人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。
a: 内部灌流型の装置である。
b: メインの送脱血回路に直列に組み込む。
c: 疎水性の多孔質中空糸膜を用いる。
d: 透析液を必要とする。
e: 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
自発呼吸を維持する換気法はどれか。(人工呼吸療法)
a: 高頻度換気(HFV)
b: 間欠的強制換気(IMV)
c: 持続的気道陽圧(CPAP)
d: 圧支持換気(PSV)
e: 逆比換気(IRV)
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工呼吸器離脱が可能な状態として正しいのはどれか。
1: 動脈血pH7.20
2: PaO240mmHg(FIO20.21)
3: PaCO245mmHg
4: 1回換気量4mL/kg
5: 呼吸回数40/分
人工呼吸中の気管吸引で正しいのはどれか。
1: 1時間おきに施行する。
2: 吸引カテーテルは気管支まで進めないようにする。
3: 30秒以上かけて吸引する。
4: 吸引圧は300mmHg (39.9kPa)以上とする。
5: 吸引時にピストン運動を行う。
人工呼吸器の定期点検項目でないのはどれか。
1: 二酸化炭素吸収能
2: 換気量
3: 吸気時間
4: トリガ感度
5: 一時警報消音機能
人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策として正しいのはどれか。
a: 約8時間ごとに口腔ケアを行う。
b: 人工呼吸器回路を毎日交換する。
c: 体動防止のため過鎮静にする。
d: 患者を仰臥位で管理する。
e: 人工呼吸器から離脱できるかどうか、毎日評価する。
正しいのはどれか。
a: 通常の人工呼吸ではI:E比は1:1ある。
b: IRVではI:E比を1:2にする。
c: IRVはコンプライアンスの低下症例に適応がある。
d: IRVはARDSに適応がある。
e: IRVは慢性肺気腫に適応がある。
人工心肺の適正灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)
1: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。
2: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べて多い。
3: 常温体外循環では低体温体外循環と比べて灌流量を低く設定する。
4: 平均大動脈圧を60~80mmHgに維持する。
5: 混合静脈血酸素飽和度70%を目標に灌流量を調節する。
在宅での非侵襲的陽圧換気(NPPV)について正しいのはどれか。
a: 気管切開孔に接続して用いる。
b: 喀痰量が多くても用いることができる。
c: 対象疾患として慢性閉塞性肺疾患(COPD)が最も多い。
d: 重度の睡眠時無呼吸症候群では用いられる。
e: 1 万例以上の症例において用いられている。
気管挿管下での陽圧換気による影響で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
1: 体温上昇
2: 頭蓋内圧亢進
3: 気道クリアランス増加
4: 心拍出量増加
5: 尿量増加
人工心肺中に脱血回路の酸素飽和良が低下した。(生体機能代行装置学)原因として考えられないのはどれか。
1: 送血流量の不足
2: 過度の血液希釈
3: 体温の低下
4: 生体肺の機能不全
5: 吹送ガス酸素濃度の低下
人工呼吸管理でPa CO2上昇の原因となるのはどれか。
a: 吸気酸素濃度の減少
b: 吸気回路のリーク
c: 呼気弁の故障
d: 肺胞死腔の増加
e: PEEPの負荷
人工呼吸器の使用前点検について誤っているのはどれか。
1: リークテストは人工呼吸器の自己診断機能を活用する。
2: テスト肺を用いてトリガ感度を確認する。
3: テスト肺を外してアラームが鳴ることを確認する。
4: 電源プラグを引き抜いてバックアップ電源で動作することを確認する。
5: 加温加湿器に適量の生理食塩液を入れる。
人工呼吸からのウィーニング開始基準で正しいのはどれか。
a: 動脈血酸素分圧(PaO2)≧80mmHg(吸気酸素濃度=40%)
b: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)≦50mmHg
c: 肺内シャント率≦25%
d: 最大吸気圧≦-10cmH2O
e: 1回換気量≧5ml/kg
人工呼吸について誤っているのはどれか。
1: PEEPの陽圧は通常5~10cmH2Oである。
2: CPAPは自発呼吸患者に一定の気道内圧をかける様式である。
3: SIMVは自発呼吸のある患者に用いられる。
4: PEEPの副作用として心拍出量低下がある。
5: プレッシャーサポートとは自発呼気に合わせて陰圧を加えることである。
人工鼻の短所はどれか。
a: うつ熱
b: 過剰加湿
c: 死腔の増加
d: 呼吸抵抗の増加
e: 人工呼吸器関連肺炎の増加
人工心肺装置の熱交換器で血液に伝える熱量に影響を与えるのはどれか。
a: 接触面積
b: 回路内圧
c: pH
d: 温度差
e: 接触時間
人工心肺後の復温に要する時間に影響しないのはどれか。
1: 熱交換器の性能
2: 送血流量
3: 血液ガス分圧
4: 患者体重
5: 送水ポンプ流量
人工心肺装置の目的と構成機器との組合せで正しいのはどれか。
a: 出血の回収 血液吸引ポンプ
b: 静脈血の酸素加 人工肺
c: 肺循環の維持 血液ポンプ
d: 余剰水分の排出 ベントポンプ
e: 貯血槽内の微小気泡除去 動脈フィルタ
カプノメトリについて誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧の近似値が得られる。
b: 二酸化炭素呼出曲線開始時点と呼気開始とが一致する。
c: サイドストリーム型のガスサンプル量は約1L/分である。
d: 二酸化炭素の赤外線吸収原理を利用している。
e: 呼気終末二酸化炭素分圧は肺胞換気量に反比例する。
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