切断部位と義肢との組合せで適切でないのはどれか。
1: 肩・肩甲骨離断-フォークォーター用義手
2: クルッケンベルグ切断-能動義手
3: 下腿切断-PTB義足
4: ショパール離断-足袋式足根義足
5: 中足骨切断-スリッパ式足指義足
切断と断端長の計測部位との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕切断―――上腕骨大結節から断端末
2: 前腕切断―――肘頭から断端末
3: 大腿切断―――坐骨結節から断端末
4: 膝関節離断――大転子から断端末
5: 下腿切断―――膝蓋骨上縁から断端末
30歳の男性。右前腕部の悪性腫瘍に対し前腕切断術が施行された。断端の長さは標準断端であった。創治癒後、義手を製作することになった。義手装着訓練において正しいのはどれか。
1: 屈曲手継手を選択する。
2: 義手訓練は幻肢の軽減に有効である。
3: 義手の手部先端は健側の中指先端と合わせる。
4: 術後の断端管理として、弾性包帯を中枢部から末梢部に向けて巻く。
5: 装着しての手先具単体の最大開き幅が50%以上であるかを判定する。
切断と義肢のソケットの組合せで誤っているのはどれか。
1: 上腕切断 ― オープンショルダー式
2: 前腕切断 ― ミュンスター式
3: 下腿切断 ― PTB式
4: Syme切断 ― KBM式
5: 股関節離断 ― カナダ式
切断について正しいのはどれか。
1: 上腕切断(短断端)では肩内転拘縮を生じやすい。
2: 前腕切断(中断端)では肘伸展拘縮を生じやすい。
3: Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。
4: Lisfranc関節離断では足外反変形を生じやすい。
5: 大腿切断(標準切断)では股内転拘縮を生じやすい。
32歳の女性。交通事故による左上腕切断(上腕長30%残存)。上腕能動義手の適合検査で、肘継手を屈曲させたときに手先具が口元に届かなかった。この患者の肘継手として適切なのはどれか。
正しい組合せはどれか。
1: 猿 手-尺骨神経麻痺
2: 下垂手-橈骨神経麻痺
3: 鷲 手-正中神経麻痺
4: 槌 指-PIP関節脱臼骨折
5: ボタン穴変形-手指屈筋腱損傷
下肢切断について正しいのはどれか。
1: 大腿標準切断では股内転拘縮を生じやすい。
2: 下腿標準切断では外反膝を生じやすい。
3: Syme切断では断端末に創を生じやすい。
4: Chopart関節離断では足内反拘縮を生じやすい。
5: Lisfranc切断では足外反変形を生じやすい。
50歳の女性。右上腕短断端切断。受傷後3か月経過。図のような上腕義手を製作した。義手操作練習時、肘90°屈曲位で手先具を完全に開くことができなかった。対応で正しいのはどれか。
1: 肘継手を交換する。
2: 9字ハーネスに変える。
3: 手先具の力源ゴムを増やす。
4: ケーブルハウジングを短くする。
5: リフトレバーの位置を遠位にする。
前腕能動義手のパーツと役割との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ソケット-切断部の長さを代償する。
2: ケーブル-手先具に力を伝達する。
3: 三角筋パッド-ハウジングの角度を調節する。
4: リテーナー-ハーネスの装着感を向上させる。
5: 手継手-手先具の開閉効率を向上させる。
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。
1: Barton骨折 ― 尺骨遠位端
2: Bennett骨折 ― 第2中手骨基部
3: Colles骨折 ― 上腕骨骨幹部
4: Monteggia骨折 ― 橈骨骨幹部
5: Smith骨折 ― 橈骨遠位端
小児の切断で正しいのはどれか。
1: 5歳児の切断では幻肢が生じる。
2: 先天性切断では一側下肢切断が最も多い。
3: 後天性切断では一側上肢切断が最も多い。
4: 上腕切断では後に脊柱側弯を生じやすい。
5: 下腿切断では後に外反膝変形を生じやすい。
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Cotton骨折 ── 大腿骨
2: Dupuytren骨折 ── 第1中手骨
3: Galeazzi骨折 ── 橈 骨
4: Jefferson骨折 ── 環 椎
5: Straddle骨折 ── 上腕骨
32歳の男性。左利き。交通事故により右上腕切断となった。断端長は10.0 cmで、残存肢の上腕長は25.0 cmであった。能動義手製作のために選択する肘継手として最も適切なのはどれか。
1: 軟性たわみ式継手
2: 倍動肘ヒンジ継手
3: 能動単軸肘ヒンジ継手
4: 遊動単軸肘ヒンジ継手
5: 能動単軸肘ブロック継手
24歳の男性。農機具に巻き込まれて右上腕を切断した。断端長は標準断端である。図のような上腕義手を製作することとした。この義手の適合検査結果で適合と判断されるのはどれか。
1: 肘90°屈曲位のコントロールケーブルシステムの効率判定が85%
2: 引っ張り荷重に対する安定性の判定でずれが20 mm
3: 義手装着下垂時の長さが残存肢の環指と同じ長さ
4: 義手装着時の能動的肘屈曲が100°
5: 口元での手先具の操作判定が35%
50歳の女性。右上腕短断端切断。受傷後3か月経過。図のような上腕義手を製作した。パーツの名称で正しいのはどれか。
1: ①ミュンスター型ソケット
2: ②単軸肘ブロック継手
3: ③肘コントロールケーブル
4: ④ターミナル(回り端子)
5: ⑤能動ハンド
肘継手と適応との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 能動単軸肘ブロック継手-両側前腕切断用
2: 単軸肘ブロック継手-上腕切断装飾用
3: 単軸肘ヒンジ継手-前腕中短断端用
4: 倍動肘ヒンジ継手-上腕標準断端用
5: たわみ肘継手-前腕極短断端用
30歳の女性。断端長25%残存の左前腕切断。肘関節が屈曲30°に制限されている。屈曲運動を補い、腹部前面での両手動作を可能にするため能動義手を作製する。ソケットと肘継手の組合せで正しいのはどれか。
1: 差し込み式前腕ソケット ――――― 倍動肘ヒンジ継手
2: 前腕用スプリットソケット ―――― 倍動肘ヒンジ継手
3: ノースウエスタン式前腕ソケット ― 能動単軸肘ヒンジ継手
4: ミュンスター式前腕ソケット ――― 軟性たわみ式継手
5: ミュンスター式前腕ソケット ――― 能動単軸肘ブロック継手
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。
1: Monteggia骨折 - 上腕骨
2: Cotton骨折 - 橈 骨
3: Malgaigne骨折 - 骨 盤
4: Jefferson骨折 - 大腿骨
5: Bennett骨折 - 脛 骨
右利きの右上腕切断者への義手の導入方法で適切なのはどれか。
1: 義手操作で書字の練習を行う。
2: 断端の周径が安定してから行う。
3: 手先具の開閉は肘最大屈曲位で行う。
4: 肘ロックの訓練は肩関節屈曲90°で行う。
5: 手先具の把握訓練の対象物は硬いものから行う。