血液透析において次の項目を増加させた場合、小分子量物質(分子量500以下)のクリアランスに最も影響を与えるのはどれか。
1: 血流量
2: 膜面積
3: 透析時間
4: 透析液流量
5: 除水速度
糸球体濾過量と同じ単位をもつ指標はどれか。
a: Kt/V
b: ふるい係数
c: クリアスペース
d: 透析液流量
e: 総括物質移動面積係数
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
膜の性能劣化のないとき、血液透析器のクリアランスに影響する因子はどれか。
a: 濾過流量
b: 透析時間
c: 血液中の溶質濃度
d: 膜面積
e: 透析液流量
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血液透析と比べた連続的腹膜透析の特徴として正しいのはどれか。
a: 小分子溶質の除去に優れる。
b: 残存腎機能の保持に優れる。
c: バスキュラーアクセスが不要である。
d: 心血管系への負担が少ない。
e: 長期透析が可能である。
ある物質について腎のクリアランスを知るのに必要なのはどれか。
a: その物質の血漿中濃度
b: その物質の尿中濃度
c: 尿量
d: 腎血漿流量
e: 糸球体濾過量
正しいのはどれか。
a: 血液透析は小分子量物質の除去効率がよい。
b: 血漿交換法は免疫疾患の治療に用いられている。
c: 活性炭を用いる血液吸着は尿素の除去効率が悪い。
d: 腹膜潅流用の透析液の浸透圧は血液透析液のそれより低い。
e: 血液濾過は不均衡症状を起こしやすい。
慢性血液透析の透析液で適切なのはどれか。
a: 重金属汚染の確認には水質検査を毎月行う。
b: 透析液エンドトキシンは毎日測定する。
c: 透析液の精製には逆浸透装置を用いる。
d: 透析監視装置にはエンドトキシンカットフィルタを設置する。
e: 鉄分を含む透析液を用いる。
a: 限外濾過量は溶質のクリアランスと関係がない。
b: 溶質のクリアランスは血流量を超えない。
c: 同一血液透析器を用いる場合、血流量の増加はクリアランスを増加させる。
d: 透析器圧は限外濾過圧に関係しない。
e: 除水量は血流量に比例して減少する。
血液透析実施中、常時監視すべき項目はどれか。
a: 血液側回路内圧
b: 尿素クリアランス
c: 血清エンドトキシン濃度
d: 気泡混入
e: 漏血
慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。
1: 無輸血体外循環が容易で ある。
2: 血清カリウム値は高めになるよう補正する。
3: 灌流圧は高めになる場合が多い。
4: 利尿薬を大量に用い自尿の確保に努める。
5: 術中透析施行中はその流量分だけ灌流量を増やす。
慢性透析の目的はどれか。(人工腎臓装置)
a: 体内不要物質の除去
b: LDLの除去
c: サイトカインの除去
d: 除 水
e: 電解質バランス異常の是正
急性腎不全で透析開始の基準はどれか。
a: 血清K+ 5mEq/L
b: 血清HCO3- 12mEq/L
c: 血清クレアチニン 8mg/dL
d: BUN 100mg/dL
e: 動脈血pH 7.35
血液透析の目的はどれか。
a: ウイルス除去
b: コレステロール除去
c: 除 水
d: 体内不要物質の除去
e: 電解質バランスの是正
血液透析によって積極的に除去すべき血中の物質はどれか。
a: クレアチニン
b: 尿素
c: b2-ミクログロブリン
d: 重炭酸
e: ヘモグロビン
血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。
1: 抗凝固剤の濃度
2: 静脈側の回路内圧
3: 透析液のエンドトキシン濃度
4: 透析液の粘度
5: 消毒剤の残量
ある血液透析器の水系溶質除去性能を調べるため、透析器血液流入側と流 出側のクレアチニン濃度を測定したところ、それぞれ 10.0 および 1.0 mg/dL で あった。血流量、透析液流量、濾過流量がそれぞれ 250、500、 0 mL/min とする と、この血液透析器のクレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。
1: 180
2: 200
3: 225
4: 250
5: 500
透析液を用いない血液浄化法はどれか。
a: 連続的血液濾過
b: 血液透析濾過
c: 間欠的腹膜透析
d: 血漿交換
e: 直接血液灌流
a: 血漿浸透圧
b: 気泡
c: 漏血
d: 透析液圧
e: 透析液エンドトキシン濃度
血液透析について正しいのはどれか。
a: 尿素の除去は半透膜を介しての拡散による。
b: ナトリウムの除去は除水量に依存する。
c: 代謝性アシドーシスの是正は透析液中の乳酸による。
d: 血液中からの無機リンの除去効率は尿素よりよい。
e: カルシウムの移動は血液中のイオン化カルシウムと透析液中のカルシウムイオンとの濃度差による。
a: 限外濾過量は溶質のクリアランスと関係ない。
c: 同一ダイアライザを用いる場合、血流量の増加はクリアランスを増加させる。
d: 透析液圧は限外濾過圧に関係しない。
e: 除水量は血液量に比例して減少する。
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