第3回国試午後35問の類似問題

国試第2回午後:第42問

人工心肺の操作中に誤って空気を動脈内に送った場合の処置として正しいのはどれか。

a: 送血ポンプを逆回転する。

b: 送血ポンプを停止する。

c: 患者の頭部を低くする。

d: 逆行性の上大静脈送血をする。

e: 患者の体温を上げる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午前:第69問

人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。

1: 血糖値が低下する。

2: 血小板数が減少する。

3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。

4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。

5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。

国試第35回午前:第72問

人工心肺を用いた成人体外循環における完全体外循環中の至適灌流量、至適灌流圧について正しいのはどれか。 

1: 正常生体血液循環量の3.0L/min/m2と同量を維持する必要がある。 

2: 常温体外循環では灌流量を高めに設定する必要がある。 

3: 腎機能低下例では灌流量を低めに設定する必要がある。 

4: 体表面積当たりの至適灌流量は乳幼児より大きくなる。 

5: 灌流圧は平均大動脈圧で100mmHgを下回らないことが重要である。 

国試第28回午後:第72問

人工心肺による体外循環中の操作について誤っているのはどれか。

a: 平均動脈圧を 60~80 mmHg に維持する。

b: 混合静脈血酸素飽和度を 70 % 以上に維持する。

c: ACT (activatclotting time)を 200~300 秒 に維持する。

d: 復温時の送血温と脱血温の差を 10°C 以上に維持する。

e: プロタミンはヘパリン初期投与量の 3~5 倍 を投与する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午後:第56問

人工心肺装置の基本的構成に含まれないのはどれか。

1: 貯血槽

2: 人工肺

3: 熱交換器

4: 加湿器

5: 血液ポンプ

国試第21回午後:第56問

人工心肺による体外循環中のトラブル対応として誤っている組合せはどれか。

a: 膜型肺における血栓形成 ― ヘパリン投与

b: 膜型肺ガス出口からの血漿漏出 ― 人工肺交換

c: 血液ポンプの停止 ― 手動式ハンドルによる循環維持

d: 送血回路内への大量の空気混入 ― 送血停止

e: 熱交換器の温水への血液混入 ― 温水の温度調節

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第30回午後:第72問

乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無輸血体外循環が容易である。

b: 体重1 kg 当たりの適正灌流量が少ない。

c: 目標灌流圧が低い。

d: 体液バランスの不均衡が生じやすい。

e: 急速な冷却が望ましい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午後:第50問

人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。

1: 過度の吸引

2: 送血カニューレにおけるジェットの形成

3: 熱交換器における加熱のしすぎ

4: 使用血液の血液型不適合

5: 等張電解質溶液による過剰の血液希釈

国試第28回午後:第73問

人工心肺による体外循環中の操作で正しいのはどれか。

1: PaCO2 を下げるには人工肺に送入するガスの酸素濃度を高める。

2: 速やかな加温のためには送血温を 4まで上昇させる。

3: 脱血不良時には まで落差を大きくする。

4: チアノーゼ性心疾患の手術時には脱血量よりも送血量を少なくする。

5: 人工心肺離脱開始時には最初に送血量を減少させる。

国試第24回午後:第71問

人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: 血液希釈によって膠質浸透圧は低下する。

b: 成人の体表面積あたりの灌流量は小児よりも多い。

c: 低体温によって末梢血管抵抗は低下する。

d: 心停止液にはCa2+を用いる。

e: プロタミンはヘパリン初期投与量の1~1.5倍を投与する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第71問

人工心肺の操作で誤っているのはどれか。

1: PaO2は吹送ガス濃度の増減で調整する。

2: 至適灌流量で体外循環を開始する。

3: 大動脈遮断時には一時的に送血流量を下げる。

4: 心腔内圧の減圧はベント吸引によって行う。

5: 離脱開始時には最初に脱血量を減少させる。

国試第26回午後:第70問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

1: 血液希釈によって溶血量は増加する。

2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。

3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。

4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。

5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。

国試第2回午後:第38問

人工心肺のローラポンプのオクルージョン調整時における適切な落差はどれか。

1: 0.5m

2: 1.0m

3: 1.5m

4: 2.0m

5: 2.5m

国試第7回午後:第44問

人工心肺による低体温での体外循環について誤っているのはどれか。

a: 組織の酸素需要は減少する。

b: 組織での酸素授受がよくなる。

c: 血液の粘度が低下する。

d: 血液の凝固能が変化する。

e: 酸素解離曲線が左方に移動する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午後:第35問

輸血のため血液加温器で血液温を制御する。血液加温器出口における血液温を制御量とすると、外乱にならないのはどれか。

1: 患者の体温

2: 室 温

3: 血液バック内の血液温

4: 輸血速度

5: 温度センサの誤差

国試第10回午後:第47問

人工心肺について正しいのはどれか。

a: 抗凝固剤としてヘパリンを用いる。

b: 送血カニューレの不適切な固定は動脈回路内圧の異常の原因になる。

c: 加温器の温水の温度が高いほど溶血が少ない。

d: 動脈送血用カニューレが細いと血管内で流れが乱れない。

e: ローラ圧迫度が強すぎると溶血が起こる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第49問

人工心肺による常温下での体外循環において、単位体表面積当りの潅流量[L/(min・m2)]として適切なのはどれか。

1: 0.5~1.0

2: 1.0~2.0

3: 2.0~3.0

4: 3.0~4.0

5: 4.0~5.0

国試第28回午前:第74問

人工心肺による体外循環中の溶血の直接的原因とならないのはどれか。

1: 大量吸引の持続

2: 脱血不良

3: 異型輸血

4: 血液希釈

5: 過度の加温

国試第8回午後:第37問

人工肺を交換する要件として誤っているはどれか。

1: 酸素加能の低下

2: 血栓形成

3: 除泡能の低下

4: 熱交換器の過加熱

5: 酸素回路の破れ

国試第17回午後:第53問

人工心肺による体外循環中のトラブル対応として誤っている組み合わせはどれか。

1: 停電による人工心肺装置の停止 手動によるポンプ操作

2: 人工肺のガス交換能低下 人工肺の交換

3: 熱交換器の水漏れ 冷温水槽の交換

4: 血液回路の破損 回路の交換

5: 脱血カニューレの脱落 送血ポンプの停止