重症筋無力症を合併することが多いのはどれか。
1: 肺癌
2: 乳癌
3: 中皮腫
4: 胸腺腫
5: 食道癌
ギラン・バレー症候群について誤っているのはどれか。
1: 表在感覚脱失
2: 四肢筋力低下
3: 神経原性筋電図所見
4: 呼吸筋障害
5: 髄液の異常所見
手根管症候群について正しいのはどれか。
1: 掌側骨間筋が萎縮する。
2: 女性よりも男性に多い。
3: 小指に知覚障害が認められる。
4: 手を振っても疼痛は軽減しない。
5: 手関節掌屈位でしびれ感が誘発される。
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.不随意運動イ.感覚障害ウ.筋萎縮エ.病的反射オ.腱反射亢進
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
多発性筋炎にみられる所見はどれか。
1: 蝶形紅斑
2: 深部腱反射亢進
3: 手袋靴下型感覚障害
4: 筋電図での高振幅電位波形
5: 血清クレアチンキナーゼ上昇
閉塞性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ。
1: 肺気腫
2: 肺線維症
3: 慢性気管支炎
4: うっ血性心不全
5: 筋ジストロフィー
Guillain-Barré症候群でみられにくいのはどれか。
1: 誤嚥
2: 運動時痛
3: 温痛覚脱失
4: 起立性低血圧
5: 拘束性換気障害
腰部椎間板ヘルニアでみられないのはどれか。
1: アキレス腱反射亢進
2: ラセーグ徴候陽性
3: 体幹前屈制限
4: 排尿障害
5: 疼痛性側弯
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 胸腺の異常を伴うことが多い。
2: Parkinson病より患者数が多い。
3: テンシロン試験で症状が悪化する。
4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。
5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
自律神経症状を主症状とする疾患はどれか。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: アルツハイマー型痴呆
4: パーキンソン病
5: シャイ・ドレイガー症候群
多発性硬化症患者の作業療法評価として適切でないのはどれか。
1: 副腎皮質ステロイド薬投与の有無を知る。
2: 症状の変化に伴いADLを再評価する。
3: 開始にあたり視力に関する情報を得る。
4: 症状の進行によって生じる患者の不安を聞く。
5: 上下肢の筋萎縮の分布を定期的に評価する。
疾患と作業種目との組合せで適切なのはどれか。
1: 呼吸器疾患-木工
2: 関節リウマチ-タイルモザイク
3: Parkinson病-毛糸のかぎ針編み
4: 脊髄小脳変性症-卓球
5: 筋萎縮性側索硬化症-パソコン
呼吸障害に対する理学療法として、口すぼめ呼吸が有効なのはどれか。
1: COPD
2: 肺線維症
3: 間質性肺炎
4: 筋萎縮性側索硬化症
5: Duchenne型筋ジストロフィー
嚥下障害の病態と用いられる介入の組合せで正しいのはどれか。
1: 口腔期障害 ─ 粘性の高い食物
2: 鼻咽腔閉鎖不全 ─ Shaker(シャキア)法
3: 喉頭挙上筋筋力低下 ─ 間欠的バルーン拡張法
4: 咽頭機能の左右差 ─ 頸部回旋
5: 輪状咽頭筋弛緩不全 ─ 軟口蓋挙上装置
疾患と病理的変化との組合せで誤っているのはどれか。
1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄
2: パーキンソン病-大脳皮質の変性
3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性
4: ギラン・バレー症候群-末梢神経の脱髄
5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄側索の変性
摂食障害でみられないのはどれか。
1: 徐脈
2: 無月経
3: 低体温
4: 高血圧
5: 電解質異常
廃用症候群によって低下しないのはどれか。
1: 筋力
2: 肺活量
3: 心拍数
4: 身体活動性
5: 胃腸管運動
55歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。1年前から通勤時に右足がつまずくようになった。最近は意識して膝を上にあげて歩行している。腰椎MRIでは病的所見はなく、針筋電図所見では両側の前脛骨筋に右側優位の神経原性変化を認めた。適切な対応はどれか。
1: 座位時は足を挙上しておく。
2: 移動時に車椅子を利用する。
3: 立ち上がり運動を繰り返す。
4: 前脛骨筋に治療的電気刺激を行う。
5: 右側プラスチック短下肢装具を装着する。
脊髄小脳変性症の症状と対処との組合せで誤っているのはどれか。
1: 嚥下障害-とろみ調整食品
2: 起立性低血圧-弾性包帯
3: 脊髄後索障害-視覚代償
4: 四肢失調症-PNF
5: 睡眠時無呼吸症候群-口すぼめ呼吸