である。
2: 気管支拡張症では乾性咳嗽がみられる。
3: 気管支喘息の発作時は1秒率が低下する。
4: 過換気症候群では呼吸性アシドーシスになる。
5: CO2ナルコーシスは低CO2血症によって生じる。
呼吸器疾患で正しいのはどれか。
1: 肺線維症は閉塞性肺疾患である。
2: 気管支拡張症では乾性咳嗽がみられる。
3: 気管支喘息の発作時は1秒率が低下する。
4: 過換気症候群では呼吸性アシドーシスになる。
5: CO2ナルコーシスは低CO2血症によって生じる。
70歳の男性。慢性閉塞性肺疾患による慢性呼吸不全。安静時も酸素吸入が必要である。処方に従って作業療法時に酸素流量を上げ、休息中に下げようとしたところ、呼吸が浅くなり意識障害が出現した。最も考えられるのはどれか。
1: 呼吸性アルカローシス
2: 代謝性アシドーシス
3: CO2ナルコーシス
4: 天幕上脳梗塞
5: 低血糖発作
筋萎縮性側索硬化症患者で安静臥位時のPaO2が60 Torrであった。呼吸理学療法で適切なのはどれか。
1: 呼吸筋増強訓練
2: 舌咽呼吸の指導
3: 端座位保持訓練
4: 腹筋の筋力増強訓練
5: 頸部筋リラクセーション
慢性閉塞性肺疾患における包括的呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 運動耐容能の改善を図ることができる。
2: 吸気時に動作を行うように指導する。
3: 上肢筋力トレーニングは行わない。
4: 健康関連QOLに影響を与えない。
5: 栄養指導は含まない。
下位頸髄損傷患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。
1: 体位排痰
2: 胸郭の徒手的振動
3: 胸郭の圧迫
4: 横隔膜の筋力増強
5: 肋間筋の筋力増強
45歳の男性。息切れで階段を昇れなくなったため受診した。スパイログラムで図のような計測値と努力呼出曲線とを得た。この患者の呼吸理学療法の目的はどれか。
1: 胸式呼吸による肺活量の改善
2: 有酸素運動による残気量の減少
3: 部分呼吸法による努力性肺活量の増加
4: 口すぼめ呼吸による機能的残気量の減少
5: 胸郭柔軟性運動による拘束性換気障害の改善
筋萎縮性側索硬化症患者の球症状に対するプログラムとして適切でないのはどれか。
1: 呼吸訓練
2: 食物形態の指導
3: 舌筋の抵抗運動
4: 食事姿勢の指導
5: コミュニケーション手段の獲得
慢性呼吸不全患者の生活指導で誤っているのはどれか。
1: 腹式呼吸を励行する。
2: 時間あたりの呼吸数を増やす。
3: 1回換気量を増やす。
4: 活動課題は分割して行う。
5: 酸素吸入下で体操する。
頸髄損傷の呼吸障害で正しいのはどれか。
1: 肺活量は低下する。
2: 咳の強さは変わらない。
3: 予備吸気量は増加する。
4: 予備呼気量は変わらない。
5: 閉塞性換気障害が生じやすい。
呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: ハッフィングは胸郭の伸張を目的とする。
2: 横隔膜呼吸は、呼吸補助筋の活動を促進する。
3: 呼吸困難時の症状改善には、腹臥位が有効である。
4: インセンティブスパイロメトリは長く吸気を持続させる。
5: 口すぼめ呼吸は、呼気よりも吸気を長くするように指導する。
慢性閉塞性肺疾患の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 前かがみを避けて作業を行う。
2: 棒体操で上肢帯の運動を行う。
3: 作業中は胸式呼吸を維持する。
4: 息切れしない作業を工夫する。
5: 木工作業ではマスクを使用する。
筋萎縮性側索硬化症への対処で誤っているのはどれか。
1: 起居動作の維持
2: 呼吸能力の維持
3: 自己導尿の確立
4: 関節拘縮の予防
5: 移動手段の確保
65歳の男性。慢性閉塞性肺疾患。30年の喫煙歴。痰の量が多く、息切れのため50 m歩くと休憩を要する。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 体位ドレナージ
2: 胸式呼吸
3: 口すぼめ呼吸
4: 呼吸筋の筋力増強
5: リラクセーション
呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。
1: 胸郭の可動性を増大する。
2: 口すぼめ呼吸を指導する。
3: 呼気時間を短縮する。
4: 呼気筋を強化する。
5: 腹筋を強化する。
呼吸器疾患で正しいのはどれか。
1: 間質性肺炎は湿性咳嗽が多い。
2: 気管支拡張症は血痰が出ることは少ない。
3: 肺気腫は初期からチアノーゼが出やすい。
4: 過換気症候群はバチ指を呈しやすい。
5: 睡眠時無呼吸症候群は急に眠気に襲われることが多い。
疾患と作業種目との組合せで適切なのはどれか。
1: 呼吸器疾患-木工
2: 関節リウマチ-タイルモザイク
3: Parkinson病-毛糸のかぎ針編み
4: 脊髄小脳変性症-卓球
5: 筋萎縮性側索硬化症-パソコン
正しいのはどれか。
1: 肺気腫では吸気時に気管支虚脱が起こる。
2: 肺線維症では肺実質の拡張不全をきたす。
3: 喘息では機能的残気量が低下する。
4: 慢性気管支炎では呼気抵抗が低下する。
5: 気管支拡張症では夜間の痰喀出が多い。
Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸管理について正しいのはどれか。
1: 非侵襲的陽圧換気療法〈NPPV〉の適応ではない。
2: 舌咽呼吸は強制的に吸気する最大量を得るのに有効である。
3: 咳最大流量〈cough peak flow〉は咳介助を行う目安にならない。
4: 呼吸管理の適応になる時期は機能障害度ステージⅣからである。
5: 排痰補助装置による咳介助は徒手による咳介助に優先して行われる。