第48回午前第77問の類似問題

第47回午後:第92問

感染症について誤っているのはどれか。  

1: 帯状疱疹は水痘と同じウイルスが原因で発症する。

2: 疥癬はネズミによって媒介される。

3: ニューモシスチス・カリニ肺炎は日和見感染症である。

4: 黄色ブドウ球菌による食中毒は毒素性である。

5: レジオネラ症は空調設備が感染源となる。

第46回午前:第85問

ウイルス感染症に比べ細菌感染症に認められやすい特徴はどれか。  

1: 高熱

2: 発疹

3: 蛋白尿

4: 好中球増多

5: 無痛性リンパ節腫脹

第56回午後:第88問

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染で生じにくいのはどれか。  

1: 末梢神経障害

2: 無菌性髄膜炎

3: Creutzfeldt-Jakob病

4: ニューモシスチス肺炎

5: 進行性多巣性白質脳症〈PML〉

  • 答え:3
  • 解説:HIV感染症は神経系、呼吸器・循環器系、運動器障害など様々な障害を引き起こすことが知られています。しかし、Creutzfeldt-Jakob病はHIV感染とは関係なく生じる疾患であり、HIV感染で生じにくいとされています。
  • 末梢神経障害は、HIV感染症の末期にほぼ全例に生じるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • 無菌性髄膜炎は、HIV感染症の急性感染期に生じることがあるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • Creutzfeldt-Jakob病は、HIV感染とは関係なく生じる疾患であり、脳のプリオン蛋白の異常により機能障害を起こす疾患です。このため、HIV感染で生じにくいとされており、正解です。
  • ニューモシスチス肺炎は、HIV指標疾患であり、HIV感染症の発症期に生じることがあるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • 進行性多巣性白質脳症(PML)は、HIV指標疾患であり、HIV感染症の発症期に生じることがあるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第90問

神経系の感染症と病原体の組合せで正しいのはどれか。  

1: HIV脳症―スピロヘータ

2: 急性灰白髄炎―ウイルス

3: Creutzfeldt-Jakob病―細菌

4: 進行麻痺―ウイルス

5: 日本脳炎―細菌

  • 答え:2
  • 解説:神経系の感染症は、様々な病原体によって引き起こされる。正しい病原体と感染症の組み合わせを選ぶことが重要である。
  • HIV脳症は、HIV-1によって引き起こされる感染症であり、スピロヘータではない。HIV脳症は、認知障害や昏睡などの症状が進行する。
  • 急性灰白髄炎は、ポリオウイルスによって引き起こされる感染症であり、正しい組み合わせである。この病気は、脊髄前角細胞や脳幹の運動ニューロンを損傷し、弛緩性麻痺を引き起こす。
  • Creutzfeldt-Jakob病は、細菌ではなく、感染型プリオン蛋白によって引き起こされる感染症である。この病気は、認知症症状や錐体路・錐体外路症状が急速に進行し、植物状態となる。
  • 進行麻痺は、ウイルスではなく、スピロヘータである梅毒トレポネーマによって引き起こされる感染症である。この病気は、髄膜血管型神経梅毒の代表的な病態である。
  • 日本脳炎は、細菌ではなく、蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって引き起こされる感染症である。この病気は、急性脳炎に属し、発熱や髄膜刺激症状、意識障害などの症状が現れる。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第56回午前:第22問

主な感染経路と感染症の組合せで正しいのはどれか。  

1: 空気感染 ── 流行性角結膜炎

2: 空気感染 ── 風 疹

3: 接触感染 ── 結 核

4: 飛沫感染 ── 流行性耳下腺炎

5: 飛沫感染 ── 疥 癬

第49回午後:第93問

溶連菌感染と関連のあるのはどれか。  

1: 猩紅熱

2: ガス壊疽

3: 帯状疱疹

4: 手足口病

5: 急性灰白髄炎

第37回午後:第54問

自己免疫の関与が推測されているのはどれか。  

1: クロイツフェルト・ヤコブ病

2: ピック病

3: ギラン・バレー症候群

4: パーキンソン病

5: アルツハイマー病

第39回午後:第79問

中枢神経系の感染症と病原体との組合せで誤っているのはどれか。  

1: エイズ脳症-ウイルス

2: クロイツフェルト・ヤコブ病-プリオン

3: 進行麻痺-スピロヘータ

4: 日本脳炎-ウイルス

5: 急性灰白髄炎(ポリオ)-細菌

第53回午前:第88問

免疫不全によって生じやすい疾患はどれか。  

1: 肝性脳症

2: ペラグラ脳症

3: Wernicke脳症

4: トキソプラズマ症

5: Creutzfeldt-Jakob病

  • 答え:4
  • 解説:免疫不全によって生じやすい疾患はトキソプラズマ症である。免疫不全の状態では、通常は無徴候か軽度の症状で済む感染症が重症化し、死に至ることもある。
  • 肝性脳症は慢性の肝疾患が原因であり、免疫不全とは直接的な関係がない。感染症や消化器出血などが誘因となることがあるが、免疫不全が主要な原因ではない。
  • ペラグラ脳症はナイアシンの欠乏によって発症し、遺伝的な問題や栄養摂取障害が原因となる。免疫不全とは直接的な関係がない。
  • Wernicke脳症はビタミンB1欠乏によって発症し、胃切除術後のビタミン摂取不良やアルコールの多飲などが原因となる。免疫不全とは直接的な関係がない。
  • トキソプラズマ症は原虫の感染症で発症し、免疫不全の状態では重症化して死に至ることもある。健康な成人では無徴候か軽度の症状で済むが、免疫不全の場合は生じやすくなるため、正しい選択肢である。
  • Creutzfeldt-Jakob病は脳内に異常プリオン蛋白が沈着することで発症する。発生機序は不明確であるが、免疫不全との直接的関係はない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第50回午後:第86問

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)について誤っているのはどれか。  

1: HIV感染によりニューモシスチス・カリニ肺炎の発症率が上昇する。

2: AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIV感染によって生じる。

3: AIDS発症の抑制に有効な治療薬がある。

4: HIVは喀痰から感染する危険性が高い。

5: HIVはTリンパ球を死滅させる。

第46回午前:第88問

中枢神経系の感染症と病原体との組合せで誤っているのはどれか。  

1: エイズ脳症 — ウイルス

2: Creutzfeldt-Jakob(クロイツフェルト・ヤコブ)病 — プリオン

3: 進行麻痺 — スピロヘータ

4: 日本脳炎 — ウイルス

5: 急性灰白髄炎(ポリオ) — 細菌

第50回午前:第86問

病原体と主な感染経路の組合せで正しいのはどれか。  

1: 結核 - 経口感染

2: MRSA - 接触感染

3: 破傷風 - 媒介動物による感染

4: A型肝炎 - 血液による感染

5: 帯状疱疹 - 飛沫感染

第36回午前:第53問

作業療法中に院内感染を起こす可能性が低いのはどれか。  

1: 結核

2: MRSA

3: AIDS

4: インフルエンザ

5: 疥癬

第49回午前:第78問

飛沫感染するのはどれか。  

1: MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

2: インフルエンザウイルス

3: Clostridium difficile

4: B型肝炎ウイルス

5: 緑膿菌

第41回午後:第73問

誤っているのはどれか。  

1: AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染によって生じる。

2: HIVは喀痰から感染する危険が高い。

3: HIVはTリンパ球を死滅させる。

4: HIV感染による死因のほとんどは日和見感染症である。

5: AIDS発症の抑制に有効な治療薬がある。

第36回午後:第50問

感染症について誤っているのはどれか。  

1: 感染しても発症することなく終わることを不顕性感染という。

2: 2種類以上の病原体に同時に感染することを混合感染という。

3: 母親から乳児への授乳による感染を水平感染という。

4: 血中に病原菌が出現し重篤になることを敗血症という。

5: 弱毒菌で容易に感染症を起こすことを日和見感染という。

第47回午後:第76問

感染症について誤っているのはどれか。  

1: 飲食物を介する感染を経口感染という。

2: 感染しても発症しないことを不顕性感染という。

3: 母親から新生児に経母乳性に感染することを水平感染という。

4: 2種類以上の病原体に同時に感染することを混合感染という。

5: 弱毒菌にもかかわらず容易に感染症を起こすことを日和見感染という。

第45回午前:第77問

細菌感染による急性炎症反応で増加するのはどれか。2つ選べ。  

1: 肉芽腫

2: 好中球

3: 網状赤血球

4: ヘモグロビン

5: プロスタグランジン

第55回午前:第75問

胎児期に感染することで先天性奇形を生じるのはどれか。  

1: MRSA

2: 結核菌

3: 風疹ウイルス

4: B型肝炎ウイルス

5: ヘリコバクター・ピロリ菌

  • 答え:3
  • 解説:先天性奇形を生じる胎児期の感染は風疹ウイルスである。妊娠初期に感染すると、新生児に先天性風疹症候群を引き起こすことがある。
  • MRSAは新生児や乳児期に感染すると、伝染性膿痂疹(とびひ)の原因となるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • 結核菌は周産期に感染すると新生児結核を引き起こすことがあるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • 風疹ウイルスは妊娠初期に感染すると、新生児に難聴、白内障、先天性心奇形、知能障害などを引き起こす先天性風疹症候群を生じるため、正解である。
  • B型肝炎ウイルスは分娩時の感染により新生児に感染症を引き起こすことがあるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • ヘリコバクター・ピロリ菌は胃癌や慢性胃炎、胃潰瘍などと関連があるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第48回午前:第75問

疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: 多発性硬化症 − 脱髄

2: Binswanger病 − 感染

3: Huntington病 − 炎症

4: Creutzfeldt-Jakob病 − 出血

5: Charcot-Marie-Tooth病 − 虚血