第52回午前第36問の類似問題

第48回午後:第46問

うっ血性心不全の際にみられるのはどれか。  

1: 皮膚紅潮

2: 咳嗽

3: 初期の体重減少

4: 頸動脈雑音

5: 心胸郭比40%

第56回午前:第31問

うっ血性心不全の急性増悪時にみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 浮 腫

2: 四肢冷感

3: 体重減少

4: 頸静脈圧低下

5: 高ナトリウム血症

  • 答え:1 ・2
  • 解説:うっ血性心不全の急性増悪時には、心臓の機能障害により血流が滞り、浮腫や四肢冷感が現れる。これらの症状は、心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全が原因である。
  • 浮腫は、心不全により心臓へ戻る血流が弱くなることで生じる。うっ血性心不全の急性増悪時には、この症状が現れることがある。
  • 四肢冷感は、末梢の四肢への血液灌流が弱くなることで患者に自覚されやすい症状であり、うっ血性心不全の急性増悪時にはこれが現れることがある。
  • 全身うっ血により消化器症状が現れても、体重が急激に減少することはない。慢性症状として体重減少が見られることはあるが、急性増悪時には該当しない。
  • 全身うっ血となった場合、頸静脈怒張が生じる。拡張期血圧は末梢血管抵抗性と関連するが、静脈圧も同様に、うっ血によって血管抵抗性が高まると血管内圧が高まる。したがって、頸静脈圧低下はうっ血性心不全の急性増悪時には見られない。
  • 高ナトリウム血症は腎機能障害のパラメータであり、うっ血性心不全の急性期に生じる腎機能低下は尿量減少を生じさせるが、ナトリウムが高値になるほどの障害はさらに悪化するまでは起こらない。したがって、高ナトリウム血症はうっ血性心不全の急性増悪時には該当しない。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第94問

心不全でみられにくい所見はどれか。  

1: 胸水の出現

2: 左室前壁の不動化

3: 心胸郭比(CTR):70%

4: 左室駆出率(LVEF):60%

5: 脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の増加

第53回午後:第20問

71歳の男性。うっ血性心不全。2週間前から顔面と下肢とに浮腫がみられるようになり、安静にしていても呼吸困難があるため入院となった。入院2日後、離床練習開始となった。医療面接における質問で重要性が低いのはどれか。  

1: 「咳や痰はないですか」

2: 「仰向けで寝られますか」

3: 「喉が渇きやすいですか」

4: 「息切れは少なくなりましたか」

5: 「手足のむくみは少なくなりましたか」

第49回午前:第92問

僧帽弁狭窄症による心不全で初期からみられるのはどれか。  

1: 頸静脈怒張

2: 呼吸困難

3: 肝脾腫

4: 高血圧

5: 浮腫

第56回午後:第36問

僧帽弁閉鎖不全症による心不全で初期からみられるのはどれか。  

1: 肝脾腫

2: 高血圧

3: 下腿浮腫

4: 呼吸困難

5: 頸静脈怒張

第42回午前:第94問

心不全の徴候でないのはどれか。  

1: 両下肢の浮腫

2: 体重の減少

3: 安静時心拍数の増加

4: 湿性ラ音の聴取

5: 運動時息切れの増悪

第42回午後:第70問

ショックの初期症状として誤っているのはどれか。  

1: 動脈圧の低下

2: 心拍数の増加

3: 呼吸数の減少

4: 冷汗の出現

5: 尿量の減少

第47回午前:第92問

左心不全の症状はどれか。  

1: 高血圧

2: 肝脾腫

3: 起坐呼吸

4: 下腿浮腫

5: 頸静脈怒張

第38回午後:第73問

うつ病の症状でないのはどれか。  

1: 性欲亢進

2: 倦怠感

3: 頭重感

4: 早期覚醒

5: 体重減少

第53回午前:第35問

慢性閉塞性肺疾患の身体所見でみられやすいのはどれか。  

1: 乾性咳嗽

2: 呼吸音低下

3: 肺野打診での濁音

4: 胸郭柔軟性の増加

5: 胸部聴診での捻髪音

第49回午後:第76問

肝臓の機能不全によって起こる病態でないのはどれか。  

1: 黄疸

2: 腹水

3: 出血傾向

4: 意識障害

5: 高コレステロール血症

第52回午後:第65問

右心不全の症候として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肺水腫

2: 肝脾腫

3: 起坐呼吸

4: 下腿浮腫

5: チアノーゼ

第49回午後:第85問

心不全で正しいのはどれか。  

1: 左心不全では肝腫大をきたす。

2: 左心不全では頸静脈怒張がみられる。

3: 右心不全では肺動脈圧が上昇する。

4: 右心不全では下腿浮腫がみられる。

5: 脳性ナトリウム利尿ペプチドが低下する。

第47回午前:第66問

心拍数が減少するのはどれか。  

1: 貧血

2: 脱水

3: 低体温

4: 長期臥床

5: 甲状腺機能亢進

第46回午前:第61問

頭蓋内圧亢進でみられない症状はどれか。  

1: 頭痛

2: 嘔気

3: 頻脈

4: 血圧上昇

5: うっ血乳頭

第42回午後:第98問

うつ病でみられない症状はどれか。  

1: 睡眠障害

2: 食欲不振

3: 胃腸障害

4: 行為心迫

5: 易刺激性

第54回午後:第86問

乳児の水頭症でみられる症状はどれか。  

1: 肥満

2: 口蓋裂

3: 運動失調

4: 落陽現象

5: 弛緩性麻痺

  • 答え:4
  • 解説:水頭症は、頭蓋内の髄液循環障害が原因で、脳室内に髄液が過剰に貯留し、脳室が拡大する状態です。乳児の水頭症では、頭囲拡大、大泉門の離開、緊満度、落陽現象(眼球の下方偏位)、頭皮静脈の怒張、頭痛、嘔吐、うっ血乳頭、眼球運動障害、意識障害などの症状が見られます。
  • 肥満は、乳児の水頭症の症状ではありません。肥満は、過剰な栄養摂取や遺伝的要因、ホルモンの異常などが原因で体重が増加する状態です。
  • 口蓋裂は、乳児の水頭症の症状ではありません。口蓋裂は、胎児期に口蓋の形成が不完全であるために、口腔と鼻腔がつながってしまう先天性の疾患です。
  • 運動失調は、乳児の水頭症の症状ではありません。運動失調は、運動の制御がうまくいかず、バランスや協調性が損なわれる状態で、脳の小脳が損傷されることが原因です。
  • 落陽現象(眼球の下方偏位)は、乳児の水頭症で見られる症状です。頭蓋内圧が上昇することで、眼球が下方に偏位し、上瞼が下がる現象が起こります。
  • 弛緩性麻痺は、乳児の水頭症の症状ではありません。弛緩性麻痺は、筋肉の緊張が低下し、筋力が弱くなる状態で、脳や神経の損傷が原因です。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第76問

冠血流を減少させる要因はどれか。  

1: 収縮期の血圧の低下

2: 心拍数の低下

3: 大動脈弁狭窄

4: 心房中隔欠損

5: 僧帽弁狭窄

第39回午前:第68問

廃用症候群で誤っているのはどれか。  

1: 血液粘稠度の低下

2: 一回心拍出量の低下

3: 安静時心拍数の増加

4: 最大換気量の減少

5: 腸管蠕動運動の低下