第39回午前第89問の類似問題

第45回午後:第43問

寒冷療法の作用はどれか。2つ選べ。  

1: 痙縮の減少

2: 代謝率の上昇

3: 痛覚閾値の上昇

4: 初期の血流増加

5: 軟部組織の伸展性増加

第50回午後:第35問

寒冷療法の作用で正しいのはどれか。  

1: 痛覚閾値の低下

2: 血液粘稠度の低下

3: 毛細血管透過性の亢進

4: 組織の酸素需要量の減少

5: α運動ニューロンの活動抑制

第55回午前:第40問

寒冷療法の作用で正しいのはどれか。  

1: 滑液粘性の低下

2: 疼痛閾値の低下

3: 神経伝導速度の増加

4: 筋紡錘の感受性の減弱

5: 毛細血管透過性の亢進

第36回午前:第77問

局所寒冷療法中の生理的作用で誤っているのはどれか。  

1: 消化管血流低下

2: 疼痛軽減

3: 浮腫軽減

4: 神経伝導速度低下

5: 痙縮抑制

第47回午前:第32問

寒冷療法が痙縮を低下させる機序で正しいのはどれか。  

1: 筋紡錘からの求心性放電の増大

2: γ神経線維の伝導速度の低下

3: δ神経線維の伝導速度の低下

4: 毛細血管透過性の増大

5: 筋組織の代謝の増大

第53回午前:第38問

寒冷療法が痙縮を低下させる機序はどれか。  

1: 筋組織の代謝の増大

2: 毛細血管透過性の増大

3: γ神経線維の伝導速度の低下

4: δ神経線維の伝導速度の低下

5: 筋紡錘からの求心性放電の増大

第48回午後:第42問

寒冷療法の適応で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 閉塞性動脈硬化症

2: 炎症の急性期

3: Raynaud病

4: 褥瘡

5: 痙縮

第43回午前:第74問

治療的な電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 廃用による筋力低下の予防

2: 脱神経筋における神経終末の発芽促進

3: 末梢神経損傷による疼痛の軽減

4: 脳卒中による痙縮の軽減

5: 不動に伴う浮腫の軽減

第34回午前:第61問

反射性交感神経性ジストロフィー患者の急性期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 弾性包帯による浮腫の軽減

2: 自動運動による可動域の改善

3: 温熱療法による疼痛の軽減

4: 経皮的電気刺激による鎮痛

5: 重りを用いた筋力増強

第38回午前:第67問

深部静脈血栓症の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 冷却・氷冷

2: 下肢関節運動

3: 弾力ストッキングの使用

4: 間欠的空気圧迫法

5: 早期離床

第35回午前:第77問

温熱療法の効果で誤っているのはどれか。  

1: 血管の拡張

2: 筋緊張の低下

3: 発汗の増加

4: 脈拍数の増加

5: 分時換気量の減少

第43回午前:第59問

電気刺激療法の目的で誤っているのはどれか。  

1: 廃用による筋力低下の予防

2: 脱神経筋における神経終末の発芽促進

3: 不動に伴う浮腫の軽減

4: 痙縮の軽減

5: 尿失禁の改善

第56回午前:第34問

痙縮治療について適切なのはどれか。  

1: 内服治療は行わない。

2: 温熱療法は禁忌である。

3: 経皮的電気刺激を行う。

4: ボツリヌス毒素療法は上肢には有効ではない。

5: 下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける。

  • 答え:3
  • 解説:痙縮治療には内服治療、経皮的電気刺激、ボツリヌス療法などがあり、脳卒中治療ガイドラインでもこれらは推奨されている。選択肢の中で適切なものは経皮的電気刺激である。
  • 内服治療は痙縮治療の一つであり、ジアゼパムなどの抗痙縮薬が使用されることがある。このため、選択肢1は誤りである。
  • 温熱療法は痙縮筋に対して使用されることがあるが、十分な科学的根拠はないとされている。しかし、禁忌とまで言えるほどではないため、選択肢2は誤りである。
  • 経皮的電気刺激は痙縮治療の一つであり、末梢の神経-筋を刺激して痙縮を軽減させる効果がある。このため、選択肢3が正しい答えである。
  • ボツリヌス毒素療法は上肢にも有効であり、アセチルコリンによる末梢神経-筋の神経伝達を遮断することができる。このため、選択肢4は誤りである。
  • 痙縮筋に対しての筋力増強訓練は、相反する筋の共同した収縮によって姿勢保持ができ、随意収縮を促すことを目的に行われることがある。痙縮を増悪させるというわけではないため、選択肢5は誤りである。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午前:第34問

極超短波による物理療法で正しいのはどれか。  

1: 蓄熱による熱傷の可能性がある。

2: ホットパックより深達度は浅い。

3: 悪性新生物に対する治療効果がある。

4: 金属プレート挿入部への照射は可能である。

5: 閉塞性動脈硬化症の患肢への照射は効果的である。

第42回午前:第85問

多発性硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 痙縮に対して寒冷療法を行う。

2: 麻痺に応じて装具療法を行う。

3: 不随意運動には重錘を装着する。

4: 筋力増強訓練は高負荷低頻度で行う。

5: 視力障害には他の感覚による代償訓練を行う。

第35回午前:第82問

機能的電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 萎縮筋の筋力増強

2: 正常筋の筋力増強

3: 痙縮の抑制

4: 末梢循環の改善

5: 疼痛の除去

第57回午前:第46問

運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。  

1: 胸痛の出現

2: チアノーゼ

3: 単発性心室期外収縮

4: 喘鳴による呼吸困難感

5: 胸部不快感を伴う心室頻拍

第35回午前:第80問

物理療法で禁忌となるのはどれか。  

1: ホットパック:心臓ペースメーカー

2: 干渉波:疼痛

3: 赤外線:糖尿病性潰瘍

4: 渦流浴:創傷回復期

5: 低出力レーザー:感覚障害

第46回午前:第42問

温熱の効果でないのはどれか。  

1: 鎮痛

2: 鎮痙

3: 浮腫抑制

4: 組織代謝亢進

5: 局所血流量増加

第57回午前:第37問

廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 筋萎縮―――――――装具固定

2: 骨萎縮―――――――機能的電気刺激

3: 下腿浮腫――――――安静保持

4: 起立性低血圧――――塩分制限

5: 深部静脈血栓症―――抗凝固療法

  • 答え:5
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって筋肉や骨が萎縮し、機能が低下する症状です。適切な治療法を選択することが重要です。
  • 筋萎縮に対して装具固定は適切ではありません。装具固定は関節を安静に保つために使用されますが、筋萎縮の治療にはダイナミックスプリントのように伸張力を発生できるものが適しています。
  • 骨萎縮に対して機能的電気刺激は適切ではありません。機能的電気刺激は運動神経を電気刺激で興奮を調整し、骨格筋の収縮を促すため、筋萎縮の予防や神経-筋の再教育に用いられます。
  • 下腿浮腫に対して安静保持は適切ではありません。安静によって筋収縮による血管へのポンプ作用が働かずに浮腫が生じます。適切な治療法は、適度な運動や圧迫療法などです。
  • 起立性低血圧に対して塩分制限は適切ではありません。塩分制限は高血圧に対して行われます。廃用が原因の起立性低血圧には、姿勢変化前に下肢を運動させることや弾性包帯等で静脈を軽く圧迫して血圧低下を予防する方法が適切です。
  • 深部静脈血栓症に対して抗凝固療法は適切です。ヘパリンなどの抗凝固剤は、トロンビン、プロトロンビンなどの血液凝固因子に作用して血液凝固を妨げるため、不動により生じた血栓を治療するのに有効です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する