酸素療法について正しいのはどれか。
a: 病態により動脈血酸素分圧(PaO2)の目標値は異なる。
b: ベンチュリーマスクは吸気酸素濃度を調節できる。
c: ベンチュリーマスク使用時には酸素の流量を少なくする。
d: 吸気酸素濃度は機器によらず50%以上にできる。
e: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が高い場合は低い酸素濃度から換気を開始する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
末梢組織への酸素運搬を大きく改善する変化はどれか。(人工呼吸療法)
a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dlになった。
b: 心拍出量が3.55L/分から5l/分になった。
c: P aO2が90mmHgから130mmHgになった。
d: P aCO2が30mmHgから40mmHgになった。
e: 動脈血ヘモグロビン酸素飽和度が75%から90%になった。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理について正しいのはどれか。
1: ワルファリン内服患者ではカニュレーション開始前のヘパリン投与は不要である。
2: 完全体外循環中にACTが600秒以上になった場合には少量のプロタミンを投与する。
3: 人工心肺離脱後のプロタミン投与時には心機能は良好であっても血圧低下に注意する。
4: 人工心肺離脱後の送血カニューレの抜去はプロタミン投与後に行う。
5: 人工心肺離脱後はプロタミン投与後も吸引ポンプで出血を回収し使用血液量の節減に努める。
肺におけるガス交換について正しいのはどれか。
a: 換気血流比の不均等分布はPaO2を低下させる原因となる。
b: 肺胞気動脈血酸素分圧較差は吸気酸素濃度を変えても一定値を保つ。
c: シャント率50%の患者の純酸素吸入時のPaO2は約380mmHgである。
d: 吸入気の酸素濃度を徐々に低下させるとPaCO2は徐々に上昇する。
e: 分時換気量が一定のとき肺胞死腔が増加するとPaCO2は上昇する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e