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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第1回 午前 第89問
20件の類似問題
エックス線検査のコンピュータ画像処理の特徴として誤っているのはどれか。...
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28
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午後
類似度 62.4%
MRI検査について誤っているのはどれか。
1
動きによるアーチファクトがある。
2
金属によるアーチファクトがある。
3
放射線被曝がある。
4
心拍同期を行うことがある。
5
身体にループ部分があると熱傷を起こすことがある。
85
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:77% 類似度 62.2%
MRI(核磁気共鳴法)について正しいのはどれか。
a
原子核の磁性を利用した計測法である。
b
組織中の水素原子の密度を測ることができる。
c
空間分解能がエックス線CTより一桁高い。
d
測定時間が短いので実時間の測定に適している。
e
代謝機能の測定に利用する方法もある。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
83
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:33% 類似度 62.2%
超音波断層法について正しいのはどれか。
a
5MHzの超音波の筋組織中での波長は約1mmである。
b
距離分解能は波長より小さくならない。
c
多重反射が起こるとゴースト画像が現れる。
d
軟組織中での空気の反射率は骨の反射率より大きい。
e
断層像の構成には連続波を用いる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
62
臨床工学技士国家試験 - 第21回 午前
正答率:47% 類似度 62.1% 解説あり
MRIについて正しいのはどれか。
a
生体組織に含まれている水素イオンの分布が得られる。
b
ラーモア周波数は静磁場強度に反比例する。
c
緩和時間には縦緩和と横緩和がある。
d
永久磁石は静磁場発生に使われる
e
静磁場強度が弱いほど画質が向上する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

MRIは主として水や脂肪中に存在する水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用して画像化する。ラーモア周波数は静磁場強度に比例($\omega_0=\gamma B_0$)し、組織コントラストには縦緩和(T1)と横緩和(T2)が関与する。静磁場は超電導磁石・常電導(抵抗)磁石・永久磁石などで発生でき、永久磁石は低〜中磁場の装置で広く用いられる。画質(特にSN比)は一般に高磁場ほど有利であり、「弱いほど画質向上」は誤りである。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。MRIで得られるのは水や脂肪に含まれる水素原子核(プロトン)密度や緩和特性に基づく信号であり、酸塩基平衡でいう「水素イオン(H+)」の分布や濃度そのものを画像化するわけではない。従って表現として不正確。

b
不正解

誤り。ラーモア周波数は静磁場強度に比例する。式は $\omega_0=\gamma B_0$($\gamma$:核種のジャイロ磁気比)であり、反比例ではない。

c
正解

正しい。緩和には縦緩和(T1)と横緩和(T2)がある。T1は縦磁化の回復、T2は横磁化の位相緩和を表し、組織特性の差がコントラスト形成に寄与する。

d
正解

正しい。静磁場の発生には永久磁石も用いられる(主に低〜中磁場の装置)。他に常電導磁石や超電導磁石も実用化されている。

e
不正解

誤り。画像のSN比は一般に静磁場強度に概ね比例して向上し、高磁場ほど高画質化に有利である(ただしアーチファクトやSAR等の課題は別途ある)。

32
臨床工学技士国家試験 - 第35回 午後
重要度:低 正答率:70% 類似度 62.0% 解説あり
ラジオアイソトープを用いた画像撮影について誤っているのはどれか。
1
X線CTに比べて空間分解能が低い。
2
SPECTは心筋の血流を観察できる。
3
FDG-PETはがん診断に有用である。
4
SPECTは中性子線を検出する。
5
PETは陽電子放出核種を用いる。

解説

核医学画像(SPECT・PET)は体内に投与した放射性医薬品から放出される放射線を検出して機能画像を得る。SPECTは放出されたγ線をコリメータ付きガンマカメラで検出して断層再構成するため、X線CT(サブミリ級)に比べ空間分解能は劣るが、心筋血流など機能評価に有用である。PETは陽電子放出核種(例:18F, 11C など)を用い、陽電子と電子の対消滅で生じる2本の511 keVのγ線を同時計数して画像化する。FDG-PETは糖代謝亢進部位に集積する性質を利用し、がん診断に有用である。一方、SPECTは中性子線を検出する装置ではなく、検出対象はγ線であるため、「SPECTは中性子線を検出する」は誤りである。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。核医学画像(SPECT・PET)は物理的制約(コリメータや同時計数など)により空間分解能がX線CTより低い。CTはサブミリ級の高分解能に対し、核医学では一般に数mm〜1 cm程度であり、形態描出は苦手だが機能評価に優れる。

2
不正解

正しい。SPECTでは201Tlや99mTc標識製剤(MIBI、Tetrofosminなど)を用いて心筋灌流(血流分布)を評価でき、虚血の有無や範囲の把握に用いられる。

3
不正解

正しい。FDG-PETは18F-FDGが糖代謝の高い病変(多くの悪性腫瘍)に集積する性質を利用し、がんの診断・病期評価・治療効果判定などに有用である。

4
正解

誤り。SPECTは放射性医薬品から放出されるγ線をシンチレーション検出器とコリメータで検出して画像化する装置であり、中性子線は検出対象ではない。

5
不正解

正しい。PETは陽電子放出核種(例:18F, 11C, 13N, 15O)を用い、陽電子が電子と対消滅して生じる2本の511 keVのγ線を同時計数して画像化する。

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58
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:74% 類似度 61.8%
画像計測法について関係のある組合せはどれか。
a
超音波断層法 ---------------- 音響インピーダンス
b
MRI ------------------------ 核磁気共鳴
c
エックス線CT ---------------- ヘリカルスキャン
d
デジタルラジオグラフィ -------- ラジオアイソトープ(RI)
e
陽電子断層法(PET) --------- ニュートリノ
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
81
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午前
正答率:69% 類似度 61.7%
正しいのはどれか。
a
電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。
b
可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。
c
エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。
d
RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。
e
超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
31
臨床工学技士国家試験 - 第32回 午後
重要度:低 正答率:81% 類似度 61.5% 解説あり
ラジオアイソトープ(RI)を用いた医用画像について正しいのはどれか。
a
α線を測定する。
b
空間分解能は1 mm程度である。
c
PETでは腫瘍の存在を検出できる。
d
PETでは糖代謝の画像が得られる。
e
SPECTでは組織線維化の画像が得られる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

核医学画像(SPECT・PET)は体内に投与した放射性医薬品から放出される光子(γ線、PETでは陽電子消滅に伴う511 keVの消滅放射線)を体外検出して画像化する機能イメージングである。したがってα線は検出対象ではない。空間分解能はCT/MRIに比べて劣り、臨床PETで概ね4〜6 mm、SPECTで7〜12 mm程度が一般的で、1 mmは不適切である。PETは18F-FDGなどを用いて糖代謝を可視化でき、糖代謝亢進を示す多くの悪性腫瘍の検出に有用である。一方、SPECTは主に血流や受容体など機能評価に用いられ、微細な構造変化である組織線維化そのものを直接画像化する手法としては一般的でない。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。核医学画像で体外検出するのはγ線(SPECT)や陽電子消滅に伴う511 keVの消滅放射線(PET)であり、α線は飛程が極めて短く体内で止まるため体外検出には適さない。

b
不正解

誤り。核医学の空間分解能はCT/MRIより低く、臨床PETで約4〜6 mm、SPECTで約7〜12 mm程度が一般的である。1 mm程度という高分解能は核医学の範囲を超えており不適切。

c
正解

正しい。FDG-PETはグルコース類似体である18F-FDGの集積を利用し、糖代謝が亢進する多くの悪性腫瘍で高集積を示すため、腫瘍の存在検出に有用である(炎症などで偽陽性・低代謝腫瘍で偽陰性がありうる点には注意)。

d
正解

正しい。PETは18F-FDGなどのトレーサを用いて体内の糖代謝(ブドウ糖取り込み)を画像化できる。FDG-PETは全身の糖代謝分布を可視化する代表的手法である。

e
不正解

誤り。SPECTは主に血流・受容体・代謝などの機能情報を評価する。組織線維化のような微細な構造変化を直接画像化する目的には一般的でなく、SPECTで線維化を得るとは言い難い。

17
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 61.4%
X線CT装置に用いられるのはどれか。
1
X線フィルム
2
RFアンプ
3
イメージングプレート
4
シンチレータ
5
ラジオアイソトープ
84
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:46% 類似度 61.3%
単光子断層法について誤っているのはどれか。
1
PETとも呼ばれる。
2
ラジオアイソトープの濃度分布を測定することができる。
3
代謝機能がわかる。
4
空間分解能は3~5mmである。
5
体内放射線被曝がある。
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62
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午前
正答率:73% 類似度 61.3%
超音波診断について正しいのはどれか。
1
電子セクタ法は単一の振動子で実現できる。
2
超音波ゼリーの音響インピーダンスは空気と同程度である。
3
エコー断層法の分解能は用いる波長の程度である。
4
ドップラー法では50MHz以上の振動数を用いる。
5
超音波ビームを肋間から入射することによって心臓を観察できる。
81
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午後
正答率:73% 類似度 61.2%
正しいのはどれか。
a
ガンマ線は粒子放射線である。
b
エックス線のエネルギーは波長が長いほど大きい。
c
中性子線の生体への影響は同じ吸収線量のエックス線より大きい。
d
骨髄は放射線の影響を受けやすい。
e
R(レントゲン)は吸収線量の単位である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
17
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午後
類似度 61.1%
PET(Positron Emission Tomography)について誤っているのはどれか。
1
陽電子放出核種で標識された化合物を投与する。
2
生体内から放出されるγ線を測定する。
3
コンピュータ処理により三次元画像を構成できる。
4
グルコース代謝を利用してがん診断を行う。
5
組織の形態観察に適している。
23
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午後
類似度 61.1%
図の画像が得られる検査はどれか。
img11244-23-0
1
X線単純撮影
2
シンチグラフィ
3
サーモグラフィ
4
MRI
5
心磁図検査
33
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午前
重要度:低 正答率:82% 類似度 61.0% 解説あり
ラジオアイソトープによる画像計測について誤っているのはどれか。
1
PET の空間分解能は X 線 CT と同程度である。
2
PET では陽電子の対消滅による $\gamma$ 線を検出する。
3
SPECT では人体の 3 次元構造を画像化する。
4
体内での放射線の散乱を考慮する必要がある。
5
体内での放射線の吸収を考慮する必要がある。

解説

核医学画像(PET/SPECT)は体内で放出される$\gamma$線を外部検出して画像化する計測法で、定量性の確保には散乱補正と吸収(減弱)補正が不可欠である。PETは陽電子放出核種を用い、陽電子と電子の対消滅で生じる2本の511 keV $\gamma$線を同時計数する。一方SPECTは単一光子放出核種の$\gamma$線を回転測定して断層再構成し、3次元画像を得る。空間分解能は、臨床PETでおおむね4~6 mm(最新機で約3~4 mm)であり、X線CTのサブミリ(約0.3~0.6 mm程度)より明らかに劣る。よって「PETの空間分解能はX線CTと同程度である」は誤りで、他の選択肢は核医学計測の正しい記述である。

選択肢別解説

1
正解

誤り。PETの空間分解能は臨床機でおおむね4~6 mm(最新TOF-PETで約3~4 mm)で、X線CTのサブミリ(約0.3~0.6 mm)より劣る。PET分解能が制限される主因は、陽電子飛程、対消滅$\gamma$線の非完全180°性(非直線性)、検出器素子サイズ・深さ依存などである。したがってCTと同程度とはいえない。

2
不正解

正しい。PETは陽電子放出核種から放出された陽電子が体内の電子と対消滅して生じる2本の511 keV $\gamma$線を、ほぼ180°反対方向に同時検出(同時計数)してイベントを確定する。

3
不正解

正しい。SPECT(単光子放出型断層撮影)は$\gamma$カメラを回転させて各方向から単一光子を収集し、再構成(FBPや逐次近似)により断層像を得るため、体内分布を3次元的に画像化できる。

4
不正解

正しい。体内でのコンプトン散乱により$\gamma$線の方向やエネルギーが変化し、画質劣化や定量誤差を生じるため、エネルギーウィンドウ法やモデルベース法などで散乱補正が必要となる。

5
不正解

正しい。体内組織による$\gamma$線の吸収・減弱により計数が減少し、真の放射能分布が過小評価されるため、減弱補正(CT減弱マップや透過線源を用いた補正)が必須である。

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82
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:74% 類似度 60.9%
超音波検査法について正しいのはどれか。
a
超音波の波長が短いほど分解能が増すが、生体内での減衰は大きくなる。
b
超音波は音響インピーダンスの異なる境界面で一部反射される。
c
超音波の生体内の音速は空気中とほぼ等しい。
d
超音波エコー断層法は組織の血液含量の差を利用するものである。
e
超音波ドップラ法は血流速度の計測に用いられる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
60
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:51% 類似度 60.9%
超音波診断装置について正しいのはどれか。
a
生体中の超音波の反射や散乱を利用して情報を得ている。
b
超音波に鋭い指向性を持たせるには振動子は小さくするのがよい。
c
走査をする目的は体への悪影響を防ぐためである。
d
Bモードは肝腫瘍の診断に適している。
e
ドップラー法において血流方向を超音波ビームの軸方向とのなす角度が小さい方が感度が高い。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
7
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
正答率:46% 類似度 60.8%
コンピュータの医療応用について正しいのはどれか。
a
ICカードや光カードが健康のために利用されている。
b
判別分析法は種々の検査データを多変量解析し正常と異常とを区別する方法である。
c
2枚の画像の差分をとり鮮明化する方法をサブトラクション法という。
d
各種の画像をディジタル化して管理するシステムをパッケージという。
e
病院管理業務情報は病歴情報と臨床検査情報とで構成される。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
74
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:95% 類似度 60.8%
腹腔鏡下手術について正しいのはどれか。
1
気腹には二酸化炭素が用いられる。
2
電気メスの使用は禁忌である。
3
従来の開腹手術ほどの生体情報モニタは必要でない。
4
腹腔内では腹腔鏡のレンズは曇らない。
5
従来の開腹手術と違い深部静脈血栓症は起こらない。
59
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:30% 類似度 60.8%
MRIで得られる情報について誤っているのはどれか。
1
信号強度は観測原子核の質量に比例する。
2
緩和は励起されたスピンが元の状態に戻ることである。
3
緩和時間差によって組織の区別が可能となる。
4
血流についての情報が得られる。
5
水素原子核以外の原子核からも情報が得られる。
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