第57回午前第99問の類似問題

第55回午前:第47問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 解離性健忘――――――――――自律訓練法

2: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法

3: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法

4: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング

5: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、疾患と治療法の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、強迫性障害と曝露反応妨害法です。
  • 解離性健忘では、認知療法や集団精神療法、催眠療法などが適応となります。自律訓練法は、自己催眠法の一種で、不安神経症や強迫神経症などで適応となるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 身体化障害では、認知行動療法や支持的精神療法が適応となります。系統的脱感作法は、リラックスした状態で低い不安から段階的に刺激を与えていく方法で、強迫神経症や恐怖性不安障害で適応となるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 強迫性障害では、曝露反応妨害法や認知行動療法、フラッディングなどが適応となります。曝露反応妨害法は、認知行動療法の一つで、不安に患者自身を曝すことで徐々にその状況に慣れさせる反面、強迫行為自体を我慢して行わないようにする方法である。主に強迫性障害で適応となるため、この組み合わせは正しいです。
  • 外傷後ストレス障害(PTSD)では、持続エクスポージャー法や認知行動療法などが適応となります。フラッディングは、不安や恐怖場面に曝露して、その時間を次第に延長していく方法で、主に強迫性障害で用いられるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 心気障害では、森田療法などが適応となります。持続エクスポージャー法は、不安障害のためのエクスポージャー療法の長い歴史と、外傷後ストレス障害(PTSD)の情動処理理論に基づいた治療法で、PTSDなどで適応となるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第100問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法

2: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法

3: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング

4: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法

5: 解離性健忘――――――――――バイオフィードバック法

第43回午前:第78問

疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 認知症 - 催眠療法

2: 人格障害 - 森田療法

3: 統合失調症 - 回想法

4: 気分障害 - 認知行動療法

5: 発達障害 - 自律訓練法

第40回午後:第91問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-昏睡

2: 解離性障害-健忘

3: 強迫性障害-迂遠

4: パニック障害-保続

5: 双極性感情障害-粘着

第51回午前:第32問

高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 記憶障害 - 自律訓練法

2: 失行症 - 回想法

3: 純粋失読 - 認知行動療法

4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法

5: 半側空間無視 - プリズム適応療法

第41回午後:第91問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-情動失禁

2: パニック障害-思考散乱

3: 解離性障害-作為体験

4: 摂食障害-被毒妄想

5: 躁病-行為心迫

第45回午後:第32問

症状と治療法との組合せで正しいのはどれか。  

1: 1. 失行症-自己教示法

2: 2. 半側無視-間隔伸張法

3: 3. 記憶障害-誤りなし学習

4: 4. 注意障害-観察学習

5: 5. 遂行機能障害-プリズム適応療法

第48回午後:第81問

精神療法とその技法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 精神分析 − あるがまま

2: 内観療法 − 自由連想法

3: 認知療法 − 自動思考

4: 箱庭療法 − 造園作業

5: 森田療法 − 身調べ

第39回午後:第70問

誤っている組合せはどれか。  

1: うつ病-制止

2: 強迫性障害-保続

3: 解離性障害-遁走

4: 統合失調症(精神分裂病)-昏迷

5: 身体表現性障害-心気

第51回午後:第98問

回避がみられるのはどれか。  

1: 心気障害

2: 身体化障害

3: 強迫性障害

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

第42回午後:第92問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-もうろう状態

2: うつ病-感情鈍麻

3: パニック障害-思考散乱

4: ナルコレプシー-睡眠麻痺

5: アルコール精神病-自生思考

第56回午後:第34問

病態と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 半側空間無視 ── 遮断除去法

2: 遂行機能障害 ── 自己教示法

3: 注意障害 ── 間隔伸張法

4: 記憶障害 ── 視覚走査法

5: 失語症 ── PQRST法

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、病態とそれに対応する治療法の組み合わせを正しく選ぶことが求められています。正しい組み合わせは遂行機能障害と自己教示法です。
  • 半側空間無視は、患者が身体の一側の空間を無視する症状です。遮断除去法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 遂行機能障害は、計画や組織化などの認知機能が低下する症状です。自己教示法は、患者が自分自身に指示を出すことで認知機能を改善する治療法であり、遂行機能障害に対する適切な治療法です。
  • 注意障害は、患者が集中力を維持できない症状です。間隔伸張法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 記憶障害は、患者が新しい情報を記憶したり、過去の情報を思い出すことが困難な症状です。視覚走査法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 失語症は、言語機能の障害により、話す、理解する、読む、書く能力が低下する症状です。PQRST法は、記憶の支援方法であり、失語症に対する治療法ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第47問

PTSD〈外傷後ストレス障害〉に関する対応で適切なのはどれか。  

1: 曝露療法は短期間に留める。

2: 外傷体験の直後は詳しく体験を語らせる。

3: 集団の中で体験を語り合うことは避ける。

4: 心的外傷体験の一般的な心理反応を説明する。

5: 心理的動揺がある程度収まってから心理的応急処置を実施する。

  • 答え:4
  • 解説:PTSD(外傷後ストレス障害)に対する適切な対応は、心的外傷体験の一般的な心理反応を説明することです。これにより、患者が自分の症状を理解し、適切なサポートを受けることができます。
  • 曝露療法は、患者が外傷体験に対処する方法を学ぶための治療法ですが、短期間に留めるというのは必ずしも正確ではありません。治療期間は患者の状態や進行具合によって異なります。
  • 外傷体験の直後に詳しく体験を語らせることは、患者にとってさらなるストレスを与える可能性があります。適切なタイミングとサポートが必要です。
  • 集団の中で体験を語り合うことは、患者にとって有益な場合もありますが、個々の状況によっては避けるべきです。適切なケアとサポートが必要です。
  • 心的外傷体験の一般的な心理反応を説明することは適切な対応です。これにより、患者は自分の症状を理解し、適切なサポートを受けることができます。
  • 心理的動揺がある程度収まってから心理的応急処置を実施するという考え方は、適切なタイミングでの対応が重要であることを示していますが、PTSDの場合は速やかな対応が求められます。適切なケアとサポートが必要です。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午後:第72問

誤っている組合せはどれか。  

1: 行動療法-小児自閉症

2: 森田療法-躁 病

3: 自律訓練法-心身症

4: 生活技能訓練-統合失調症(精神分裂病)

5: 集団精神療法-アルコール依存症

第56回午後:第100問

うつ病について正しいのはどれか。  

1: 脱感作法を行う。

2: 心理教育は行わない。

3: 躁病相がないか確認する。

4: 修正型電気けいれん療法は無効である。

5: 薬物療法の第一選択はベンゾジアゼピン系薬物である。

  • 答え:3
  • 解説:うつ病の治療には、心理教育や薬物療法、電気けいれん療法などがあります。また、双極性障害の可能性も考慮する必要があります。
  • 脱感作法は、恐怖や不安に対して行われる治療法であり、うつ病の治療には適用されません。
  • 心理教育はうつ病の治療において重要な要素であり、患者や家族に病気についての知識を提供し、理解を深めることで治療効果を高めることが期待されます。
  • 正しい選択肢です。双極性障害の場合もあるため、躁病相がないかを確認することが重要です。
  • 修正型電気けいれん療法は、通常の薬物治療では改善がみられない難治性のうつ病や統合失調症などで適応となる治療法であり、無効ではありません。
  • 薬物療法の第一選択は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)かセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)である。ベンゾジアゼピン系薬物は抗不安薬として症状に合わせて使用されるが、第一選択ではありません。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第98問

曝露反応妨害法が有効なのはどれか。  

1: 強迫性障害

2: 身体化障害

3: 神経性過食症

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

  • 答え:1
  • 解説:曝露反応妨害法は認知行動療法の一つで、患者を不安に曝すことで徐々に慣れさせ、強迫行為を行わないようにする方法です。強迫性障害に対して有効な治療法とされています。
  • 強迫性障害は、曝露反応妨害法が有効な治療法です。患者を不安に曝すことで徐々に慣れさせ、強迫行為を行わないようにすることが目的です。
  • 身体化障害の治療には、曝露反応妨害法ではなく、認知行動療法や支持的精神療法が有効です。身体化障害は、心理的な問題が身体的な症状として現れる障害です。
  • 神経性過食症の治療には、曝露反応妨害法ではなく、認知行動療法や対人関係療法が有効です。神経性過食症は、過度な食事を繰り返すことで精神的な問題を緩和しようとする障害です。
  • 全般性不安障害の治療には、曝露反応妨害法ではなく、認知行動療法が有効です。全般性不安障害は、日常生活において過度な不安や心配を感じることが特徴の障害です。
  • PTSD(外傷後ストレス障害)の治療には、曝露反応妨害法ではなく、持続暴露療法や認知行動療法が有効です。PTSDは、外傷的な出来事を経験した後に、その記憶や恐怖が繰り返し蘇る障害です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第44回午後:第62問

系統的脱感作法はどの心理治療に分類されるか。  

1: 森田療法

2: 集団精神療法

3: 精神分析療法

4: 認知行動療法

5: 支持的精神療法

第45回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

第54回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心理療法に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は5で、バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法であることが正しいです。
  • 陽性転移は患者から治療者に向けられる陽性感情ですが、心理療法の目標ではありません。したがって、この選択肢は正しくありません。
  • 逆転移は治療者から患者への無意識的な感情であり、治療者は逆転移に注意し自己洞察が必要です。ただし、逆転移を認識したからといって治療を中止する必要はありません。この選択肢は誤りです。
  • 自律訓練法は自己催眠法の一種で、全身の弛緩状態を作り出せるようにし、生理的な身体機能の調整や心理的な自己統制を行うものです。不安階層表は曝露法で用いられるため、この選択肢は間違いです。
  • 統合失調症急性期では安静・休養が主となり、亜急性期から作業療法などの介入が始まります。しかし、休息援助や基本的生活リズムの回復が課題となるため、絵画療法などの自己洞察を含む作業は原則行われません。この選択肢は正しくありません。
  • バイオフィードバックは、心拍数や血圧、呼吸、体温などの生理現象を連続的に記録し、好ましい変化が生じた場合に信号を出して被検者に知らせ、その信号を持続させるように練習させるものです。オペラント条件付けの原理を用いた治療法であるため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:臨床心理学
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第47回午後:第81問

系統的脱感作法が用いられる心理療法はどれか。  

1: 森田療法

2: 集団精神療法

3: 精神分析療法

4: 認知行動療法

5: 支持的精神療法