第56回午前第47問の類似問題

第52回午前:第45問

がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: QOLより機能回復を優先する。

2: 肺癌では呼吸介助は禁忌となる。

3: 疼痛に対して温熱療法は禁忌である。

4: 病名告知を前提として理学療法を行う。

5: 骨転移の有無に合わせて理学療法の内容を変更する。

第50回午後:第41問

がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 病名告知を前提として理学療法を行う。

2: 肺癌の患者では呼吸介助は禁忌となる。

3: 疼痛に対して温熱療法を行うことはない。

4: リンパ浮腫に対して理学療法は行わない。

5: 患者の意思に合わせて理学療法の内容を変更する。

第47回午前:第50問

癌患者の緩和ケアにおけるリハビリテーションについて正しいのはどれか。  

1: 肺癌がある場合は呼吸介助が禁忌となる。

2: 病名告知を前提として、理学療法を行う。

3: 疼痛コントロールを目的とした理学療法は行わない。

4: この段階ではリンパ浮腫に対する理学療法は行わない。

5: 患者の意思に合わせて理学療法の目的を変更する。

第55回午後:第37問

悪性腫瘍の緩和ケア主体の時期のリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 呼吸困難の軽減は得られない。

2: 運動療法をすることで心理面が改善する。

3: 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。

4: 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。

5: 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。

  • 答え:2
  • 解説:緩和ケア主体の時期のリハビリテーションでは、運動療法やポジショニング、リラクセーションなどを行うことで、患者の心理面や倦怠感、疼痛などの症状が改善されることが知られています。
  • 選択肢1は間違いです。緩和ケア主体の時期であっても、ポジショニングやリラクセーションを行うことで、呼吸困難の軽減がみられることがあります。
  • 選択肢2は正しいです。運動療法とカウンセリングの併用やリハビリテーションの実施は、それらを行わない群と比較して、精神的機能の側面、心理的側面を改善させることが報告されています(推奨グレードA)。
  • 選択肢3は間違いです。緩和ケア対象がん患者に対するサーキットトレーニングを中心とした運動療法は、倦怠感を改善するので、行うよう勧められることがあります(推奨グレードB)。
  • 選択肢4は間違いです。末期がん患者に対するマッサージ、特に足マッサージは疼痛緩和の即時効果があるので、行うよう勧められることがあります(推奨グレードB)。ただし、長期的効果については明確ではありません。
  • 選択肢5は間違いです。がん患者に対する運動療法により、疼痛閾値の上昇を引き起こす可能性があるとされ、一定の改善が得られることが報告されています。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第46回午前:第36問

がん患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 疼痛ケアを優先する。

2: 手術前には開始しない。

3: 余命3か月で終了とする。

4: 化学療法実施時は中止とする。

5: 骨転移があれば安静とする。

第36回午前:第67問

悪性腫瘍のリハビリテーションで誤っているのはどれか。  

1: 回復的、維持的、緩和的内容に分けられる。

2: 化学療法による白血球減少や消化器症状に留意する。

3: 放射線治療中では易疲労性や倦怠感に留意する。

4: 骨転移がある例では病的骨折の危険がある。

5: 脊椎転移に伴う腰痛に対して極超短波療法を行う。

第57回午後:第42問

集団作業療法について正しいのはどれか。  

1: レクリエーション活動は開放集団では実施できない。

2: 調理活動は開放集団よりも閉鎖集団の方が実施しやすい。

3: 閉鎖集団よりも開放集団の方が参加者の凝集性が高まる。

4: 急性期には個人作業療法よりも集団作業療法が優先される。

5: 集団作業療法よりも個人作業療法で受容体験は得られやすい。

  • 答え:2
  • 解説:集団作業療法は、参加者が一緒に活動を行うことで、互いの協力や支援を通じて治療効果を高める方法である。開放集団と閉鎖集団の違いや、どのような状況で集団作業療法が適切かについて理解することが重要である。
  • レクリエーション活動は、開放集団でも実施できる。開放集団では参加者が自由に入れ替わることができるため、オープンな茶話会などの活動が適している。
  • 調理活動は開放集団よりも閉鎖集団の方が実施しやすい。閉鎖集団では参加者が決まっているため、作業分担が明確であり、調理を完遂させることが容易である。このため、選択肢2が正しい。
  • 閉鎖集団の方が参加者の凝集性が高まる。閉鎖集団では参加者が決まっているため、個人と集団としてのスキルが集積し、凝集性が高まりやすい。開放集団では、作業スキルが異なる参加者が入れ替わるため、凝集性は低くなる。
  • 急性期には個人作業療法が優先されることが多い。新しい環境や対人関係が心理的負担となるため、個人作業療法で患者の状態を安定させることが重要である。
  • 集団作業療法では、他者からの賞賛や自らの貢献度などを相対的に受けることがあり、個人療法よりも受容体験を得る機会がある。したがって、選択肢5は誤りである。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第37回午前:第89問

器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 他の患者との交流は避ける。

2: 変化のある作業種目を選択する。

3: 誤った言動は理論的に正す。

4: 作業の誤りはまとめて訂正する。

5: 楽しみの要素を取り入れる。

第47回午前:第33問

リンパ浮腫に対する理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: クライオセラピー

2: 患肢の挙上

3: 弾性包帯圧迫下での患肢の運動

4: 収縮期血圧を超える圧での間欠的圧迫法

5: 中枢側から末梢方向へリンパ液を誘導するマッサージ

第56回午前:第49問

訪問理学療法で正しいのはどれか。  

1: 環境的側面のみヘアプローチを行う。

2: 歩行や移動に関する支援要望が多い。

3: 対象者の多くは交通事故による外傷である。

4: ゴール設定の際には家族の要望を最優先する。

5: バイタルチェックは看護師が実施しなければならない。

第57回午後:第36問

がんのリハビリテーションの緩和期の対応で正しいのはどれか。  

1: 余命延長が目的である。

2: 骨転移があれば安静臥床とする。

3: 鎮痛薬は時刻を決めて規則的に使用する。

4: 余命3か月未満と診断された後開始する。

5: PS (Performance Status)4では運動中止とする。

  • 答え:3
  • 解説:がんのリハビリテーションの緩和期の目的は、患者の症状緩和や生活の質の向上を図ることであり、余命延長や運動中止などは必ずしも目的ではない。鎮痛薬の使用や運動療法などは、患者の状態に応じて適切に行われる。
  • 余命延長はがんのリハビリテーションの緩和期の目的ではない。症状緩和や生活の質の向上が主な目的である。
  • 骨転移があっても、安静臥床ではなく、コルセットや補装具などの補助を行い、車椅子座位や立位訓練を行うことができる。
  • 鎮痛薬は時刻を決めて規則的に使用することが適切であり、これが正しい選択肢である。患者の痛みをコントロールするために、規則的な使用が推奨される。
  • 緩和期では、余命期間に限らず、リハビリテーションを開始できる。余命3か月未満と診断された後に開始するという制限はない。
  • PS(Performance Status)4では、患者は全く動けない状態であるが、環境を整えればベッドやイスで安静に過ごすことができる。運動を中止する必要性はない。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第47回午前:第47問

うつ病の作業療法として適切なのはどれか。  

1: 活発な言語的交流を促す。

2: 作品を完成させるよう励ます。

3: 自己判断が多い種目を選択する。

4: 休憩を取りやすいよう配慮する。

5: 病前の状態と比較しやすくする。

第50回午前:第34問

極超短波による物理療法で正しいのはどれか。  

1: 蓄熱による熱傷の可能性がある。

2: ホットパックより深達度は浅い。

3: 悪性新生物に対する治療効果がある。

4: 金属プレート挿入部への照射は可能である。

5: 閉塞性動脈硬化症の患肢への照射は効果的である。

第55回午前:第90問

集中治療室での急性期リハビリテーションに関して正しいのはどれか。  

1: 安全面から歩行練習は行わない。

2: squeezingでは呼気時に肺を圧迫する。

3: 頭部挙上位は全身状態が安定してから開始する。

4: 総腓骨神経麻痺の発生予防には踵部の除圧が重要である。

5: 体位排痰法では痰の貯留部位を下にした姿勢を保持する。

第57回午前:第21問

患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。  

1: 専門用語で説明する。

2: 説明用の文書を用意する。

3: 治療のデメリットは伝えない。

4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。

5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。

第47回午前:第38問

上肢にリンパ浮腫がある乳癌術後患者に対するADL指導として最も適切なのはどれか。  

1: 日光浴をする。

2: 三角巾で保護する。

3: 自動介助運動をする。

4: 患肢の挙上を避ける。

5: 高い温度で温浴をする。