呼吸機能が低下してきた筋萎縮性側索硬化症患者に対する呼吸理学療法で適切なのはどれか。
1: 口すぼめ呼吸の指導
2: 胸郭のストレッチ
3: 呼気時の胸郭圧迫
4: 腹式呼吸の指導
5: 有酸素運動
球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症患者とその家族への在宅指導で適切でないのはどれか。
1: 自己導尿
2: 摂食指導
3: 吸引器の取扱い
4: 電動車椅子操作
5: コミュニケーションエイドの使用法
57歳の男性。筋萎縮性側索硬化症と診断されて3年が経過。四肢や体幹に運動麻痺を生じてベッド上の生活となりADLは全介助。さらに球麻痺症状を認め、安静時も呼吸困難を自覚する。この患者がコミュニケーション機器を使用する際の入力手段として適切なのはどれか。
1: 舌
2: 手指
3: 口唇
4: 呼気
5: 外眼筋
45歳の男性。半年前から左上肢遠位部の脱力、3か月前から左上肢の筋萎縮と右上肢の脱力、さらに最近歩行障害と構音障害を認めるようになり、神経内科で筋萎縮性側索硬化症と診断された。現時点で認められる可能性が高いのはどれか。
1: 褥 瘡
2: 振動覚低下
3: 眼球運動障害
4: 膀胱直腸障害
5: Hoffmann反射陽性
脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1: 痙縮
2: 運動失調
3: 嚥下障害
4: 構音障害
5: 有痛性痙攣
筋萎縮性側索硬化症の機能的予後を示しているのはどれか。縦軸は機能、横軸は時間を示す。
40歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から2年で、下肢には軽度の痙性麻痺が認められ、膝折れやつまずきなどの歩行障害が出現している。上肢は筋萎縮が著明で食事や衣服着脱は全介助。構音障害も出現している。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 呼吸訓練
2: 上肢のROM訓練
3: 上肢の抵抗運動訓練
4: 立位バランス訓練
5: 短下肢装具での歩行訓練
多発性硬化症でみられないのはどれか。
1: 症状の寛解と増悪
2: 易疲労性
3: レルミット徴候
4: 視神経炎
5: 感覚神経伝導速度の低下
錐体外路症状を呈するのはどれか。
1: 核黄疸
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: 脊髄空洞症
4: フリードライヒ型失調症
5: シャルコー・マリー・トゥース病
終末期の筋萎縮性側索硬化症の患者が環境制御装置を使用する際に最も適しているのはどれか。
1: 眼瞼
2: 口唇
3: 呼気
4: 舌
5: 顎
末梢神経損傷で誤っているのはどれか。
1: 筋萎縮
2: 異常感覚
3: 発汗異常
4: 腱反射亢進
5: 筋線維束攣縮
50歳の女性。球麻痺症状で発症した筋萎縮性側索硬化症。発症後1年経過。自営業世帯の主婦で、病前は家業の経理を行っていた。現在、筋力は上肢近位筋群3(Fair)、上肢遠位筋群2(Poor)、下肢筋群4(Good)である。最近、肺炎を2回起こしている。現時点での評価項目で適切でないのはどれか。
1: 筋萎縮の部位、程度
2: 会話明瞭度
3: 食事動作
4: 簿記、計算力
5: 浴室、トイレの構造
末期の筋萎縮性側索硬化症において保たれる機能はどれか。
1: 眼球運動
2: 呼吸機能
3: 嚥下機能
4: 構音機能
5: 上肢機能
57歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症後5年が経過。四肢と体幹に重度の運動麻痺を生じてベッド上の生活となり、ADLは全介助。球麻痺症状を認め、安静時も呼吸困難を自覚している。この患者がコミュニケーション機器を使用する際の入力手段として適切なのはどれか。
1: 舌
2: 口 唇
3: 呼 気
4: 手 指
5: 外眼筋
筋原性筋萎縮でみられないのはどれか。
1: 翼状肩甲
2: 腱反射の低下
3: 筋線維束性攣縮
4: 血清CK値の上昇
5: 筋線維の大小不同
筋萎縮性側索硬化症患者の食事で適切でないのはどれか。
1: 汁物にはとろみをつける。
2: 煮魚の骨はあらかじめ外しておく。
3: 皿にフードガードを付けてすくいやすくする。
4: 歓談は避けて食事に集中させる。
5: 頭頸部伸展位にして嚥下しやすくする。
50歳の女性。球麻痺症状で発症した筋萎縮性側索硬化症。発症後1年経過。自営業世帯の主婦で、病前は家業の経理を行っていた。現在、筋力は上肢近位筋群3(Fair)、上肢遠位筋群2(Poor)、下肢筋群4(Good)である。最近、肺炎を2回起こしている。この患者への対応で緊急度が低いのはどれか。
1: コミュニケーションエイドの検討
2: 呼吸体操の指導
3: 飲み込みやすい食品の紹介
4: 不安や恐れへの相談
5: 移乗介助用リフターの導入
筋萎縮性側索硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: フレンケル体操
2: 起居動作の練習
3: 杖や自助具の使用
4: 変形・拘縮の予防
5: 胸郭可動域訓練
球麻痺から発症した筋萎縮性側索硬化症で歩行が可能な患者への対応で正しいのはどれか。
1: 胸郭のストレッチを指導する。
2: 呼吸機能評価を1年に1回行う。
3: 栄養指導は誤嚥を認めてから行う。
4: 早期からプラスチック短下肢装具を導入する。
5: 鉄アレイを用いた上肢筋力トレーニングを指導する。
多発性硬化症の症状で頻度が低いのはどれか。
1: 視力障害
2: 深部感覚障害
3: 多幸症
4: 失語症
5: 神経因性膀胱