電気メスについて正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 300kHz~5MHzの高周波を使用する。
b: モノポーラ出力では対極板が必要である。
c: 小児の場合は対極板を半分に切って使用する。
d: バイポーラ電極を使用すればモニタ障害が起こらない。
e: 対極板接地形では高周波分流が起こりやすい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
a: 使用する対極板は約10cm2である。
b: スプレー凝固では高周波電流を連続的に流す。
c: ゲルパッド型対極板の電気的特性は静電結合である。
d: バイポーラ電極はマイクロサージェリーで多用される。
e: 出力試験に用いる標準的な負荷抵抗は500Ω前後である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
心電図モニタで感電事故が起こり点検の依頼があった。安全管理担当者がまずとるべき処置として適切なのはどれか。
a: 操作者の操作方法の詳細を調べる。
b: 製造業者へ連絡してすぐ来院するように依頼する。
c: 配電盤を点検する。
d: 同時にその患者に使用していた他のME機器を点検する。
e: 漏れ電流を測定する。
脳波計において単一故障状態はどれか。
1: 電源のオンオフを表示するランプが切れている。
2: 筐体の塗装の一部がはがれて金属がむき出しになっている。
3: 電極リード線が1本断線している。
4: 二重絶縁が二つとも短絡している。
5: 電極リード線に他の機器からの出力電圧がのっている。
医療機器の電気的安全性点検方法について正しいのはどれか。
a: 保護接地線の被覆の色は緑と黄のしま模様である。
b: 接地漏れ電流は電源極性を切り換えて測定し大きい値をとる。
c: 着脱可能な電源コード内の保護接地線の抵抗値は0.2Ω以内である。
d: 患者漏れ電流Iの測定では患者装着部に100Vの電圧をかける。
e: 保護接地線の日常点検はテスタによる導通テストで十分である。
点検項目として適切でないのはどれか。
a: 電気メス :同期感度
b: 除細動器 :高周波漏れ電流
c: ペースメーカ :デマンド感度
d: 心電図モニター :同相除去比
e: 観血式血圧モニター :ステップ応答
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1: 凝固用波形 バースト波
2: 患者の対地インピーダンスの低下 高周波分流
3: バイポーラ方式 微細手術
4: ペースメーカ誤作動 デマンド機構
5: 熱傷 対極板面積過大
医療機器の日常点検項目でないのはどれか。
1: 漏れ電流測定
2: アラーム動作の確認
3: バッテリの残量
4: 外装の目視確認
5: 電源コードのアースピン脱落
心電図モニタの構成部分として適切でないのはどれか。
1: 電極
2: 誘導コード
3: 増幅部
4: 圧トランスデューサ
5: 表示・記録部
心電図テレメータで心電図波形のモニタリングができなくなり、電波異常の表示が出た。原因として考えられないのはどれか。
1: 送信機を装着した患者が病棟から出て行った。
2: 送信機の電池が消耗していた。
3: 受信チャネルの設定を間違えた。
4: 心電図波形の感度設定が低すぎた。
5: 受信アンテナケーブルのコネクタが外れかかっていた。
漏れ電流の単一故障状態として規定されていないのはどれか。
1: CF形装着部を持つ心電計の誘導コードに電源電圧が乗った状態
2: 心電図モニタの電極コードの1本が断線している状態
3: B形装着部を持つ機器の信号出力部に電源電圧が乗った状態
4: 3Pプラグのアースピンが折れている状態
5: 電源ヒューズの1本が断線している状態
非接地配線方式について正しいのはどれが。
a: 絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流は10μA以下である。
b: 絶縁監視装置の表示値が1mAを超えると警報が発生する。
c: 地絡発生時における電源供給の確保が主目的である。
d: 多数のME機器を使用すると絶縁監視装置の警報が発生する可能性がある。
e: 保護接地設備は必要ない。
電気メスについて正しいのはどれか。
a: バイポーラ電極は対極板が必要である。
b: 凝固にはバースト波を用いる。
c: 身体の部分同士の接触が分流熱傷の原因となる。
d: ペースメーカ障害の原因となる。
e: 出力電力の増加に伴い対極板の必要面積は減少する。
病院の電気設備で誤っているのはどれか。
1: 等電位接地はミクロショック防止のシステムである。
2: 非接地配線方式にはアイソレーションモニタが必要である。
3: 非接地配線方式に使用する絶縁変圧器は電源容量が大きいほどよい。
4: ME機器を使う医用室には医用3Pコンセントが必要である。
5: 人工透析室では非接地配線方式が必要である。
電気メスで正しいのはどれか。
1: 300~500kHz帯の電流を用いる。
2: 切開モードでは断続波を用いる。
3: 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
4: 高周波漏れ電流の許容値は500mA以内である。
5: 負荷抵抗10Ωでキャリブレーションする。
a: 利用しているのはグロー放電である。
b: 凝固の出力波形は連続正弦波である。
c: 切開時の搬送波は10kHzである。
d: 高周波非接地形は対極板回路を接地より絶縁している。
e: モノポーラ出力使用時には対極板が必要である。
病院電気設備の安全基準(JIS T 1022)で誤っているのはどれか。
1: 医用接地極の接地抵抗値は10Ω以下を原則とする。
2: 非接地配線方式の電路には絶縁監視装置を設ける。
3: 瞬時特別非常電源の立ち上がり時間は1秒以内である。
4: 非常電源が供給されている医用コンセントは赤色とする。
5: 心臓カテーテル検査室には等電位接地設備を設ける。
医用機器の単一故障状態でないのはどれか。
a: 医用3Pプラグの接地ピンの折損
b: 強化絶縁の絶縁破壊
c: 二重絶縁の同時破壊
d: 信号出力部における外部電圧の出現
e: 機器の電源導線の1本の断線
除細動器の電気的安全性のチェック項目として関係ないのはどれか。
1: アース漏れ電流
2: 電極部漏れ電流
3: 対地漏れパルス電流
4: 対極板コード抵抗
5: アース線抵抗
a: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する。
b: 切開には連続波を使用する。
c: 高酸素環境下ではバイポーラ方式を使用する。
d: 対極板はできるだけ血流の少ない部位に装着する。
e: 負荷抵抗は20kΩで設計されている。
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