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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第1回 午前 第89問
20件の類似問題
エックス線検査のコンピュータ画像処理の特徴として誤っているのはどれか。...
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32
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午前
正答率:82% 類似度 66.3% 解説あり
MRIについて正しいのはどれか。
a
電子の持つスピンを利用した測定技術である。
b
緩和とはスピンの歳差運動の回転が遅くなることである。
c
磁気シールドルームを必要としない。
d
傾斜磁場によって被写体の位置情報を得る。
e
エックス線撮影よりも軟部組織の抽出に優れる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

MRIは主に水素原子核の核スピンが静磁場中で示すラーモア歳差運動をRFパルスで励起し、縦緩和(T1)・横緩和(T2)などの緩和過程で生じる信号を検出して画像化する。位置情報は傾斜磁場で空間的にラーモア周波数や位相を位置依存に変化させて符号化(スライス選択・周波数エンコード・位相エンコード)する。検査室は外来ノイズの侵入・RF漏洩を防ぐため通常シールドルームが必要であり、またMRIはX線撮影に比べ軟部組織のコントラスト分解能に優れる。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。MRIは電子スピンではなく原子核(主に水素原子核)の核スピンによる核磁気共鳴を利用する。電子スピンを用いる手法はESR/EPRであり、臨床MRIとは異なる。

b
不正解

誤り。緩和は励起された核磁化が平衡状態へ戻る過程を指し、縦磁化の回復(T1)や横磁化の位相揃いの崩れ(T2)で表される。歳差運動そのものの回転が遅くなることを意味しない(ラーモア周波数自体が変わるわけではない)。

c
不正解

誤り。MRI装置は外部電波ノイズの侵入やRF漏洩を防ぐため、通常RFシールド(シールドルーム)が必要となる。「必要としない」は不適切。

d
正解

正しい。傾斜磁場を印加すると位置ごとにラーモア周波数や位相が変化し、スライス選択・周波数エンコード・位相エンコードによって信号の発生位置(空間情報)を取得できる。

e
正解

正しい。MRIは軟部組織間のコントラスト分解能が高く、X線撮影(主に骨の描出に優れる)よりも軟部組織の描出に優れる。

55
第二種ME技術認定試験 - 第40回 午前
類似度 66.2%
大腸検査に用いられるCTコロノグラフィ―(CT colonography)について正しいのはどれか。
1
検査前に絶食する必要はない。
2
大腸内視鏡を用いる。
3
大腸を二酸化炭素ガスで拡張する。
4
下剤は使用しない。
5
検査中に組織の採取を行う。
62
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:69% 類似度 66.0%
正しいのはどれか。
a
ガンマカメラはHe原子核を検出する。
b
ガンマカメラのコリメータは放射線透過度の高い物質で作られる。
c
ヘリカルCTでは患者をらせん状に走査する。
d
ヘリカルCTは肺癌の早期発見に有用である。
e
エックス線CTは脳の各部位の機能を計測するのに適している。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
58
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:88% 類似度 66.0%
MRIについて誤っているのはどれか。
1
放射線防護対策が必要である。
2
脳動脈瘤手術でステンレス鋼製クリップを植え込んだ患者には禁忌である。
3
T1、T2画像は緩和時間の分布像である。
4
プロトン密度の分布像が得られる。
5
位置情報を得るために傾斜磁場が必要である。
31
臨床工学技士国家試験 - 第30回 午前
重要度:低 正答率:86% 類似度 65.9% 解説あり
X線CT検査と比較して超音波検査の利点で正しいのはどれか。
a
画質がよい。
b
視野が広い。
c
肺内病変の評価に向いている。
d
実時間画像が得られる。
e
携帯性に優れている。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

超音波検査は探触子からの超音波が体内で反射して戻る信号を逐次表示するため、臓器運動や血流などをリアルタイム(実時間)で観察できる点が大きな利点である。また装置は小型でベッドサイドや救急外来でも運用しやすく、携帯性に優れる。一方、X線CTは高い空間分解能と均一な画質で広範囲を一度に撮影でき、肺内病変の評価にも適している。以上より、本問で超音波の利点として正しいのは「実時間画像が得られる」「携帯性に優れている」である。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。一般に空間分解能・コントラスト再現性・視野均一性はX線CTの方が優れる。CTはサブミリ(約0.5 mm以下)まで分解可能な一方、超音波は周波数・深さ依存で分解能が制限され、骨や空気によるアーチファクトも受けやすい。

b
不正解

誤り。超音波の描出範囲はプローブ形状や走査方法に依存し、体表からの限られた扇状・矩形の視野となる。X線CTは一回転で広範囲をスライスとして取得でき、視野は相対的に広い。

c
不正解

誤り。超音波は空気で強く反射・減衰するため、空気を多く含む肺実質の内部評価には不向きである。肺内病変の検出・評価はX線CTが適している。

d
正解

正しい。超音波検査はエコー信号を即時に表示でき、心拍動、呼吸性変動、血流などを連続的に観察できる実時間イメージングが可能である。

e
正解

正しい。超音波装置は小型化・バッテリ駆動が可能で、ベッドサイドや救急現場などで迅速に使用できるため、CTに比べ携帯性に優れる。

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32
臨床工学技士国家試験 - 第29回 午前
重要度:低 正答率:65% 類似度 65.8% 解説あり
MRI検査について誤っているのはどれか。
1
水素原子の空間分布を画像化する。
2
軟部組織の画像化に適している。
3
血流の測定が可能である。
4
臓器の3次元構造を画像化できる。
5
動きのある臓器の撮影に適している。

解説

MRIは強磁場中で水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用し、RF励起と傾斜磁場による位置エンコードで信号を収集して画像化する。プロトン密度やT1・T2緩和特性の差により軟部組織コントラストに優れ、血流はTOFや位相コントラスト法などで評価可能で、ボリューム撮像から3次元再構成も行える。一方で撮像時間が相対的に長く、体動・呼吸・拍動などの運動に起因するアーチファクトを受けやすいため、心臓など動きのある臓器は同期(ECGゲーティング)、呼吸停止、cine撮像等の工夫が必要で、一般論として「適している」とは言い難い。したがって誤っているのは「動きのある臓器の撮影に適している」。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。MRI信号の主な起源は生体内の水分子に含まれる水素原子核(プロトン)であり、その空間分布や緩和特性の違いを画像化する(プロトン密度像、T1/T2強調像など)。

2
不正解

正しい。MRIはT1・T2緩和の差を強調でき、水分含有量の差が反映されるため、脳・脊髄・筋・靱帯・腫瘍など軟部組織のコントラスト分解能に優れる。

3
不正解

正しい。MRA(TOF、位相コントラスト)や4D Flow MRIなどにより血流の有無・方向・速度分布の測定が可能で、造影剤を用いない手法も広く用いられる。

4
不正解

正しい。傾斜磁場で位置をエンコードし、薄スライスのボリューム撮像や等方ボクセル収集からの3D再構成により臓器の3次元構造を画像化できる。

5
正解

誤り。MRIは一般に撮像時間が長く運動アーチファクトの影響を受けやすいため、心臓など動きのある臓器の撮影には不利である。ECG同期、呼吸同期、cineや高速シーケンス等で克服可能だが、原理的に「適している」とは言えない。

60
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:83% 類似度 65.7%
MRIについて正しいのはどれか。
a
骨のカルシウムを強く描出する。
b
侵襲度の低い計測法である。
c
傾斜磁場を利用している。
d
脊椎の描写には適当でない。
e
RIを必要とする。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
42
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午前
類似度 65.7%
マルチスライスCTで誤っているのはどれか。
1
複数のスライス画像が同時に得られる。
2
Ⅰ列の検出器を持つ。
3
秒単位で広範囲の撮影が可能である。
4
冠動脈の撮影が可能である。
5
三次元画像が得られる。
85
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午前
正答率:57% 類似度 65.6%
放射性同位元素(RI)による画像検査で誤っているのはどれか。
a
エミッションCTの解像力はエックス線CTよりよい。
b
RI画像検査で主に用いられる放射線はβ線である。
c
ポジトロンCTにはN,O,Cなど生理的に存在する元素の同位体がしばしば用いられる。
d
組織の虚血を調べることができる。
e
Iは甲状腺検査に使用される。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
32
臨床工学技士国家試験 - 第30回 午前
重要度:低 正答率:90% 類似度 65.1% 解説あり
臨床用 MRI について正しいのはどれか。
a
軟部組織の画像化に適している。
b
炭素原子の空間分布を画像化する。
c
水分の少ない組織の撮影に適している。
d
撮像法として $T_1$ 強調がある。
e
血管造影が可能である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

臨床用MRIは強磁場とRFパルスにより主に水素原子(1H:プロトン)の核磁気共鳴信号を検出して画像化する。水分(プロトン)を多く含む軟部組織では信号が得やすくコントラストに優れる。一方、水分の少ない骨皮質や含気部位はプロトン密度が低く信号が弱いため撮影に適さない。撮像法にはT1強調・T2強調・プロトン密度強調などがあり、血流を利用したMRアンギオグラフィ(MRA)により造影剤非使用でも血管描出が可能で、必要に応じてガドリニウム造影MRAも行われる。炭素原子の分布画像は臨床標準のMRIの対象ではない。

選択肢別解説

a
正解

正しい。軟部組織は水分(プロトン)含有が高く、MRI信号が得られやすくコントラストも良好である。脳・肝臓・筋などの描出に適する。

b
不正解

誤り。臨床用MRIは主として水素原子(1H)の核磁気共鳴を用いる。炭素(13C)を直接画像化する手法は研究的には存在するが臨床標準ではない。

c
不正解

誤り。水分の少ない組織(骨皮質、肺の含気部など)はプロトン密度が低く信号が弱いため、撮影に適していない。

d
正解

正しい。MRIの基本的な撮像コントラストにT1強調像があり、解剖学的描出や脂肪の高信号などの特徴をもつ。

e
正解

正しい。MRアンギオグラフィ(MRA)により血管描出が可能で、TOF法や位相コントラスト法などの非造影MRAに加え、ガドリニウム造影MRAも用いられる。

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43
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午前
類似度 64.9%
超音波診断装置について誤っているのはどれか。
1
音響レンズで超音波を集束できる。
2
超音波が平面波のままで伝播する領域を近距離音場という。
3
画像上で胆石の後方が黒い影になる現象を音響陰影という。
4
サイドローブからの反射は実像と重なってアーチファクトとして表示される。
5
超音波の周波数が高いほど深部臓器の観察ができる。
29
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午後
類似度 64.2%
体外衝撃波砕石術について誤っているのはどれか。
1
X線照準方式は尿管結石の照準に適している。
2
X線照準方式は破砕状況を実時間動画で観察できる。
3
X線照準方式では放射線遮蔽が必要である。
4
超音波照準方式はシスチン結石の照準に適している。
5
超音波照準方式は腸管ガスの影響を受ける。
35
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 64.2%
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。
1
全身麻酔が必須である。
2
超音波照準方式では造影剤を用いる。
3
生体とのカップリングに脱気水を満たしたメンブレン(袋)を用いる。
4
心電図のT波に同期させて衝撃波を照射する。
5
衝撃波の照射経路に腸管が含まれても安全に施行できる。
86
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:79% 類似度 64.1%
エックス線CT検査のCT値とは何か。
1
エックス線吸収率の相対値
2
再構成画像の画素数
3
装置の距離分解能
4
一枚の画像を得る時間
5
透過したエックス線の強度
61
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:92% 類似度 64.0%
侵襲が最も少ない生体計測法はどれか。
1
超音波断層法
2
ディジタルラジオグラフィ
3
エックス線CT
4
左室造影法
5
陽電子断層法(PET)
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59
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:72% 類似度 63.6%
正しい組合せはどれか。
a
超音波診断装置 ――――---------- 音響インピーダンス
b
エックス線CT ――――――-------- エックス線吸収
c
MRI ―――――――――――------- プロトン密度
d
ポジトロンCT ――――――--------- べータ線吸収
e
サーモグラフィ ―――――---------- 体表紫外線
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
32
臨床工学技士国家試験 - 第34回 午前
重要度:低 正答率:78% 類似度 63.6% 解説あり
ラジオアイソトープを用いた医用画像装置について正しいのはどれか。
a
X線CTに比べ空間分解能が高い。
b
放射性核種から放出されるベータ線を検出し画像化している。
c
FDG-PETの撮影では糖代謝情報が得られる。
d
SPECTは脳血流分布を観察できる。
e
PETの撮影には施設内にサイクロトロンの設置が必要である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

ラジオアイソトープを用いる核医学画像は、SPECTはガンマ線放出核種(例: 99mTc、123I)からのガンマ線をガンマカメラで検出し、PETは陽電子放出核種(例: 18F、11C、13N、15O)から放出された陽電子が体内電子と対消滅して生じる2本の511 keVガンマ線を同時計数で検出する。空間分解能は一般にX線CTより低く(CTはサブミリ、PETは数mm、SPECTは数mm〜10 mm程度)、代謝・血流などの機能情報を得ることができる。FDG-PETはグルコース類似体18F-FDGの集積を利用して糖代謝情報を画像化する。PET用核種は半減期が短いものが多く、臨床現場ではサイクロトロンによる供給体制が前提となる。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。核医学画像(SPECT/PET)の空間分解能は一般にX線CTより低い。X線CTはサブミリの高分解能が得られるのに対し、PETは数mm、SPECTは数mm〜10 mm程度が目安である。

b
不正解

誤り。SPECTで検出するのは放射性核種からのガンマ線であり、PETで検出しているのも陽電子そのものではなく陽電子と電子の対消滅で生じる2本の511 keVガンマ線である。ベータ線(β線: 電子または陽電子)は体内での飛程が短く、外部検出には適さない。

c
正解

正しい。FDG-PETではグルコース類似体である18F-FDGが細胞内に取り込まれ、解糖系活性の高い部位(例: 多くの悪性腫瘍)に集積するため、糖代謝情報を画像化できる。

d
正解

正しい。SPECTは脳血流トレーサ(例: 99mTc-HMPAO、99mTc-ECD、123I-IMP)を用いて脳血流分布を画像化でき、脳血流低下や左右差などの機能評価に用いられる。

e
正解

正しいと扱う。PETは陽電子放出核種を用い、これらは半減期が短いものが多いためサイクロトロンによる安定供給体制が必要になる。教育的整理では「PET撮影には(院内)サイクロトロンが必要」と説明されることが多い。ただし実務上は18F製剤(半減期約110分)が外部施設のサイクロトロンで製造され配送される運用も広く行われている点には留意する。

85
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:88% 類似度 63.6%
繰り返し行っても生体に対して安全な検査法と考えられているのはどれか。
a
核磁気共鳴法
b
超音波エコー法
c
単光子断層法
d
陽電子断層法
e
エックス線断層法
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
88
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:43% 類似度 63.5%
科目:
中分類: 計測工学
小分類: 計測論
画像診断法として解像度(空間分解能)の最もよいのはどれか。
1
超音波エコー法
2
ディジタルラジオグラフィー
3
シンチグラフィー(γカメラ)
4
ポジトロンCT
5
核磁気共鳴法
26
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 63.4%
超音波診断検査の実施方法として誤っているのはどれか。
1
子宮、卵巣を経腹走査で明瞭に描出するためには排尿直後に検査を行う。
2
胆石像の確認は体位変換によって像の位置が変化するか否かを調べる。
3
胆嚢機能検査は脂肪摂取前後の胆嚢の大きさの変化から判定する。
4
運動負荷心エコー法では自転車エルゴメータを用いて仰臥位で行う。
5
造影剤としてマイクロバブルを使用する。
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