頭部単純CTで発症直後から診断できるのはどれか。
1: 脳梗塞
2: 脳出血
3: Parkinson病
4: 多発性硬化症
5: 白質ジストロフィー
症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Wernicke脳症 ── ビタミンB1投与
2: 肝性脳症 ── 芳香族アミノ酸投与
3: 全身性エリテマトーデス ── 副腎皮質ステロイド投与
4: 尿毒性脳症 ── 瀉 血
5: ペラグラ ── 葉酸投与
糖尿病に合併しやすい疾患として誤っているのはどれか。
1: 白内障
2: 尿路結石
3: 脳血管障害
4: 虚血性心疾患
5: 閉塞性動脈硬化症
アルツハイマー病に関して正しいのはどれか。
1: 老年期の痴呆の80%を占める。
2: 発症に男女差はない。
3: 症状は階段状に悪化する。
4: 記憶障害が初期からみられる。
5: CTで大脳白質の低吸収域病巣が散在する。
発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。
1: 認知症
2: 尿失禁
3: 動作緩慢
4: 起立性低血圧
5: 姿勢反射障害
正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症 - 筋 痛
2: Parkinson病 - 折りたたみナイフ現象陽性
3: フリードライヒ失調症 - Romberg徴候陰性
4: Guillain-Barré症候群 - 腱反射減弱
5: 脊髄空洞症 - 解離性感覚障害
多発性硬化症患者の頭部MRIを別に示す。矢印で示す病変部位と症状との組合せで正しいのはどれか。
1: ① — 左運動失調
2: ② — Lhermitte徴候
3: ③ — 右聴覚障害
4: ④ — 視野障害
5: ⑤ — 運動性失語
67歳の男性。Lewy小体型認知症。退職しているにもかかわらず時々会社に行こうとするが、説明をすると納得する。「子供が部屋の中にいる」と訴えることが増えた。日常の動作は緩慢となり、歩行も困難になったため入院した。この患者に対する作業療法の際に適切なのはどれか。
1: 幻視の訴えを正す。
2: 身体の活動量を減らす。
3: リズムのある反復動作は避ける。
4: 転倒しやすいことを本人に伝える。
5: 過覚醒を防ぐために照明を暗くする。
左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。
1: 失 語
2: 失 算
3: 純粋失読
4: 観念運動失行
5: 運動維持困難
多系統萎縮症に含まれるのはどれか。2つ選べ。
1: Shy-Drager症候群
2: 進行性核上性麻痺
3: Friedreich失調症
4: 大脳皮質基底核変性症
5: オリーブ橋小脳萎縮症
免疫不全によって生じやすい疾患はどれか。
1: 肝性脳症
2: ペラグラ脳症
3: Wernicke脳症
4: トキソプラズマ症
5: Creutzfeldt-Jakob病
失調症患者の症候とその原因との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.企図振戦-固有感覚性イ.Romberg徴候-固有感覚性ウ.ジスメトリー-小脳性エ.羅針盤歩行-小脳性オ.変換運動障害-後索性
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
認知障害がみられるのはどれか。
1: 重症筋無力症
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: Guillain-Barré症候群
4: 筋強直性ジストロフィー
5: 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。
1: 左片麻痺
2: パーキンソン病
3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)
4: 筋ジストロフィー
5: 小脳性失調症
病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 延髄背外側 ── 片麻痺
2: 内包前脚 ── 感覚障害
3: 前頭葉 ── 半側空間無視
4: 歯状核 ── 協調運動障害
5: 視 床 ── 嚥下障害
脳卒中患者で内頸動脈系と比べて椎骨脳底動脈系の病変でみられやすいのはどれか。
1: 失語症
2: 認知症
3: 同名半盲
4: 半側無視
5: 運動失調
脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。
1: Broca領域 ── 遂行機能障害
2: 右小脳半球 ── 左上下肢の運動失調
3: 右内包後脚 ── 左上下肢の運動麻痺
4: 左前頭葉 ── 左半側空間無視
5: 左放線冠 ── 感覚性失語
疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。
1: アテトーゼ型脳性麻痺 ── ソックスエイド
2: 関節リウマチ ── キーボードカバー
3: 頸髄損傷 ── マウススティック
4: 脊髄小脳変性症 ── リーチャー
5: Parkinson病 ── 万能カフ
家族性が孤発性よりも多いのはどれか。
1: Parkinson病
2: 多系統萎縮症
3: Huntington病
4: Lewy小体型認知症
5: 筋萎縮性側索硬化症
疾患または症候と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。
1: 運動失調 ── 酩酊歩行
2: フレイル ── すくみ足歩行
3: Parkinson病 ── はさみ脚歩行
4: 脳卒中片麻痺 ── 踵足歩行
5: 総腓骨神経麻痺 ── 分回し歩行