第46回午後第81問の類似問題

第45回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

第56回午前:第42問

うつ病患者に行った訓練を表に示す。あてはまる訓練法はどれか。 

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1: コラム法

2: 自己教示法

3: 行動活性化法

4: ポジティブ日誌

5: アサーショントレーニング

第34回午後:第59問

適切でない組合せはどれか。  

1: 精神分析療法-自由連想法

2: 生活技能訓練-ロールプレイ

3: 集団精神療法-リラクセーション

4: 行動療法-オペラント学習

5: 森田療法-絶対臥褥

第56回午前:第21問

作業療法に関する歴史について正しいのはどれか。  

1: 呉秀三は認知行動療法を実践した。

2: A. Meyerは感覚統合療法を提唱した。

3: 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。

4: 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化させた。

5: W. Duntonは精神力動的作業療法理論を提唱した。

第56回午後:第81問

オペラント条件付けが用いられる認知行動療法の技法はどれか。  

1: 系統的脱感作法

2: 漸進的筋弛緩法

3: 暴露反応妨害法

4: フラッディング法

5: トークンエコノミー法

  • 答え:5
  • 解説:オペラント条件付けは、学習者の自発的で意図的な反応の増大や低減を学習目標として行われる手続きであり、認知行動療法の技法の中でトークンエコノミー法が該当します。
  • 系統的脱感作法は消去理論を用いており、リラックスした状態で低い不安から段階的に刺激を与えていく方法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • 漸進的筋弛緩法は、筋肉の緊張状態をコントロールし、その状態を観察し学習する療法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • 暴露反応妨害法は、強迫性障害やパニック障害に対する認知行動療法であり、消去理論を用いて不安に患者自身を曝すことで徐々にその状況に慣れさせる反面、強迫行為自体を我慢して行わないようにする方法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • フラッディング法は消去理論を用いており、患者を不安や恐怖場面に曝露して、その時間を次第に延長していく方法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • トークンエコノミー法は、オペラント条件付けに基づく行動療法であり、患者が望ましい行動をとった場合、直ちにそれを強化する効果があるため、正しい選択肢である。
  • 科目:臨床心理学
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第53回午後:第81問

無意識的な葛藤を洞察して精神症状を和らげようとするのはどれか。  

1: 催眠療法

2: 行動療法

3: 芸術療法

4: 自律訓練法

5: 精神分析療法

  • 答え:5
  • 解説:無意識的な葛藤を洞察して精神症状を和らげる療法は、精神分析療法である。これは、患者の無意識の世界に抑圧されている葛藤とその象徴的意味を理解し、無意識を意識化することによって精神症状を和らげるものである。
  • 催眠療法は、催眠による暗示を用いて神経症症状の改善を目指す方法であり、無意識的な葛藤を洞察するものではない。
  • 行動療法は、学習理論に基づいて人間の異常行動を是正しようとする精神療法であり、無意識的な葛藤を洞察するものではない。
  • 芸術療法は、音楽や絵画などの芸術を用いて治療を行う方法であり、無意識的な葛藤を洞察するものではない。
  • 自律訓練法は、自己催眠法を用いたリラクゼーション療法であり、無意識的な葛藤を洞察するものではない。
  • 精神分析療法は、患者の無意識の世界に抑圧されている葛藤とその象徴的意味を了解し、無意識を意識化することによって精神症状を和らげるものである。この療法は、無意識的な葛藤を洞察して精神症状を和らげる目的に適している。
  • 科目:臨床心理学
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第48回午後:第39問

認知行動療法において重視されるのはどれか。  

1: 無意識の葛藤

2: 全身の弛緩状態

3: あるがままの生活態度

4: 幼少期の養育者との関係

5: 認知が感情に与える影響

第37回午前:第89問

器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 他の患者との交流は避ける。

2: 変化のある作業種目を選択する。

3: 誤った言動は理論的に正す。

4: 作業の誤りはまとめて訂正する。

5: 楽しみの要素を取り入れる。

第43回午前:第78問

疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 認知症 - 催眠療法

2: 人格障害 - 森田療法

3: 統合失調症 - 回想法

4: 気分障害 - 認知行動療法

5: 発達障害 - 自律訓練法

第35回午後:第58問

誤っている組合せはどれか。  

1: 森田療法-日記指導

2: 生活機能訓練-ロールプレイ

3: 自律訓練法-リラクセーション

4: 実存分析-自由連想法

5: 集団精神療法-相互交流

第45回午後:第25問

エビデンスに基づく理学療法を実践する場合に最初に行うのはどれか。  

1: 検証

2: 適用

3: 情報収集

4: 批判的吟味

5: 問題点の定式化

第42回午前:第77問

認知症患者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 集団内での交流を促す。

2: 参加メンバーを毎回入れ替える。

3: 休憩は患者のペースでとらせる。

4: 複数の作業療法士が交替で担当する。

5: 患者が慣れ親しんだ種目を設定する。

第50回午後:第46問

パニック障害の患者に対する作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 病識の獲得

2: 身辺処理能力の向上

3: 対人交流技能の向上

4: 不安対処能力の向上

5: 現実感喪失からの回復

第42回午前:第91問

境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 複数の患者が共有する場で実施する。

2: 衝動発散を促す活動を取り入れる。

3: 指示的態度を維持する。

4: 依存や理想化が生じた時には治療者を交代する。

5: 患者の要求に応じ作業療法終了後に面接を行う。

第49回午前:第44問

認知・思考障害の強い統合失調症患者に対する認知行動療法で適切なのはどれか。  

1: 考えを文字にして表す。

2: 一日の活動を記録して振り返る。

3: コラム法を用いて状況を吟味する。

4: 問題行動を思い返して内省を深める。

5: 相手の気持ちや状況の理解に焦点を当てて振り返る。

第44回午前:第93問

境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。  

1: 作業への一貫した取り組み

2: 難易度の低い作品を要求

3: 治療者への依存

4: 集団への適応

5: 失敗時の洞察

第55回午前:第79問

創始者と心理療法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Beck――――集団療法

2: Freud―――自由連想

3: Jung ―――夢分析

4: Rogers ――自律訓練法

5: Skinner――認知療法

  • 答え:2 ・3
  • 解説:この問題では、心理療法の創始者とその療法の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、Freudと自由連想、Jungと夢分析です。
  • Beckは認知療法の創始者であり、集団療法ではありません。認知療法は、うつ病などの症状が思考によって生じると考え、その思考パターンを変えることで症状の改善を目指す療法です。
  • Freudは精神分析療法の創始者であり、自由連想法を用いて無意識の中に抑圧された欲求や葛藤を明らかにし、症状の改善を目指す療法を提唱しました。この選択肢は正しいです。
  • Jungは夢分析を中心に治療理論を体系立てた心理学者であり、夢や空想、神話に注目して治療を行うアプローチを提唱しました。この選択肢は正しいです。
  • Rogersはクライエント中心療法の創始者であり、自律訓練法ではありません。クライエント中心療法は、クライエントの内在する成長への動機づけを信頼し、治療者の非指示的な態度や技法で解放していくことが望ましいと考えた治療法です。自律訓練法はSchultzが創始した療法です。
  • Skinnerはオペラント条件づけを明らかにした心理学者であり、認知療法の創始者ではありません。オペラント条件づけは、行動とその結果による強化や弱化の関係を研究する学問で、行動療法の基礎となっています。
  • 科目:臨床心理学
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第52回午前:第50問

患者に手本となる他者の振る舞いを見せて学んでもらう面接技術はどれか。  

1: モデリング

2: コーチング

3: シェイピング

4: リフレーミング

5: プロンプティング

第54回午後:第50問

患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す面接技法はどれか。  

1: 共感

2: 傾聴

3: 反映

4: 直面化

5: 開かれた質問

  • 答え:4
  • 解説:直面化は、患者の心的葛藤や矛盾点を指摘することで、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくよう促す技法である。
  • 共感は、セラピストが患者の立場に立って理解するように努めるものであり、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 傾聴は、患者の話を十分に聞き、患者に共感できるようにするものであり、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 反映は、患者から伝わってくる感情などを患者に伝える技法であり、医療者が患者の感情に親身になっていることが伝わり、ラポール形成につながるが、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 直面化は、話の内容や態度から患者の心的葛藤が伺えても、その葛藤が患者の言葉として表現されない場合、葛藤を伺せる態度について話題にしたり、葛藤によって生じている話の矛盾点を指摘したりする技法である。患者が自己の心理的自己矛盾や課題に気づくよう促す効果がある。
  • 開かれた質問は、yes/noで回答する形式ではなく、患者が自由に回答する質問方法である。自由に色々な返答が返ってくるため、患者の考え方や情報を聴取しやすいが、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 科目:作業療法評価学
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第57回午前:第99問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: PTSD ── 電気けいれん療法

2: 心気障害 ── 持続エクスポージャー法

3: 解離性健忘 ── 自律訓練法

4: 強迫性障害 ── 暴露反応妨害法

5: 身体化障害 ── 系統的脱感作法

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、疾患とそれに対応する治療法を正しく組み合わせることが求められています。正しい組み合わせは、強迫性障害と暴露反応妨害法です。
  • PTSDの治療法には、持続エクスポージャー療法、認知行動療法、ストレスマネジメントなどがありますが、電気けいれん療法は適応ではありません。電気けいれん療法は、双極性障害や統合失調症などの気分障害に適応される治療法です。
  • 心気障害の治療法には、薬物療法や森田療法がありますが、持続エクスポージャー法は適応ではありません。持続エクスポージャー法は、不安症やPTSD、強迫症などに適応される治療法です。
  • 解離性健忘の治療法には、イメージ法、呼吸法、筋弛緩法などのリラクセーション法が用いられますが、自律訓練法は適応ではありません。自律訓練法は、心身症や神経症に適応される治療法です。
  • 強迫性障害の治療法には、認知行動療法、暴露反応妨害法、フラッディング法などが用いられます。このため、強迫性障害と暴露反応妨害法の組み合わせは正しいです。また、薬物療法も使用されることがあります。
  • 身体化障害の治療法には、薬物療法や認知行動療法、自助グループなどの集団精神療法が有効ですが、系統的脱感作法は適応ではありません。系統的脱感作法は、恐怖症や不安障害に適応される治療法です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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