臨床工学に必要な医学的基礎の過去問


国試第20回午前:第1問

臨床工学技士としての倫理に反する行為はどれか。(医学概論・関係法規)

1: 米国で使用されている医療機器についてインターネッドで調べた。

2: 看護師に依頼され病院内の勉強会で人工呼吸の操作法を説明した。

3: 電車の中で同僚が患者の治療経過を話し出したのでその揚で制止した。

4: 患者データの入った電子媒体を紛失したので上司に報告した。

5: 信頼できる患者会の代表に頼まれ手術患者の住所録を一週間貸し出した。

国試第19回午前:第44問

気管支拡張薬として用いられるのはどれか。(臨床薬理学)

a: β2受容体刺激薬

b: テオフィリン薬

c: 抗コリン薬

d: ステロイド薬

e: 抗アレルギー薬

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午前:第43問

抗不整脈薬として用いるのはどれか。(臨床薬理学)

a: アンギオテンシン変換酵素阻害薬

b: ニトログリセリン

c: ウロキナーゼ

d: リドカイン

e: カルシウム拮抗薬

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午前:第18問

黄疸の原因となるのはどれか。(病理学概論)

a: 肝炎による肝細胞の破壊

b: メラニンの沈着

c: 膵島の破壊

d: 新生児期の溶血

e: 胆管閉塞

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午前:第17問

高色素性貧血をきたすのはどれか。(病理学概論)

1: 鉄欠乏性貧血

2: 再生不良性貧血

3: 溶全性貧血

4: 悪性貧血

5: 腎性貧血

国試第19回午前:第16問

アスベストの吸入が原因となる疾患はどれか。(病理学概論)

1: 脳腫瘍

2: 中皮腫

3: 心筋梗塞

4: 胃潰瘍

5: 子宮内膜症

国試第19回午前:第15問

アポトーシスはどれか。(病理学概論)

1: 血行障害による細胞死

2: 細菌の毒素による細胞死

3: 発生過程で起こる生理的細胞死

4: 強酸によるタンパ融解に伴う細胞死

5: ATPの枯渇による細胞死

国試第19回午前:第14問

アレルギーに起因する疾患はどれか。(病理学概論)

1: 本態性高血圧

2: 脳梗塞

3: 2型糖尿病

4: Down(ダウン)症候群

5: アトピー性皮膚炎

国試第19回午前:第7問

感染症について正しいのはどれか。(公衆衛生学)

1: 外来伝染病とは入院を必要としない伝染病のことである。

2: 不顕性感染とは感染して症状が発現した状態のことである。

3: 日和見感染は季節流行を繰り返す感染の種類である。

4: 流行予測は集団免疫のレベルを参考にして行う。

5: AIDSの患者数はHIV感染者数とほぼ同数である。

国試第19回午前:第6問

保健所の業務はどれか。(公衆衛生学)

a: 母性および乳幼児の保健に関する事頃

b: AIDSの予防に関する事頃

c: 住宅環境の衛生に関する事頃

d: 生活保護の調査に関する事頃

e: 医療機能評価に関する事頃

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午前:第5問

薬事法に基づく高度管理医療機器はどれか。(医学概論・関係法規)

1: 植込み式ペースメーカ

2: 電子式血圧計

3: MRI

4: 鋼製メス

5: 血液ガス分析装置

国試第19回午前:第4問

原虫による感染症はどれか。(公衆衛生学)

1: 非定型肺炎

2: マラリア

3: オウム病

4: つつが虫病

5: レジオネラ肺炎

国試第19回午前:第3問

水道法に基づく水質基準で検出されてはならないのはどれか。(公衆衛生学)

1: 鉛

2: シアン化合物

3: 有機物

4: トリクロロ酢酸

5: 大腸菌

国試第19回午前:第2問

インフォームドコンセントについて誤っているのはどれか。(医学概論・関係法規)

1: 患者は医療担当者から治療および予後について説明を受ける権利がある。

2: 患者が医師に全てを任せると言った場合は説明を省略してもよい。

3: 医療担当者は5%未満の確率で予想される副作用についても説明する。

4: 医療担当者はカルテに説明と同意の内容を記録する。

5: 患者は同意書にサインした後でも同意を撤回することができる。

国試第19回午前:第1問

QOL(quality of life)について誤っているのはどれか。(医学概論・関係法規)

1: がん患者のQOL向上には生存期間の延長が不可欠である。

2: QOLは健康寿命と密接に関連している。

3: QOLはがん患者の治療評価に用いられる。

4: 医療従事者は患者のQOLを重視しなければならない。

5: QOLはヘルスプロモーションの重要な要素である。

国試第18回午前:第44問

降圧薬として用いられるのはどれか。(臨床薬理学)

a: 亜硝酸アミル

b: 塩酸リドカイン

c: ジゴキシン

d: アンギオテンシン変換酵素阻害薬

e: カルシウム結抗薬

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午前:第17問

血清アルブミン値が低下するのはどれか。(病理学概論)

a: 肝硬変

b: 関節リウマチ

c: 間質性肺炎

d: 心筋梗塞

e: ネフローゼ症候群

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午前:第16問

再生能がほとんどないのはどれか。(病理学概論)

1: 肝細胞

2: 表皮細胞

3: 末梢神経線維

4: 骨細胞

5: 心筋細胞

国試第18回午前:第15問

皮膚癌の原因となるのはどれか。(病理学概論)

1: 磁気刺激

2: 電気刺激

3: 超音波照射

4: 紫外線照射

5: 寒冷刺激

国試第18回午前:第14問

循環障害について正しいのはどれか。(病理学概論)

1: 静脈血の流出が妨げられて局所の血液量が増加した状態を充血という。

2: 単位容積の血液中に含まれる血色素量が減少した状態を虚血という。

3: 動脈粥状硬化のために全身に血栓を生じることを播種性血管内凝固という。

4: 出血の際、血液が凝固して止血する機序を線溶という。

5: 血栓などが剥離して流血中に入り、血管を閉塞することを塞栓症という。