有効膜面積2.0m2の透析器(ダイアライザ)の濾過係数をECUM法(Extracorporeal ultrafiltration method)によって測定した。血流量を200ml/min、膜間圧力差(TMP:transmembrane pressure)を200mmHgとし、6分間で240mlの濾液が得られた。濾過係数〔ml/(hr・m2・mmHg)〕として正しいのはどれか。
1: 6
2: 20
3: 30
4: 120
5: 360
正しいのはどれか。
a: 陰圧で限外濾過をかけるときは血液回路の陽圧は無視できる。
b: ECUM法(Extra corporeultrafiltration method)では血清浸透圧の変化が少ないので血圧が安定している。
c: 現在我が国で用いられている血液濾過法は後希釈法である。
d: 血液濾過のクレアチニンクリアランスは1分間の濾過量に等しい。
e: 活性炭を用いる血液吸着ではクレアチニンの除去効率が低い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
多人数透析液(自動)供給装置について正しいのはどれか。
a: 混合方式では、フィードバック方式が多く用いられている。
b: 混合方式では、定量ポンプ方式が多く用いられている。
c: 原液を希釈水で35倍に希釈する方式が多い。
d: 透析液濃度のチェックに電気伝導度測定監視装置が組み込まれている。
e: 電気伝導度測定監視装置には温度制御は必要ない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
透析器(ダイアライザ)について正しいのはどれか。
a: 中空糸型ダイアライザの中空糸の内径は200~300μm程度のものが多い。
b: ポリアクリロニトリル膜の補体活性化作用は弱い。
c: ポリウレタンは生体適合性がよいので、透析膜として使用されるようになった。
d: 従来の高圧蒸気滅菌は膜の変質をきたすため、最近エチレンオキサイドガス滅菌が用いられることが多くなってきた。
e: 最近我が国では、セルロース系の膜はほとんど用いられなくなっている。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e