生体における情報処理や制御のための基本システムはどれか。
a: 高分子の分子構造に含まれた情報系
b: 神経細胞の興奮インパルスによる信号伝送系
c: 生体内電気インピーダンス分布系
d: 生体内の物理現象の異方特性情報系
e: 内分泌物質による信号伝送系
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体における情報処理や制御のための基本システムとして誤っているのはどれか。
a: 高分子の分子構造に組み込まれた情報
d: 生体内の物理現象の非線形特性情報
e: ホルモンなど内分泌物質による信号伝送系
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の制御機構について誤っているのはどれか。
1: 神経系はパルス周波数変調の形で信号を伝える。
2: 自律神経系は内臓器官の機能の調節に関与している。
3: 内分泌系は速やかな活動変化の調節に関与している。
4: フィードバックは生体制御において重要な役割を演じている。
5: 生体における定常状態の維持をホメオスタシスという。
神経系の構造と機能について誤っているのはどれか。
1: 神経系の基本単位はニューロンである。
2: 神経と神経の接合はシナプスと呼ばれ、伝達物質の放出により情報が伝達される。
3: 大脳皮質では、運動、感覚、聴覚、視覚などの機能別に局在がある。
4: 小脳は身体の平衡や筋肉の緊張を保持する中枢である。
5: 脊髄神経は31対、脳神経は8対である。
神経について正しいのはどれか。
a: ニューロンとは神経細胞体の総称である。
b: 軸索突起と細胞体の接合部をシナプスという。
c: シナプスにおける情報伝送を伝達という。
d: インパルスの振幅は1V程度である。
e: 自律神経は中枢神経系の一部である。
神経細胞で誤っているのはどれか。
1: 樹状突起は情報伝達の入力部分である。
2: 軸索は情報伝達の出力部分である。
3: 不応期がある。
4: 膜が露出している部分を髄鞘という。
5: ランヴィエの絞輪があることで興奮伝搬速度が向上する。
生体をシステムとしてみたときの特徴について誤っているのはどれか。
1: フィードバック制御系を持つ。
2: 広い範囲で入力と出力が比例する。
3: 機能不全の一部を補完する能力がある。
4: 環境からの外乱に適応する能力がある。
5: 学習により性能を向上させることができる。
生体の電気特性で誤っているのはどれか。
a: 神経細胞の活動電位の持続時間は約1秒である。
b: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差に起因する。
c: 脱分極では細胞内の電位が正方向に変化する。
d: β分散は組織の構造に起因する。
e: γ分散はイオンの集散に起因する。
誤っているのはどれか。
1: 神経細胞の活動電位発生にはナトリウムの細胞内流入が関与する。
2: 四肢の運動神経は脊髄の前角から出る。
3: インパルスの伝導速度は有髄線維のほうが無髄線維よりも速い。
4: 正常成人では腱反射が認められない。
5: 興奮性のシナプス小胞からはアセチルコリンが遊離される。
生体組織の受動的な電気特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 細胞内外液中のイオンが関係している。
2: 組織によって異なった値を示す。
3: 分散特性がある。
4: 薄い細胞膜は細胞が大きな静電容量をもつ主因である。
5: 周波数の増加に従い導電率は減少する。
神経細胞の興奮について誤っている組合せはどれか。
1: 跳躍伝導 有髄神経の興奮伝搬
2: 静止電位 細胞内外のイオン濃度差
3: 脱分極 Na イオンの細胞内流入
4: 再分極 静止膜電位への復帰
5: 興奮持続時間 1 秒程度