誤っているのはどれか。
1: 細胞外液量のうち血管外成分の増加した状態を浮腫という。
2: うっ血性心不全による浮腫は全身に現れる。
3: 動脈性の血液が増える状態を充血という。
4: 静脈性の血液が増える状態をうっ血という。
5: 炎症による局所熱感はうっ血による。
誤っている組合せはどれか。
1: 充血－局所の静脈血の充満
2: 浮腫－細胞外液の増加
3: 萎縮－細胞数・細胞体積の減少
4: 壊死－局所組織の崩壊
5: 化生－他の組織・細胞への転換
組織液の還流で正しいのはどれか。
1: 肝障害では浮腫は生じない。
2: 組織液が過剰になった状態を浮腫という。
3: 組織液の90％が毛細リンパ管に流入する。
4: リンパ管内のリンパは主幹動脈に流入する。
5: 組織液中の高分子の蛋白はリンパ管より末梢血管に多く流入する。
急性炎症と比較した場合の慢性炎症の特徴はどれか。
1: 局所の浮腫
2: 白血球の集積
3: フィブリン析出
4: 毛細血管の退縮
5: 血管透過性の亢進
高齢者における変化で誤っているのはどれか。
1: 収縮期血圧低下
2: 腎血流量低下
3: 心拍出量低下
4: 赤血球数低下
5: 体水分量低下
萎縮の原因で誤っているのはどれか。
1: 栄養の低下
2: 血液供給の減少
3: 対臓器の一側の欠損
4: 仕事負荷の消失
5: 内分泌刺激の消失
リンパ浮腫について正しいのはどれか。
1: 腹水を伴う。
2: 利尿薬で治療する。
3: 蜂窩織炎になりやすい。
4: 肺塞栓症の原因の1つである。
5: 皮膚が線維化を起こすことは稀である。
冠血流を減少させる要因はどれか。
1: 収縮期の血圧の低下
2: 心拍数の低下
3: 大動脈弁狭窄
4: 心房中隔欠損
5: 僧帽弁狭窄
褥瘡発生の要因ではないのはどれか。
1: 低栄養
2: 高血圧
3: 浮腫
4: 筋萎縮
5: 末梢神経障害
寒冷が生体に及ぼす影響で誤っているのはどれか。
1: 疼痛閾値の低下
2: 末梢血管の収縮
3: 末梢神経伝導速度の遅延
4: 代謝の抑制
5: 浮腫の抑制
廃用症候群で誤っているのはどれか。
1: 血液粘稠度の低下
2: 一回心拍出量の低下
3: 安静時心拍数の増加
4: 最大換気量の減少
5: 腸管蠕動運動の低下
褥瘡発生の要因でないのはどれか。
1: 低栄養
2: 高血圧
3: 浮腫
4: 筋萎縮
5: 末梢神経障害
門脈圧亢進の症状でないのはどれか。
1: 食道静脈瘤
2: 腹部静脈怒張
3: 腎機能低下
4: 浮腫
5: 腹水
血圧降下薬としての作用機序で適切なのはどれか。
1: 利尿
2: 心拍数増加
3: 心拍出量増大
4: 血管平滑筋収縮
5: ナトリウム貯留
要因と症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 血液粘稠度低下―――――静脈血栓
2: 循環血漿量低下―――――起立性低血圧
3: 最大酸素摂取量増加―――運動耐容能の低下
4: 血清アルブミン値低下――褥瘡
5: 骨への物理的応力増加――骨萎縮
継続的な持久力運動で低下するのはどれか。
1: 中性脂肪
2: 筋内毛細血管数
3: 最大酸素摂取量
4: インスリン感受性
5: 筋内ミトコンドリア量
寒冷療法の作用で正しいのはどれか。
1: 痛覚閾値の低下
2: 血液粘稠度の低下
3: 毛細血管透過性の亢進
4: 組織の酸素需要量の減少
5: α運動ニューロンの活動抑制
廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。
1: 筋萎縮―――――――装具固定
2: 骨萎縮―――――――機能的電気刺激
3: 下腿浮腫――――――安静保持
4: 起立性低血圧――――塩分制限
5: 深部静脈血栓症―――抗凝固療法
運動時の変化について正しいのはどれか。
1: 脳の血流量が増加する。
2: 皮膚血流量が減少する。
3: 内臓血管の拡張が起こる。
4: 骨格筋の血管収縮が起こる。
5: 心臓への静脈還流量が増加する。
局所寒冷療法中の生理的作用で誤っているのはどれか。
1: 消化管血流低下
2: 疼痛軽減
3: 浮腫軽減
4: 神経伝導速度低下
5: 痙縮抑制