生体機能代行装置学の過去問


国試第13回午後:第52問

体外循環中、空気塞栓が発生した。多量の空気が入り込む部位として考えられるのはどれか。

a: 気管チューブ

b: 左心べント挿入部

c: 脱血回路

d: 貯血槽

e: 熱交換器

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第51問

人工心肺の使用で誤っているのはどれか。

1: ローラポンプの流量はローラの回転数から求められる。

2: 適正送血量は成人で1.1~1.3L/分/m2である。

3: 送血圧は50mmHg以上に設定する。

4: 送血温は人工心肺流出口で測定する。

5: 直腸温は食道温に比べて変化が遅い。

国試第13回午後:第49問

人工心肺用ローラポンプについて誤っているのはどれか。

1: 適切な圧閉度は1mのヘッドに対しての漏れ量が1分問50~100滴である。

2: 長時間高速回転はポンプチューブの劣化の原因となる。

3: 内径の大きいポンプチューブでは脈動が大きくなる。

4: 2個のローラを用いた複ローラ型が多い。

5: 圧閉度が強すぎると溶血の原因となる。

国試第13回午後:第48問

容積型の血液ポンプはどれか。

a: サック型ポンプ

b: 遠心ポンプ

c: 軸流ポンプ

d: ダイアフラム型ポンプ

e: ローラポンプ

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第47問

低体温によって起こる現象はどれか。

a: 酸・塩基平衡の変化

b: 酸素需要の減少

c: 血清蛋白濃度の低下

d: 血液粘度の低下

e: 酸素-ヘモグロビン解離曲線の左方移動

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第45問

死腔率が増大する原因はどれか。

a: 解剖学的シャントの増大

b: 肺血流量の増大

c: マスクによる人工呼吸

d: 大量出血

e: 気管切開

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午後:第44問

自発呼吸下で行う換気様式(モード)はどれか。

a: CPPV

b: CPAP

c: BIPAP

d: SIMV

e: IRV

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第43問

呼気終末時に肺胞内圧が気道内圧より高くなる疾患はどれか。

a: 気管支喘息

b: 慢性肺気腫

c: 肺炎

d: 肺水腫

e: 無気肺

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午後:第42問

人工呼吸中にPETCO2が急激に低下した。考えられる原因はどれか。

a: 吸気弁の故障

b: 気管チューブスリップジョイントの脱落

c: 心停止

d: 肺塞栓症

e: 分時換気量の減少

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第41問

末梢組織への酸素供給量が明らかに増加するのはどれか。

a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから10g/dlに増加

b: PaO2が200mmHgから250mmHgに増加

c: PaCO2が50mmHgから40mmHgに減少

d: SaO2(動脈血酸素飽和度)が88%から98%に増加

e: 心係数が2.0l/分/m2から3.0l/分/m2に増加

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第40問

人工呼吸器からのウィーニング中断を決定する指標となるのはどれか。

a: 毎分20以上の心拍数の増加

b: 1回換気量が10ml/kg

c: 肺活量が20ml/kg

d: pHが7.38から7.28に低下

e: 不穏状態の出現

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第39問

人工呼吸管理について誤っているのはどれか。

1: 肺疾患がない術後患者の呼吸管理は従圧式でもよい。

2: 自発呼吸のある患者にはPSVがよい。

3: 小児にはPCVがよい。

4: ARDSにはPEEPを付加する。

5: ウィーニングには従量式が必須である。

国試第13回午前:第28問

血液透析療法について正しいのはどれか。

1: 我が国の患者数は30万人以上である。

2: 患者の平均年齢は30歳代である。

3: 飲食に制限はない。

4: アミロイドーシスは重要な合併症である。

5: 開始後5年生存率は約40%である。

国試第12回午後:第68問

高気圧酸素治療の適応はどれか。

a: イレウス

b: 一酸化炭素中毒

c: 十二指腸潰瘍

d: 高血圧

e: 気管支喘息

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第67問

高気圧酸素治療について正しいのはどれか。

a: 圧力は1絶対気圧以下でもよい。

b: 血液中の溶解型酸素量の増加には限界がある。

c: ヘモグロビンと結合する酸素量の増加には限界がある。

d: 減圧は段階的に行う。

e: 第1種装置内へは眼底鏡を持ち込める。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第66問

健常人が大気圧環境下で純酸素を吸入したときの肺胞気酸素分圧は約何mmHgか。

1: 360

2: 460

3: 560

4: 660

5: 760

国試第12回午後:第65問

血液浄化療法用吸着材と適応疾患との組合せで正しいのはどれか。

a: 活性炭 ―――――-------- 急性薬物中毒

b: デキストラン硫酸結合多孔質ビーズ ――---- 敗血症

c: ポリミキシンB固定化線維 ―――------- 高脂血症

d: フェニルアラニン固定化ポリビニルアルコールゲル――― 悪性関節リウマチ

e: トリプトファン固定化ポリビニルアルコールゲル――― 重症筋無力症

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午後:第64問

血液浄化療法とその特徴との組合せで正しいのはどれか。

a: CAPD―――――――――――体外循環が不要

b: 血液濾過法――――――――――透析液が必要

c: 持続動静脈血液濾過――――人工透析膜が不要

d: 二重濾過血漿分離交換法―――遠心分離装置が必要

e: 冷却濾過法―――――――へパリン投与が必要

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第63問

血液透析液中のアルカリ化剤として用いられるのはどれか。

a: 乳酸塩

b: クエン酸塩

c: 酢酸塩

d: 重炭酸塩

e: シュウ(蓚)酸塩

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第61問

透析液供給装置の監視に用いられないのはどれか。

1: 透析液濃度

2: 透析液温度

3: 漏血

4: 酸素飽和度

5: 回路内圧