第43回午前第59問の類似問題

第43回午前:第74問

治療的な電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 廃用による筋力低下の予防

2: 脱神経筋における神経終末の発芽促進

3: 末梢神経損傷による疼痛の軽減

4: 脳卒中による痙縮の軽減

5: 不動に伴う浮腫の軽減

第37回午前:第87問

経皮的電気刺激法(TENS)の目的で適切なのはどれか。  

1: 疼痛の緩和

2: 末梢循環の改善

3: 末梢神経の再生

4: 萎縮筋の筋力強化

5: 感覚障害の改善

第35回午前:第82問

機能的電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 萎縮筋の筋力増強

2: 正常筋の筋力増強

3: 痙縮の抑制

4: 末梢循環の改善

5: 疼痛の除去

第38回午前:第88問

経皮的電気刺激法(TENS)の目的で適切なのはどれか。  

1: 痙縮の改善

2: 軟部組織の伸張性の増加

3: 血流の増加

4: 筋萎縮の改善

5: 疼痛の緩和

第34回午前:第78問

電気刺激療法の効果で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.骨芽細胞形成の促進イ.神経再生の促進ウ.動脈血流の減少エ.リンパ液流の抑制オ.疼痛の緩和  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第49回午後:第38問

電気刺激療法の適応とならないのはどれか。  

1: 脳卒中片麻痺患者の歩行における足背屈補助

2: 変形性膝関節症による疼痛の軽減

3: 末梢性顔面神経麻痺の機能回復

4: 脊髄損傷の起立動作補助

5: 褥瘡の組織修復の促進

第34回午前:第61問

反射性交感神経性ジストロフィー患者の急性期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 弾性包帯による浮腫の軽減

2: 自動運動による可動域の改善

3: 温熱療法による疼痛の軽減

4: 経皮的電気刺激による鎮痛

5: 重りを用いた筋力増強

第55回午前:第48問

廃用症候群の症状と予防法の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧――離床

2: 筋力低下――――神経筋電気刺激

3: 骨萎縮―――――機能的電気刺激

4: 褥瘡――――――体位変換

5: 深部静脈血栓――弾性ストッキング

第36回午前:第77問

局所寒冷療法中の生理的作用で誤っているのはどれか。  

1: 消化管血流低下

2: 疼痛軽減

3: 浮腫軽減

4: 神経伝導速度低下

5: 痙縮抑制

第45回午後:第42問

電気刺激療法を行うときに筋収縮が強くなるのはどれか。2つ選べ。  

1: 周波数が一定ならば電流強度とパルス幅の積が小さい刺激を用いる。

2: 陰性パルスではなく陽性パルスで刺激する。

3: 波形の立ち上がりが急峻な刺激を用いる。

4: 刺激部位の皮膚温を下げてから刺激する。

5: 運動点以外よりも運動点を刺激する。

第47回午前:第32問

寒冷療法が痙縮を低下させる機序で正しいのはどれか。  

1: 筋紡錘からの求心性放電の増大

2: γ神経線維の伝導速度の低下

3: δ神経線維の伝導速度の低下

4: 毛細血管透過性の増大

5: 筋組織の代謝の増大

第35回午前:第71問

末梢神経障害患者の筋力増強訓練で誤っているのはどれか。  

1: 経皮的電気刺激(TENS)は有効である。

2: バイオフィードバック療法は有効である。

3: PNFは有効である。

4: 遠心性運動は過負荷になりやすい。

5: 等運動性訓練機器を用いる。

第57回午前:第37問

廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 筋萎縮―――――――装具固定

2: 骨萎縮―――――――機能的電気刺激

3: 下腿浮腫――――――安静保持

4: 起立性低血圧――――塩分制限

5: 深部静脈血栓症―――抗凝固療法

  • 答え:5
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって筋肉や骨が萎縮し、機能が低下する症状です。適切な治療法を選択することが重要です。
  • 筋萎縮に対して装具固定は適切ではありません。装具固定は関節を安静に保つために使用されますが、筋萎縮の治療にはダイナミックスプリントのように伸張力を発生できるものが適しています。
  • 骨萎縮に対して機能的電気刺激は適切ではありません。機能的電気刺激は運動神経を電気刺激で興奮を調整し、骨格筋の収縮を促すため、筋萎縮の予防や神経-筋の再教育に用いられます。
  • 下腿浮腫に対して安静保持は適切ではありません。安静によって筋収縮による血管へのポンプ作用が働かずに浮腫が生じます。適切な治療法は、適度な運動や圧迫療法などです。
  • 起立性低血圧に対して塩分制限は適切ではありません。塩分制限は高血圧に対して行われます。廃用が原因の起立性低血圧には、姿勢変化前に下肢を運動させることや弾性包帯等で静脈を軽く圧迫して血圧低下を予防する方法が適切です。
  • 深部静脈血栓症に対して抗凝固療法は適切です。ヘパリンなどの抗凝固剤は、トロンビン、プロトロンビンなどの血液凝固因子に作用して血液凝固を妨げるため、不動により生じた血栓を治療するのに有効です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第91問

神経筋電気刺激(低周波治療)の留意点で正しいのはどれか。  

1: 電極下の皮膚抵抗を高くする。

2: 単極性刺激では運動点に陽極を置く。

3: 患者の身体にアース(接地)電極を付ける。

4: 電極対は筋線維の走行に垂直に配置する。

5: 定電流では電極の接触不良で火傷の危険がある。

第51回午前:第39問

神経筋再教育について正しいのはどれか。  

1: 随意運動を促通する。

2: 他動運動を用いることはない。

3: 骨関節障害には適用できない。

4: 意識がない状態でも適用できる。

5: 完全脱神経筋の治療として有効である。

第47回午前:第43問

薬物依存の患者に対する作業療法の目的でないのはどれか。  

1: 退行の促進

2: 身体機能の改善

3: 衝動のコントロール

4: 日常生活能力の改善

5: 心理的耐久力の向上

第53回午前:第38問

寒冷療法が痙縮を低下させる機序はどれか。  

1: 筋組織の代謝の増大

2: 毛細血管透過性の増大

3: γ神経線維の伝導速度の低下

4: δ神経線維の伝導速度の低下

5: 筋紡錘からの求心性放電の増大

第39回午前:第89問

寒冷療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 疼痛の軽減

2: 有痛性スパズムの軽減

3: 痙縮の低下

4: レイノー現象の緩和

5: 循環の改善

第56回午前:第34問

痙縮治療について適切なのはどれか。  

1: 内服治療は行わない。

2: 温熱療法は禁忌である。

3: 経皮的電気刺激を行う。

4: ボツリヌス毒素療法は上肢には有効ではない。

5: 下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける。

  • 答え:3
  • 解説:痙縮治療には内服治療、経皮的電気刺激、ボツリヌス療法などがあり、脳卒中治療ガイドラインでもこれらは推奨されている。選択肢の中で適切なものは経皮的電気刺激である。
  • 内服治療は痙縮治療の一つであり、ジアゼパムなどの抗痙縮薬が使用されることがある。このため、選択肢1は誤りである。
  • 温熱療法は痙縮筋に対して使用されることがあるが、十分な科学的根拠はないとされている。しかし、禁忌とまで言えるほどではないため、選択肢2は誤りである。
  • 経皮的電気刺激は痙縮治療の一つであり、末梢の神経-筋を刺激して痙縮を軽減させる効果がある。このため、選択肢3が正しい答えである。
  • ボツリヌス毒素療法は上肢にも有効であり、アセチルコリンによる末梢神経-筋の神経伝達を遮断することができる。このため、選択肢4は誤りである。
  • 痙縮筋に対しての筋力増強訓練は、相反する筋の共同した収縮によって姿勢保持ができ、随意収縮を促すことを目的に行われることがある。痙縮を増悪させるというわけではないため、選択肢5は誤りである。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午前:第46問

脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。  

1: 痙縮の減弱

2: 褥瘡の予防

3: 異常疼痛の抑制

4: 骨粗鬆症の予防

5: 消化管運動の促進