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臨床工学技士国家試験

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第1回 午前 第89問
20件の類似問題
エックス線検査のコンピュータ画像処理の特徴として誤っているのはどれか。...
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30
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午後
類似度 68.3%
誤っているのはどれか。
1
PACSは大量の医用画像をディジタル化して保管し、必要時に検索し得るシステムである。
2
PACSではデータ圧縮や高速伝送に関する技術が必要である。
3
計量診断学には判別分析法などの多変量解析が応用されることがある。
4
医用画像をディジタル化した際のデータ量は白黒画像もカラー画像も同じである。
5
エッジ・エンハンスメントは医用画像処理において有用である。
30
臨床工学技士国家試験 - 第28回 午後
重要度:低 正答率:89% 類似度 68.3% 解説あり
MRIについて正しいのはどれか。
a
放射線被曝がない。
b
軟組織の画像化には適さない。
c
体動に強い。
d
酸素原子の空間分布を測定する。
e
血流の情報が得られる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

MRIは核磁気共鳴(NMR)の原理を利用し、主に体内の水素原子核(プロトン)の信号を画像化する。電離放射線(X線・γ線)を用いないため放射線被曝はなく、T1/T2緩和時間やプロトン密度の差により軟部組織のコントラストに優れる。一方、呼吸や体動などの運動には弱く、モーションアーチファクトが生じやすい。血流に関しては、TOF法・位相コントラスト法などにより造影剤なしでもMRAとして血流情報・血管形態を得ることができる。以上から、1と5が正しい。

選択肢別解説

a
正解

正しい。MRIは静磁場と高周波(RF)磁場を用いる非電離放射線のモダリティであり、X線CTのような電離放射線被曝は生じない。

b
不正解

誤り。MRIは水分や脂肪を多く含む組織の信号差を利用でき、筋肉・脳・肝臓など軟部組織の描出に優れる(X線CTより軟部コントラストが高い)。

c
不正解

誤り。MRIは撮像時間が比較的長く、呼吸・脈動・体動の影響を受けやすい。これらはモーションアーチファクトとして画質を低下させる。

d
不正解

誤り。一般的な臨床MRIは水素原子核(プロトン)の信号を用いており、酸素原子の空間分布を測定する装置ではない。

e
正解

正しい。血流は信号特性の差や流入効果を利用して評価でき、TOF法や位相コントラスト法による非造影MRAで血管形態・血流情報が得られる。

34
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 68.2%
超音波診断検査の実施方法として誤っているのはどれか。
1
消化器検査では消化管を拡張させる発泡剤を服用する。
2
子宮を経腹走査する場合は膀胱を充満させておく。
3
婦人科検診では朝食をとっても良い。
4
胆石像の確認は体位変換によって像の位置が変化するかを調べる。
5
血管造影剤としてマイクロバブルを使用する。
52
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午前
類似度 68.2%
SPECT(Single Photon Emission Tomography)で誤っているのはどれか。
1
ガンマカメラを回転させながら撮像する。
2
陽電子放出核種を用いる。
3
ラジオアイソトープを体内に投与する。
4
脳血管障害の早期発見に有効である。
5
画像再構成により断層像を得る。
32
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午前
類似度 68.2% 解説あり
画像計測について誤っているのはどれか。
1
PET は X 線 CT よりも画像の解像度が高い。
2
X 線 CT 像では脂肪よりも筋肉の方が高い CT 値を示す。
3
ディジタル X 線画像は DICOM 形式で保存される。
4
MRI 撮影では T₁ 緩和と T₂ 緩和が同時に進行する。
5
SPECT では断層像が得られる。

解説

誤りは「PETはX線CTよりも画像の解像度が高い。」である。PETは体内で放出される放射線を検出して代謝・機能情報を画像化する装置で、空間分解能は一般に数ミリ(装置や条件によるがおおむね4〜6 mm程度)であり、サブミリメートルの分解能が得られるX線CTより低い。CT値は水を0 HUとする相対指標で、脂肪は負(約−100 HU)、筋肉は正(約30〜60 HU)を示すため、筋肉の方が高い。ディジタルX線画像は医用画像の標準規格DICOMで保存・通信されるのが一般的である。MRIではRF励起後、縦磁化の回復(T1緩和)と横磁化の減衰(T2緩和)が同時に進行する。SPECTはガンマカメラを回転させ投影像から再構成して断層像を得る。

選択肢別解説

1
正解

誤り。PETの空間分解能は一般に数ミリ(おおむね4〜6 mm程度)で、サブミリメートルの高解像度が得られるX線CTより低い。したがって「PETの方が解像度が高い」は不正確。PETは形態より機能評価に強みがある。

2
不正解

正しい。CT値(HU)は水=0を基準とし、脂肪は約−100 HU、筋肉は30〜60 HU程度とされるため、脂肪より筋肉の方が高いCT値を示す。

3
不正解

正しい。DICOMは医用画像の保存・通信の標準規格であり、ディジタルX線画像もPACS等でDICOM形式として扱うのが標準的である(ベンダ独自形式が内部処理で用いられる場合はあるが、臨床運用の保存・共有はDICOM)。

4
不正解

正しい。MRIではRFパルスによる励起後、縦磁化の回復(T1緩和)と横磁化の減衰(T2緩和)が時間定数の異なる過程として同時に進行する。これらの組み合わせがコントラストを規定する。

5
不正解

正しい。SPECT(単一光子放射断層撮影)はガンマカメラを回転させて多方向の投影データを取得し、再構成によって断層像(トモグラム)を得る。

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86
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午前
正答率:53% 類似度 68.1%
画像診断のうちコンピュータが必須でないのはどれか。
1
ディジタルラジオグラフィ
2
陽電子断層法
3
単光子断層法
4
エックス線CT
5
超音波断層法
83
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午前
正答率:73% 類似度 68.0%
画像診断法のうち組織の動きをリアルタイム(実時間)でみられるのはどれか。
a
核磁気共鳴(MRI)
b
エックス線CT
c
ポジトロンCT
d
エックス線TV
e
超音波エコー法
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
40
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午後
類似度 67.9%
SPECT装置について正しいのはどれか。
1
装置から放射線を照射する。
2
β線を遮蔽する必要がある。
3
撮影に要する時間は1秒程度である。
4
多数の断面の断層画像が得られる。
5
X線CTに比べて空間分解能が高い。
8
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
類似度 67.9%
誤っているのはどれか。
1
PACSは大量の医用画像をディジタル化して保管し必要時に検索し得るシステムである。
2
PACSではデータ圧縮や高速伝送に関する技術が必要である。
3
計量診断学には判別分析方法などの多変量解析が応用されることがある。
4
医用画像をディジタル化した際のデータ量は白黒画像もカラー画像も同じである。
5
エッジ・エンハンスメントは医用画像処理において有用である。
61
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:80% 類似度 67.7%
診断用MRIについて正しいのはどれか。
1
生体への放射線防護対策が必要である.
2
生体組織に含まれている窒素原子の分布を画像化している。
3
磁気共鳴現象を起こすためにマイクロ波を照射する。
4
血管撮影には造影剤を必要とする。
5
静磁場を発生させるために超伝導磁石が用いられている。
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46
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午前
類似度 67.6%
頭部の画像診断で誤っているのはどれか。
1
X線CT検査は出血性疾患の描出に優れている。
2
MRIは急性期の虚血の診断に優れている。
3
DSAは血管走行異常の診断に優れている。
4
MRI検査は金属を装着した患者にも安全に実施できる。
5
MRIは任意の断面を撮像できる。
61
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:59% 類似度 67.5%
MRI検査について誤っているのはどれか。
a
水素原子核の濃度分布を計測して画像化する。
b
静磁場が強いほどSN比のよい画像が得られる。
c
静磁場に傾斜磁場を重畳することによって位置情報が得られる。
d
骨や空気によるアーチファクトが大きい。
e
任意の断面像を得るためには体位変換を行う。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
53
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午前
類似度 67.3%
放射線について正しいのはどれか。
1
画像診断にはβ線が用いられる。
2
MR検査にはX線を使用する。
3
X線の遮へいにはアルミニウム板を用いる。
4
X線撮影室内は常時放射線が出ている。
5
被曝線量の単位にはSv(シーベルト)を用いる。
30
臨床工学技士国家試験 - 第33回 午後
重要度:低 正答率:79% 類似度 67.3% 解説あり
核磁気共鳴画像法について正しいのはどれか。
a
放射線被曝はない。
b
磁力線の透過性を画像化している。
c
臓器の画像再構成は一断面に限られる。
d
空間分解能は5 mm程度である。
e
撮影手法としてT2強調がある。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

MRI(核磁気共鳴画像法)は強い静磁場と高周波(RF)パルス、傾斜磁場を用いて水素核などの核磁気共鳴信号を検出・位置符号化し画像化する。電離放射線(X線・γ線)は用いないため放射線被曝はない。画像化しているのは磁力線の透過性ではなく、主にプロトン密度やT1・T2緩和時間などに由来する信号である。傾斜磁場の印加方向・シーケンス設定により任意断面(軸位・冠状・矢状)や3D撮像が可能で、一断面に限られない。空間分解能は撮像条件や機種に依存するが、一般にサブミリ〜約1 mm程度まで得られ、5 mm程度というのは不正確(古い設定のスライス厚などと混同しやすい)。撮影手法としてT2強調(T2-weighted image)は代表的で臨床で広く用いられる。

選択肢別解説

a
正解

正しい。MRIは静磁場・RFパルス・傾斜磁場を用いる方式であり、X線やγ線などの電離放射線を使用しないため放射線被曝はない。

b
不正解

誤り。MRIが画像化するのは核磁気共鳴で得られる信号(プロトン密度やT1・T2緩和特性など)であり、磁力線の透過性を測定・画像化しているわけではない。透過性の概念はむしろX線CTに近い。

c
不正解

誤り。傾斜磁場の方向や撮像法を変えることで、軸位・冠状・矢状など任意断面の撮像が可能であり、3Dデータからの任意断面再構成も行える。一断面に限られない。

d
不正解

誤り。MRIの空間分解能は条件によりサブミリ〜約1 mm程度まで得られる。5 mm程度というのは一般的な空間分解能としては不正確で、古い設定のスライス厚などと混同した表現である。

e
正解

正しい。MRIにはT1強調、T2強調、プロトン密度強調などの撮影手法(パルスシーケンス)があり、T2強調画像は代表的で広く用いられる。

53
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:83% 類似度 67.2%
科目:
中分類: 計測工学
小分類: 計測論
生体へのエネルギー照射を必要としないのはどれか。
1
サーモグラフィー
2
超音波画像診断装置
3
エックス線CT
4
ディジタルラジオグラフィ
5
MRI
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43
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午前
類似度 66.9%
超音波診断について正しいのはどれか。
1
心臓内腔の血流方向と速度は同時に表示できない。
2
冠動脈の狭窄部位の断面は観察できない。
3
弁口部の圧較差はパルスドプラ法で計測する。
4
鮮明な画像を得るためにはできるだけ低い周波数の超音波を用いる。
5
超音波造影剤としてマイクロバブルが使われる。
60
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:67% 類似度 66.7%
正しいのはどれか。
a
脳の機能を観察するにはエックス線CTがMRIより優れている。
b
MRIは組織の透磁率の差を画像化する。
c
エックス線CTはMRIより生体への侵襲度が大きい。
d
ヘリカルスキャンは連続して高速にCT像を得る走査方式である。
e
MRIでは地磁気の100倍程度の直流磁場が用いられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
61
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午前
正答率:68% 類似度 66.4%
超音波診断について正しいのはどれか。
a
肺表面では超音波の大部分が反射される。
b
超音波造影剤は血管壁との音響インピーダンスの差によって造影効果を得る。
c
音響インピーダンスは骨より筋肉の方が大きい。
d
20~100kHzの超音波が用いられる。
e
周波数が高いほど生体内での減衰が大きい。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
84
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:87% 類似度 66.4%
MRIについて誤っているのはどれか。
1
放射線防護対策が必要である。
2
ペースメーカ植込み患者には禁忌である。
3
T1、T2像は緩和時間の分布像である。
4
プロトンの磁気共鳴現象を利用している。
5
1T以下の磁場強度でも画像が得られる。
47
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午前
類似度 66.4%
造影剤について誤っているのはどれか。
1
バリウム製剤は血管造影に用いられる。
2
ガドリニウム系製剤はMRI検査に用いられる。
3
マイクロバブルは肝臓の超音波検査に用いられる。
4
ヨード系造影剤はX線CT検査に用いられる。
5
炭酸ガスはCTコロノグラフィー(大腸検査)に用いられる。
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