第34回ME2午後52問の類似問題

国試第20回午前:第66問

電気メスについて正しいのはどれか。(医用治療機器学)

1: 切開作用には断続波を用いる。

2: 対極板はアクティブ電極である。

3: フローティング形でも分流熱傷は発生する。

4: 神経・筋刺激低減のために出力回路にコイルを挿入している。

5: キャリブレーションには5Ωの負荷抵抗を用いる。

国試第30回午前:第44問

正しいのはどれか。

a: 2.4GHzの電磁波は非電離放射線である。

b: 携帯電話で使用される周波数は約500 kHzである。

c: 小電力医用テレメータは出力が規定値以内であれば任意の周波数を用いてよい。

d: 心電計に電磁障害が起きると患者測定電流が増加する。

e: 電気メス使用時は心臓ペースメーカを固定レートにする。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第54問

脳波計測について正しいのはどれか。

1: 脳波計の入力インピーダンスは約1kΩである。

2: シールドルームの目的は地磁気の遮断である。

3: 針電極は皿電極より電極インピーダンスが高い。

4: 電極のインピーダンスが高いと雑音を誘導しやすい。

5: 電極の頭皮上の配置を誤ると感電事故につながる。

国試第13回午前:第66問

体外式除細動器について誤っているのはどれか。

1: 電極回路の一方が接地されている。

2: 成人用電極の最小面積は50cm2に規定されている。

3: 心室細動の除去には150~400Jのエネルギーを使用する。

4: 心房細動の除去にはR波に同期して通電する。

5: 心房細動の除去には50~150Jのエネルギーを使用する。

国試第14回午前:第67問

除細動器について正しいのはどれか。

a: 出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗(無誘導)を用いる。

b: 出力電流波形は20ms以上長く尾を引くパルスがよい。

c: 有効に除細動が行われた場合はパドルを接触させた皮膚に熱傷ができる。

d: 心房細動の除去はR波同期で行う。

e: 出力端子と接地問の静電容量によって高周波分流が起こる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第83問

正しいのはどれか。

1: 細胞膜は直流電流を通しにくい。

2: 生体組織の導電率は周波数に反比例する。

3: 比誘電率の大きさは生体組織の種類に依存しない。

4: 細胞外液は細胞内液よりカリウムイオンを多く含む。

5: 興奮していない細胞内の電位は細胞外に対して正である。

国試第18回午前:第78問

エネルギーの生体作用について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

1: 皮膚に対する熱作用効果は高周波電磁波の方が超音波より低い。

2: 生殖細胞に対する超音波の安全限界は10mW/cm2である。

3: 熱傷を起こす温度は患者短時間接触のとき、43°Cである。

4: 眼障害に対する高周波電磁波の安全限界は100mW /cm2である。

5: ミクロショックで心室細動を起こす低周波電流は10μAである。

国試第15回午前:第66問

体内式心臓ペースメーカで正しいのはどれか。

1: 単極刺激方式の本体は負極である。

2: 単極刺激方式の刺激電極は左心室に留置する。

3: 双極刺激方式の関電極と不関電極との間隔は約1mmである。

4: DDDでは刺激電極を心室と心房とに留置する。

5: VVIではファイティングが起こる。

ME2第30回午前:第56問

電気メスのメス先電極を組織と接触させて0.5秒間通電したところ、メス先の組織で1.0kJのジュール熱が発生した。電極部組織抵抗を500Ωとしたとき、流れた高周波電流は何Aか。

1: 0.25

2: 0.5

3: 1.0

4: 2.0

5: 2.5

ME2第29回午後:第22問

図は電気生理学的検査で得られた心電図記録である。刺激レート[回/分]はおよそいくらか。ただし、記録速度は25mm/sである。

img11205-22-0

1: 30

2: 60

3: 90

4: 120

5: 150

国試第21回午前:第67問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する。

b: 切開には連続波を使用する。

c: 高酸素環境下ではバイポーラ方式を使用する。

d: 対極板はできるだけ血流の少ない部位に装着する。

e: 負荷抵抗は20kΩで設計されている。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第81問

医用電気機器の漏れ電流測定回路は図に示すようにJISで指定されているが、その抵抗RとコンデンサCの役割はどれか。

4PM81-0

1: 漏れ電流波形の平滑化する。

2: 人体の血液インピーダンスを等価的に模擬する。

3: 衝撃的漏れ電流から高感度電圧計を保護する。

4: 人体の電撃に対する反応閾値の周波数特性を模擬する。

5: 医用電気機器からの不要高周波成分を除去する。

国試第2回午後:第16問

50Ωの抵抗に周波数100Hz、実効値1.0Aの正弦波交流電流を流した。正しいのはどれか。

a: 電流の最大値は約0.71Aである。

b: 抵抗両端の電圧の実効値は約35Vである。

c: 抵抗両端の電圧の最大値は約71Vである。

d: 50Wの電力が消費される。

e: 毎秒、約71Jの電気エネルギーが熱に変わる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第29回午前:第34問

除細動器について正しいのはどれか。

a: 洞不全症候群は適応症である。

b: 成人の体外通電では500 J から開始する。

c: 成人の体外通電では面積50 cm2 以上の電極を使用する。

d: ICD は右室を刺激する。

e: ICD の通電出力は500 J である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第7回午後:第6問

50Ωの抵抗に周波数100Hz、実効値1.0Aの正弦波交流電流を流した。正しいのはどれか。

a: 電流の最大値は約0.71Aである。

b: 抵抗両端の電圧の実効値は約35Vである。

c: 抵抗両端の電圧の最大値は約71Vである。

d: 50Wの電力が消費される。

e: 毎秒、約71Jの電気エネルギーが熱に変わる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第30回午前:第45問

図のように、テレメータ心電図モニタで心電図をモニタしていた。このテレメータの入力回路の入力インピーダンスは10MΩで、両電極の生体接触インピーダンスはそれぞれ50kΩであった。このテレメータの電極リード差込口に生理食塩液が垂れて、差込口間の抵抗が20kΩになった。この場合、受診モニタで観測されるR波の大きさは本来の大きさのおよそ何%になるか。

img11206-45-0

1: 120

2: 40

3: 20

4: 17

5: 0.2

国試第7回午前:第81問

心電計について正しいのはどれか。

a: 臓の活動に伴う電気現象を計測する装置である。

b: 差動増幅器が使われている。

c: 標準記録条件は紙送り速度25mm/s、感度10mm/mVである。

d: ホルタ心電計は心起電力をベクトルとして記録する。

e: His束心電計はBF型である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第64問

生体物性について誤っているのはどれか。

1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。

2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。

3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。

4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。

5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。

国試第4回午前:第62問

誤っているのはどれか。

1: 電流密度が小さいと生体は導電体であると同時に誘電体とみなされる。

2: 電流密度が小さいと細胞膜は絶縁体、細胞内外液は導電体とみなされる。

3: 電流密度が大きいと神経細胞や筋細胞は興奮現象を生じる。

4: 直流では電流密度と導電率との積は電界の強さを表す。

5: 生体では周波数が増加するにしたがって導電率が増加し誘電率が減少する。

ME2第38回午後:第28問

植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。

1: 刺激電極面積を大きくすると刺激閾値は小さくなる。

2: 出力パルス幅は0.5s程度である。

3: シングルチャンバペースメーカはAVディレイを設定する必要がある。

4: リード被膜が破損するとリード抵抗が小さくなる。

5: 双極リードはペースメーカ本体を不関電極とする。