透析のモニタリングについて正しいのはどれか。
a: 透析液濃度は電導度で測定する。
b: スケルーベッドを除水速度の計測に用いる。
c: 透析器の漏血の検出には紫外線の減衰率を用いる。
d: 透析液の温度測定は1か所で行う。
e: コンソールには自動血圧計を組み込まなければならない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液透析について誤っているのはどれか。
a: 血小板の一部は透析液側へ漏出する。
b: カリウムは血液側へ補給される。
c: アルカリ化剤は血液側へ補給される。
d: 蛋白代謝産物は血液側から除去される。
e: 透析液中の細菌は膜で阻止される。
オンライン血液透析濾過で正しいのはどれか。
1: 透析液とは別にバッグに入った置換液が必要である。
2: 透析困難症とアミロイドーシスに保険適応疾患が限られる。
3: わが国では前希釈法が主流である。
4: エンドトキシン捕捉フィルタは不要である。
5: 血液浄化器には血液透析と同じダイアライザが使用される。
有効面積1.5㎡の透析器を用い、血流量200ml/min、膜間圧力差200mmHgで3分間ECUMを行い120mlの濾液が得られた。限界濾過率(ml/hr/mmHg)として正しいのはどれか。
1: 6
2: 8
3: 12
4: 13.3
5: 20
血液濾過法が通常の血液透析に優る点はどれか。
a: 大量補充液が不要である。
b: 補体を活性化しやすい。
c: 中分子物質の除去効率がよい。
d: 低血圧症例に有利である。
e: 透析困難症例に有利である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
透析液管理で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: 軟水化装置はクロラミンを除去する。
b: 2液混合型では原液を混合した後に希釈する。
c: 活性炭吸着装置は軟水化装置の上流に設置する。
d: 透析液温監視装置は高温による溶血を防止する。
e: エンドトキシンカットフィルタは複数箇所に設置する。
血液透析の導入期にみられる不均衡症候群を予防する対策として誤っているのはどれか。
a: 小さな膜面積のダイアライザを使用する。
b: 高張液を返血側回路から投与する。
c: 透析時間を短くする。
d: 抗凝固薬の投与量を増量する。
e: 血流量を増加させる。
血液流量200ml/minの条件で血液透析を行った。透析開始1時間後、ダイアライザおよび出口のクレアチニン濃度は、それぞれ10.0、4.0mg/dlであった。クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。ただし限界濾過流量は無視できるものとする。
1: 105
2: 110
3: 115
4: 120
5: 125
人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。
a: 内部灌流型の装置である。
b: メインの送脱血回路に直列に組み込む。
c: 疎水性の多孔質中空糸膜を用いる。
d: 透析液を必要とする。
e: 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。
流量が一定の条件下で病因物質の除去速度が最も大きくなるのはどれか。(血液浄化装置)
1: 血液と透析液とを同じ方向に流す。
2: 血液と透析液とを直交させて流す。
3: 血液と透析液とを反対方向に流す。
4: 血液の一部を再循環する。
5: 透析液の一部を再循環する。
血液浄化療法について正しい組合せはどれか。
1: 拡 散:濃度差による溶媒の移動
2: 浸 透:濃度差による溶質の移動
3: 濾 過:圧力差による溶液の移動
4: 吸 着:圧力差による溶質の移動
5: 吸 収:物質間の親和力による物質の移動
血液浄化の原理で誤っているのはどれか。
1: 分泌
2: 拡散
3: 吸着
4: 浸透
5: 限外濾過
血液浄化について誤っているのはどれか。
a: 単針透析法では血流方向に沿って穿刺する。
b: 透析患者のAlP上昇は上皮小体機能亢進症の合併を示唆する。
c: 糖尿病性腎不全患者の血液透析には無糖透析液が用いられる。
d: 重炭酸透析液用の希釈水は酢酸透析用のものに比べて水処理の必要性が低い。
e: 重炭酸透析液作製には通常、2原液希釈法供給装置が用いられる。
血液透析の指標として、他のものと異なる次元をもつのはどれか。
1: クリアランス
2: Kt/V
3: 血流量
4: 透析液流量
5: 総括物質移動面積係数
血液流量200ml/min、透析液流量500ml/minの条件で血液透析を行った。透析開始1時間後、ダイアライザ入口および出口のクレアチニン濃度は、それぞれ10.0、4.0mg/dlであった。クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。ただし限外濾過流量は無視できるものとする。
血漿交換について正しいのはどれか。
1: 二重濾過法の2本目の濾過器により血液成分とアルブミンを分離する。
2: 二重濾過法の1本目の濾過器に入る血液は生理食塩液を用いて希釈する。
3: 二重濾過法では疾患の原因となるグロブリン分画を除去する。
4: 単純濾過法では置換液に濃厚赤血球を用いる。
5: 単純濾過法では抗凝固薬としてヘパリンを用いることはできない。
血液透析中に血圧低下をしばしば認める患者への対応で誤っているのはどれか。
1: 体外限外濾過法(ECUM)を追加する。
2: 透析液ナトリウム濃度を増加させる。
3: 時間除水量を増加させる。
4: 透析液温度を低下させる。
5: 食事からのナトリウム摂取量を減少させる。
腹膜透析について正しいのはどれか。
1: 原理は水圧差による。
2: 透析液のカリウム濃度は1.5~2mEq/Lである。
3: 自動灌流装置によって除水量を制御できる。
4: 腹膜カテーテルはダグラス窩に挿入する。
5: 酸性透析液は生体適合性に問題はない。
血液浄化法について正しいのはどれか。
a: 現在、我が国で行われている血液濾過は前希釈方式を用いている。
b: 血液濾過では中分子物質のクリアランスに比べ小分子物質のクリアランスは大きい。
c: 吸着法では血中コレステロールの除去はできない。
d: 血液吸着で用いられている活性炭では電解質、pHの調整はできない。
e: DFPPではアルブミンの回収ができる。
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