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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第34回 午前 第32問
20件の類似問題
ラジオアイソトープを用いた医用画像装置について正しいのはどれか。...
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87
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:62% 類似度 63.7%
正しいのはどれか。
a
超音波診断は原子の種類により異なる反射波を利用する。
b
エックス線の吸収は原子の密度で定まり、その種類には依存しない。
c
生体内で可視光線を主に吸収するのは脂肪である。
d
RIは代謝の機能や特定の臓器の形態を知るのに利用される。
e
電磁波の吸収は筋肉層の方が脂肪層より大きい。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
62
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:89% 類似度 63.7%
MRIの特徴についてエックス線CTと比較したとき、誤っているのはどれか。
1
軟部組織において高コントラストの明瞭な像が得られる。
2
造影剤なしで血管撮影が可能である。
3
化学シフトを調べることができる。
4
撮像時間が短い。
5
大きな作動音を発する。
31
臨床工学技士国家試験 - 第23回 午前
正答率:63% 類似度 63.7% 解説あり
エックス線CTについて正しいのはどれか。
a
CT値はエックス線の吸収係数の相対値である。
b
肺組織のCT値は水より大きい。
c
心臓の動きは評価できない。
d
脳出血部位は急性期には黒く描出される。
e
乳癌の検査に用いられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

$CT値(HU:Hounsfield unit)は物質のエックス線線減弱係数(線吸収係数)を水と空気を基準に正規化した相対値で、一般に HU = 1000 \times \frac{\mu - \mu_{water}}{\mu_{water}} と定義される。したがって、選択肢1は正しい。肺は空気を多く含み実効的な線減弱が小さいためHUは負(典型的におよそ -500〜-900HU)で、水(0HU)より小さく、選択肢2は誤り。マルチスライスCTや心電図同期(ECG-gating)により冠動脈CTや心機能評価(収縮 \cdot 拡張相の評価)が可能で、選択肢3は誤り。脳出血は急性期(発症直後〜数日)に高吸収域(白)として描出され、選択肢4は誤り。乳癌に対してCTは一次スクリーニングの主役ではないが、病期診断(胸壁浸潤、リンパ節、肺 \cdot 肝転移など)や術前評価に広く用いられ、選択肢5は正しい。$

選択肢別解説

a
正解

$正しい。CT値はエックス線の線減弱係数の相対値で、水(0HU)と空気(-1000HU)を基準に定義される。式は HU = 1000 \times \frac{\mu - \mu_{water}}{\mu_{water}}。相対化により装置間の比較や組織識別が容易になる。$

b
不正解

誤り。肺は空気を多く含み線減弱が小さいためCT値は負(例:およそ −500〜−900HU)で、水(0HU)より小さい。よって「水より大きい」は不正確。

c
不正解

誤り。マルチスライスCTと高速回転、ECG同期(前向き・後向きゲーティング)により心位相を分離でき、冠動脈CTや収縮・拡張の機能評価(容積・駆出率推定)など心臓の動きを評価可能。

d
不正解

誤り。急性期脳出血は凝血塊の高い線減弱により高吸収域(白)として描出される(概ね +60〜+80HU 程度)。慢性化すると低吸収に近づくが急性期は黒くならない。

e
正解

正しい。乳癌の一次検査は主にマンモグラフィや超音波、MRIだが、CTは病期診断・転移検索(肺・肝・骨の一部)や胸壁浸潤評価などで日常的に用いられる。

86
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:74% 類似度 63.7%
生体の代謝機能の測定に適した検査はどれか。
a
陽電子断層法
b
ディジタルラジオグラフィー
c
超音波エコー法
d
エックス線CT
e
核磁気共鳴法
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
87
臨床工学技士国家試験 - 第25回 午前
重要度:低 正答率:68% 類似度 63.6% 解説あり
科目:
中分類: 電気工学
小分類: 電磁気学
図は電磁波の周波数を示すが、*印付近の帯域を用いる装置はどれか。
25AM87-0
1
光学顕微鏡
2
レーザメス
3
ヘリカルCT
4
ハイパーサーミア装置
5
MRI

解説

図の*印は紫外線の右側、ガンマ線の左側に位置しており、一般にこの間はX線帯域に相当する。医用X線はおおむね周波数 $10^{16}\,\mathrm{Hz}\sim10^{19}\,\mathrm{Hz}$(波長 $10\,\mathrm{nm}\sim10\,\mathrm{pm}$ 程度)で、CTはこのX線を用いる。したがって装置としてはヘリカルCTが該当する。可視光(光学顕微鏡)、遠赤外(CO₂レーザメス)、RF/マイクロ波(ハイパーサーミア)、RF(MRI)はいずれも*印の帯域とは異なる。波長と周波数は $\lambda=c/f$ の関係で結ばれる。

選択肢別解説

1
不正解

光学顕微鏡は可視光(約 $4\times10^{14}\,\mathrm{Hz}\sim7.5\times10^{14}\,\mathrm{Hz}$)を利用する。図の可視光帯は紫外線より左側であり、*印(紫外線とガンマ線の間=X線域)ではないため不適。

2
不正解

レーザメス(代表例としてCO₂レーザ)は波長 $10.6\,\mu\mathrm{m}$ の遠赤外光で、周波数は $f=c/\lambda\approx2.8\times10^{13}\,\mathrm{Hz}$。これは赤外線帯であり、*印の高周波域(X線)ではないため不適。

3
正解

ヘリカルCTはX線を用いて連続的ならせん状にスキャンする。医用X線は概ね $10^{16}\,\mathrm{Hz}\sim10^{19}\,\mathrm{Hz}$ に位置し、図の*印(紫外線とガンマ線の間)はX線帯域に相当する。よってこの選択肢が該当する。

4
不正解

ハイパーサーミア装置は高周波の温熱効果を利用し、数百 kHz~数十 MHz のRF波や 915 MHz・2.45 GHz などのマイクロ波(いずれも電波帯)を用いる。これは*印の高エネルギー域ではないため不適。

5
不正解

MRIは強磁場中でパルス状のRF波を照射する。プロトンのラーモア周波数は $f=(\gamma/2\pi)B_0\approx42.58\,\mathrm{MHz/T}\times B_0$ で、1.5 Tなら約 64 MHz、3 Tなら約 128 MHz。これは電波帯であり、*印(X線帯)ではないため不適。

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89
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午前
正答率:20% 類似度 63.6%
エックス線検査のコンピュータ画像処理の特徴として誤っているのはどれか。
a
造影剤が到達する前後の動き(体動、蠕動)による画像の劣化を少なくすることができる。
b
造影剤の量が少なくても鮮明な画像が得られる。
c
画像処理を行うと軟部組織のみの画像が得られる。
d
エックス線の被曝量を少なくできる。
e
空間分解能を向上させるために特殊な造影剤が使われている。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
32
臨床工学技士国家試験 - 第23回 午後
正答率:57% 類似度 63.3% 解説あり
MRIについて正しいのはどれか。
a
電子スピンの変化を利用している。
b
静磁場が必要である。
c
水素原子の分布を画像化している。
d
ラジオ波照射後の変化を画像化している。
e
共鳴周波数は条件によらず一定である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

MRIは、強い静磁場B0中に置かれた水素原子核(プロトン)の核スピンを対象に、巨視的磁化を形成させ、ラーモア周波数に一致するラジオ波(RF)で励起し、RF停止後の緩和過程で生じる信号を検出して画像化する。したがって、静磁場は必須であり、水や脂肪に豊富な水素原子核の分布や緩和特性(T1、T2など)を反映した画像が得られる。ラーモア周波数は核種固有の磁気回転比と静磁場強度に比例し($\omega_0=\gamma B_0$)、条件(特に磁場強度)が変われば周波数も変化する。電子スピンを利用するのはESR(電子スピン共鳴)でありMRIではない。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。MRIが利用するのは核磁気共鳴であり、対象は原子核スピン(臨床では主に水素原子核 $^1$H)である。電子スピンを利用するのはESR(電子スピン共鳴)で、MRIとは原理が異なる。

b
正解

正しい。静磁場B0により核スピンの配向に偏りが生じ、巨視的磁化(平衡磁化)が形成される。これがRF励起・信号検出の前提であり、静磁場はMRIに必須である。

c
正解

正しい。臨床MRIの主対象は水や脂肪に含まれる水素原子核であり、プロトン密度やT1/T2といった緩和特性の違いを反映して画像化される。表現として「水素原子の分布を画像化」は概ね妥当である。

d
正解

正しい。ラジオ波(RF)で核磁化を励起し、照射停止後に起こる緩和(縦緩和T1・横緩和T2など)に伴って生じる信号(FIDやエコー)を検出・再構成して画像化する。

e
不正解

誤り。共鳴周波数(ラーモア周波数)は核種固有の磁気回転比 $\gamma$ と静磁場強度 $B_0$ に比例し、$\omega_0=\gamma B_0$ で与えられる。磁場強度が変われば周波数も変化するため一定ではない。

52
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午前
類似度 63.2%
手術室で用いる画像診断機器について誤っているのはどれか。
1
ポータブルX線装置使用時には防護衣は不要である。
2
X線使用時には個人被曝線量計を着用する。
3
ME機器から発生するノイズは術中MRI撮影時の障害になる。
4
術中DSA(Digital Subtraction Angiography)では造影剤を用いる。
5
脳外科手術のナビゲーションシステムにはMRIが使用されることがある。
61
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:87% 類似度 63.0%
MRIについて正しいのはどれか。
a
電子の持つスピンを利用した測定技術である。
b
傾斜磁場により被写体の位置の情報を得る。
c
エックス線撮影と比較して軟部組織の病変を診断しやすい。
d
緩和とはスピンの歳差運動の回転が遅くなることである。
e
磁気シールドルームを必要としない。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
88
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:100% 類似度 62.9%
心臓の弁の動きをリアルタイム(実時間)でみるのによい方法はどれか。
1
PET(ポジトロンCT)
2
MRI
3
超音波エコー断層法
4
エックス線CT
5
デジダルラジオグラフィ
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34
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午前
重要度:低 正答率:59% 類似度 62.6% 解説あり
治療機器とエネルギーとの組合せで正しいのはどれか。
a
ガンマナイフ ―― 粒子線
b
温熱治療器 ―― 紫外線
c
マイクロ波治療器 ―― 電磁波
d
サイクロトロン ―― 電子線
e
高気圧酸素治療装置 ―― 陽圧
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

治療機器が用いる物理エネルギーは大きく電磁波(例:$\gamma$線, RF, マイクロ波)、粒子線(例:電子線, 陽子線)、圧力(陽圧)などに分類できる。ガンマナイフは$\gamma$線(電磁波)であり粒子線ではない。温熱治療は通常、RFやマイクロ波などの電磁波や超音波による加温であり、紫外線は主に表在の光化学作用を目的とし深部加温には適さない。マイクロ波治療器は電磁波(マイクロ波)による加温・凝固に用いる。サイクロトロンは荷電粒子を加速する装置で、治療用の電子線や陽子線などの粒子線ビームの源として用いられる。高気圧酸素治療装置は2〜3 ATA程度の陽圧環境を与えて高濃度酸素を吸入させる治療であり、『陽圧』がエネルギー要素である。以上より、正しい組合せは3, 4, 5である。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。ガンマナイフは$\gamma$線(電磁波)を収束させて照射する装置であり、陽子線や重粒子線などの『粒子線』ではない。よって『ガンマナイフ ― 粒子線』は不適切。

b
不正解

誤り。温熱治療器はRF(短波/極超短波)やマイクロ波などの電磁波、あるいは超音波エネルギーで組織を加温する。紫外線は主に光化学作用・表在への作用で深部加温には適さず、温熱治療の主エネルギーではない。

c
正解

正しい。マイクロ波治療器はマイクロ波(例:2.45 GHz帯など)の電磁波を用いて組織を誘電加熱し、加温や凝固・切開等に利用するため、『マイクロ波治療器 ― 電磁波』は妥当である。

d
正解

正しい。サイクロトロンは荷電粒子を加速する加速器であり、治療用ビームとしての粒子線(電子線や陽子線など)の発生源となり得る。臨床の電子線治療は直線加速器が一般的だが、機器とエネルギーの対応として『サイクロトロン ― 電子線(粒子線)』は成立する。

e
正解

正しい。高気圧酸素治療装置は高濃度酸素を2〜3 ATA前後の『陽圧』環境で吸入させる治療であり、エネルギー(物理要因)は陽圧である。従って『高気圧酸素治療装置 ― 陽圧』は適切。

61
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:63% 類似度 62.3%
MRIについて誤っているのはどれか。
1
静磁場の発生に超伝導滋石が用いられる。
2
共鳴にはRF波を必要とする。
3
水素原子の分布を画像化できる。
4
血流分布を知ることができる。
5
静磁場強度が変化しても共鳴周波数は一定である。
32
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午後
類似度 62.3% 解説あり
光トポグラフィ装置について誤っているのはどれか。
1
酸素化ヘモグロビン量の変化を検出する。
2
大脳皮質の活動状態を可視化できる。
3
脳神経外科領域の術前検査に用いられる。
4
多チャンネル測定ができる。
5
遠赤外光を用いて測定する。

解説

光トポグラフィ装置は近赤外分光法(NIRS)を用い、頭皮上から近赤外光(おおむね700〜1,000 nm帯)を照射・受光して、酸素化ヘモグロビン(HbO)と脱酸素化ヘモグロビン(HbR)の濃度変化を推定し、その分布をトップグラフィとして可視化する。多点(多チャンネル)配置により大脳皮質表面の広範囲を同時計測でき、脳機能の局在評価や脳神経外科領域の術前機能マッピングなどに応用される。よって、遠赤外光を用いるという記述は誤りであり、正しくは近赤外光を用いる。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。NIRS は HbO と HbR の吸光度変化から濃度変化を推定し、酸素化ヘモグロビン量(濃度)の変化を検出できる。脳活動に伴う局所血流・酸素代謝の変化を反映する。

2
不正解

正しい。ヘモグロビン濃度変化を空間マッピングすることで、大脳皮質(主に皮質表層)の活動状態を可視化できる。ただし観測深度は浅く、皮質表面中心である点に留意する。

3
不正解

正しい。非侵襲・安全・装着容易といった利点から、運動野や言語野などの機能局在評価を目的に、脳神経外科領域の術前検査(機能マッピング)で用いられることがある。

4
不正解

正しい。多数の発光・受光素子を組み合わせた多チャンネル構成により、広範囲の同時計測が可能で、トポグラフィ(機能地図)として表示できる。

5
正解

誤り。光トポグラフィは近赤外分光法(NIRS)であり、用いるのは近赤外光(約700〜1,000 nm)である。遠赤外光(数十µm〜mm帯)ではない。

61
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:59% 類似度 62.3%
MRI検査について誤っているのはどれか。
a
水素原子核の濃度分布を計測して画像化する。
b
静磁場が強いほどSN比のよい画像が得られる。
c
静磁場に傾斜磁場を重畳することによって位置情報が得られる。
d
骨や空気によるアーチファクトが大きい。
e
任意の断面像を得るためには体位変換を行う。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
85
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:56% 類似度 62.3%
サーモグラフィについて正しいのはどれか。
1
外部から赤外線を照射してその反射率を画像化する。
2
検出器には超伝導を利用したSQUIDが使われる。
3
着衣のままで検査ができる。
4
レイノー病による手足の血流障害の診断に利用されている。
5
腎臓などの深部臓器の診断に有用である。
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31
臨床工学技士国家試験 - 第35回 午前
重要度:標準 正答率:63% 類似度 62.2% 解説あり
MRIについて誤っているのはどれか。
a
炭素原子の空間分布を画像化する。
b
超電導電磁石には液化ヘリウムが用いられる。
c
静磁場強度が高いほど画質は向上する。
d
画像化には傾斜磁場が必要である。
e
石灰化病変の描出に適している。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

MRIは主として体内に豊富な水素原子核(1H)の核磁気共鳴信号を利用して画像化する装置であり、一般的な臨床MRIは炭素原子そのものの空間分布を直接画像化するものではない。超電導MRIはコイルを超電導状態に保つため極低温が必要で、液化ヘリウムが冷媒として用いられる。静磁場強度(B0)が高いほど核磁化が増し信号雑音比(SNR)が向上するため、原則として画質は向上する。空間位置の符号化には傾斜磁場が必須で、これにより位置依存の周波数・位相変化を与えて画像再構成が可能となる。石灰化病変は水素含有が乏しくMRI信号がほとんど得られないため、描出には適しておらず、評価にはCTが有用である。以上より、誤りは「炭素原子の空間分布を画像化する」と「石灰化病変の描出に適している」である。

選択肢別解説

a
正解

誤り。臨床MRIは主に水素原子核(1H)由来の信号を用いて、プロトン密度や緩和特性(T1・T2など)の違いを画像化する。13Cなどの異核MRIは研究的・特殊用途に限られ、一般的な臨床装置が炭素原子の空間分布を画像化しているわけではない。

b
不正解

正しい。超電導電磁石を超電導状態(約4 K)に維持するため、液化ヘリウムが冷媒として用いられる。近年の“ドライ”システムでもヘリウムを閉サイクルで用いて冷却している。

c
不正解

正しい。静磁場強度が上がると核磁化が増加しSNRが向上するため、一般に画質(分解能や撮像時間の選択自由度)は向上する。高磁場ではサセプティビリティアーチファクトやSAR増加などの制約はあるが、原則として画質向上は妥当である。

d
不正解

正しい。傾斜磁場は位置ごとに磁場強度(ひいては共鳴周波数・位相)を変化させることで空間符号化を行うため、画像化に不可欠である。傾斜磁場がないと信号の発生位置を特定できず画像再構成ができない。

e
正解

誤り。石灰化は水素含有が極めて少なくMRI信号が乏しいため描出に不向きで、評価には高コントラストで描出可能なCTが適している。特殊な撮像(UTEやSWIなど)で検出可能な場合はあるが、一般論としてMRIは適していない。

14
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午後
類似度 62.1%
MRIに利用されるのはどれか。
1
X 線
2
γ 線
3
超音波
4
磁 界
5
赤外線
61
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:92% 類似度 61.8%
侵襲が最も少ない生体計測法はどれか。
1
超音波断層法
2
ディジタルラジオグラフィ
3
エックス線CT
4
左室造影法
5
陽電子断層法(PET)
88
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午前
正答率:89% 類似度 61.8%
心臓の弁の動きをリアルタイム(実時間)でみるのによい方法はどれか。
1
ポジトロンCT(陽電子コンピュータ断層法)
2
MRI(核磁気共鳴断層法)
3
超音波エコー断層法
4
エックス線CT(エックス線コンピュータ断層法)
5
DR(ディジタルラジオグラフィ)
59
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:30% 類似度 61.8%
MRIで得られる情報について誤っているのはどれか。
1
信号強度は観測原子核の質量に比例する。
2
緩和は励起されたスピンが元の状態に戻ることである。
3
緩和時間差によって組織の区別が可能となる。
4
血流についての情報が得られる。
5
水素原子核以外の原子核からも情報が得られる。
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