電気刺激で正しいのはどれか。
1: 周波数が高いと筋疲労が起こりやすくなる。
2: 波形の傾きが急なほど閾値は高くなる。
3: パルス幅が広いほど閾値は高くなる。
4: 刺激部位の抵抗が小さいと熱が発生しやすくなる。
5: 電流の密度は電極面積に比例する。
神経筋電気刺激(低周波治療)の留意点で正しいのはどれか。
1: 電極下の皮膚抵抗を高くする。
2: 単極性刺激では運動点に陽極を置く。
3: 患者の身体にアース(接地)電極を付ける。
4: 電極対は筋線維の走行に垂直に配置する。
5: 定電流では電極の接触不良で火傷の危険がある。
電気刺激療法に用いるパルス電流図を示す。周波数で正しいのはどれか。
1: 5 Hz
2: 10 Hz
3: 20 Hz
4: 50 Hz
5: 100 Hz
骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
1: 電気刺激を与えた場合に筋活動電位が収縮に先行して生じる。
2: 支配神経に単一刺激を加えて起こる収縮を単収縮という。
3: 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。
4: 刺激頻度を5~6 Hzに上げると強縮が起こる。
5: 速筋は遅筋に比べ強縮を起こす刺激頻度の閾値が高い。
経皮的電気刺激法(TENS)の目的で適切なのはどれか。
1: 痙縮の改善
2: 軟部組織の伸張性の増加
3: 血流の増加
4: 筋萎縮の改善
5: 疼痛の緩和
電気刺激療法の効果で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.骨芽細胞形成の促進イ.神経再生の促進ウ.動脈血流の減少エ.リンパ液流の抑制オ.疼痛の緩和
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
骨格筋の収縮について正しいのはどれか。
1: 単収縮を加重させても収縮力は変化しない。
2: 筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも長い。
3: 電気刺激を与えた場合、単収縮に先行して活動電位が生じる。
4: 電気刺激で1秒間に5~6回の単収縮を起こすと強縮となる。
5: 単収縮の頻度が過剰になると完全強縮から不完全強縮に移行する。
低周波刺激で誤っているのはどれか。
1: 筋の発生張力は刺激強度に依存する。
2: 筋収縮には、刺激の持続時間が短いほど強い刺激を必要とする。
3: 正常筋は脱神経筋より順応を起こしやすい。
4: 正常筋の不応期は脱神経筋の不応期より短い。
5: 脱神経筋は正常筋に比べて短い刺激持続時間で反応する。
図は相反抑制を利用して下腿三頭筋の痙縮治療を目的とした電気刺激法である。正しい電極の位置はどれか。
経皮的電気刺激法(TENS)の目的で適切なのはどれか。
1: 疼痛の緩和
2: 末梢循環の改善
3: 末梢神経の再生
4: 萎縮筋の筋力強化
5: 感覚障害の改善
治療的な電気刺激の目的で適切でないのはどれか。
1: 廃用による筋力低下の予防
2: 脱神経筋における神経終末の発芽促進
3: 末梢神経損傷による疼痛の軽減
4: 脳卒中による痙縮の軽減
5: 不動に伴う浮腫の軽減
測定筋の電気刺激特性を図に示す。図中の番号の説明で正しいのはどれか。
1: ①刺激の頻度
2: ②刺激の持続時間
3: ③基電流
4: ④時値
5: ⑤時定数
電気刺激療法の目的で誤っているのはどれか。
1: 廃用による筋力低下の予防
2: 脱神経筋における神経終末の発芽促進
3: 不動に伴う浮腫の軽減
4: 痙縮の軽減
5: 尿失禁の改善
反射性交感神経性ジストロフィーの物理療法で適切でないのはどれか。
1: 経皮的電気刺激
2: 紫外線
3: 渦流浴
4: コンプレッションポンプ
5: ホットパック
機能的電気刺激の目的で適切でないのはどれか。
1: 萎縮筋の筋力増強
2: 正常筋の筋力増強
3: 痙縮の抑制
4: 末梢循環の改善
5: 疼痛の除去
末梢神経障害患者の筋力増強訓練で誤っているのはどれか。
1: 経皮的電気刺激(TENS)は有効である。
2: バイオフィードバック療法は有効である。
3: PNFは有効である。
4: 遠心性運動は過負荷になりやすい。
5: 等運動性訓練機器を用いる。
外傷で頻度の高い圧迫による神経麻痺が生じた場合、低周波治療の電気刺激部位で正しいのはどれか。ただし、●は電気刺激部位を表す。2つ選べ。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
反射性交感神経性ジストロフィー患者の急性期の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 弾性包帯による浮腫の軽減
2: 自動運動による可動域の改善
3: 温熱療法による疼痛の軽減
4: 経皮的電気刺激による鎮痛
5: 重りを用いた筋力増強
寒冷療法が痙縮を低下させる機序で正しいのはどれか。
1: 筋紡錘からの求心性放電の増大
2: γ神経線維の伝導速度の低下
3: δ神経線維の伝導速度の低下
4: 毛細血管透過性の増大
5: 筋組織の代謝の増大
超音波療法について正しいのはどれか。
1: 生体内では摩擦熱は発生しない。
2: 治療導子の移動速度は7〜8 cm/sがよい。
3: 周波数が高いほど深部組織が加熱される。
4: 逆圧電効果によるエネルギー変換を用いている。
5: 媒介物質(カップリング剤)は1 mm程度に塗る。