癌患者の緩和ケアにおけるリハビリテーションについて正しいのはどれか。
1: 肺癌がある場合は呼吸介助が禁忌となる。
2: 病名告知を前提として、理学療法を行う。
3: 疼痛コントロールを目的とした理学療法は行わない。
4: この段階ではリンパ浮腫に対する理学療法は行わない。
5: 患者の意思に合わせて理学療法の目的を変更する。
がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しいのはどれか。
1: QOLより機能回復を優先する。
2: 肺癌では呼吸介助は禁忌となる。
3: 疼痛に対して温熱療法は禁忌である。
4: 病名告知を前提として理学療法を行う。
5: 骨転移の有無に合わせて理学療法の内容を変更する。
緩和ケア病棟におけるがん患者の理学療法で正しいのはどれか。
1: QOLより機能回復を優先する。
2: 疼痛に対して温熱療法は禁忌である。
3: リンパ浮腫に対して理学療法は行わない。
4: チームアプローチよりも個人的な関わりを重視する。
5: 骨髄抑制の状態に合わせて理学療法の内容を変更する。
悪性腫瘍の緩和ケア主体の時期のリハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 呼吸困難の軽減は得られない。
2: 運動療法をすることで心理面が改善する。
3: 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。
4: 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。
5: 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。
がん患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
1: 疼痛ケアを優先する。
2: 手術前には開始しない。
3: 余命3か月で終了とする。
4: 化学療法実施時は中止とする。
5: 骨転移があれば安静とする。
訪問理学療法で正しいのはどれか。
1: 環境的側面のみヘアプローチを行う。
2: 歩行や移動に関する支援要望が多い。
3: 対象者の多くは交通事故による外傷である。
4: ゴール設定の際には家族の要望を最優先する。
5: バイタルチェックは看護師が実施しなければならない。
集中治療室での急性期リハビリテーションに関して正しいのはどれか。
1: 安全面から歩行練習は行わない。
2: squeezingでは呼気時に肺を圧迫する。
3: 頭部挙上位は全身状態が安定してから開始する。
4: 総腓骨神経麻痺の発生予防には踵部の除圧が重要である。
5: 体位排痰法では痰の貯留部位を下にした姿勢を保持する。
悪性腫瘍のリハビリテーションで誤っているのはどれか。
1: 回復的、維持的、緩和的内容に分けられる。
2: 化学療法による白血球減少や消化器症状に留意する。
3: 放射線治療中では易疲労性や倦怠感に留意する。
4: 骨転移がある例では病的骨折の危険がある。
5: 脊椎転移に伴う腰痛に対して極超短波療法を行う。
脊髄損傷患者の呼吸に対する理学療法の目的でないのはどれか。
1: 無気肺の予防
2: 肺水腫の予防
3: 横隔膜呼吸の促進
4: 胸郭拘縮発生の予防
5: 気道分泌物の喀出の促進
うつ病患者への復職支援について正しいのはどれか。
1: 薬物療法が終了してから復職させる。
2: 配置転換を希望しないように指示する。
3: 発症前の勤務時間で復職するよう促す。
4: 体力づくり活動に休まず参加するよう促す。
5: ストレスへの対処法について心理教育を行う。
訪問リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 日常生活の自立支援を目的とする。
2: 通所介護(デイサービス)との併用はできない。
3: 事業所には理学療法士を配置しなければならない。
4: 通所リハビリテーションよりも優先的に利用される。
5: 事業所にはリハビリテーションを実施するスペースが必要である。
てんかん患者が作業療法中に強直間代発作の重積状態を呈したときの対応として最も優先すべきなのはどれか。
1: 家族に連絡する。
2: 呼吸を確認する。
3: 服薬状況を確認する。
4: 四肢を押さえて固定する。
5: 心電図モニターを装着する。
患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。
1: 専門用語で説明する。
2: 説明用の文書を用意する。
3: 治療のデメリットは伝えない。
4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。
慢性閉塞性肺疾患の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.痰の粘性が低ければハフィング(huffing)が排痰に有効である。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
回復期リハビリテーション病棟について正しいのはどれか。
1: 環境調整は行わない。
2: 病棟での訓練は行わない。
3: 昭和60年に制度化された。
4: 家庭復帰の推進を目標とする。
5: 作業療法士の人員配置基準はない。
がんのリハビリテーションの緩和期の対応で正しいのはどれか。
1: 余命延長が目的である。
2: 骨転移があれば安静臥床とする。
3: 鎮痛薬は時刻を決めて規則的に使用する。
4: 余命3か月未満と診断された後開始する。
5: PS (Performance Status)4では運動中止とする。
呼吸器疾患の理学療法の目的で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 呼吸数の増加
2: 吸気の緩徐化
3: 腹式呼吸の促通
4: 呼吸補助筋の活用
5: 全身のリラクセーション
治療についてのインフォームド・コンセントで適切でないのはどれか。
1: 治療者は全ての治療法について説明する。
2: 治療者は患者が理解できる方法で説明する。
3: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。
4: 患者の同意内容は文書で保存する。
5: 患者は同意を撤回することができる。
通所リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 他の利用者との交流が少ない。
2: 利用者は主に要介護認定を受けた高齢者である。
3: 家族の身体的・精神的負担の軽減が主目的である。
4: 利用者150名に対し1名の理学療法士の配置が必要である。
5: 日常生活の自立を助けるために必要なリハビリテーションを行う。
呼吸障害の理学療法で適切なのはどれか。
1: 拘束性換気障害には口すぼめ呼吸を行う。
2: 慢性肺気腫の症例では速い呼気運動を行う。
3: ボルグ指数15~17の負荷で行う。
4: 無酸素性作業閾値以上の運動負荷で行う。
5: 階段では昇りながら息をはき、止まって吸気を行う。